吉岡 秀隆さんのこと(3)
- 2020/10/27
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「寅さん」は、僕の大好きな映画の一つだ。全48作のDVDも持っている。寅さんの映画が始まった頃の記憶がある。高校時代の友人だったI君の家を訪ねたときのことだ。I君は、例のN会のメンバーの一人だ。当時はI君のお母さんもお元気で、久しぶりに訪ねてきた僕に、元気だった、どうしていたの、と聞かれた。その会話のなかで、僕が、寅さんの映画を見ました、と言った記憶がある。どうして、そのシーンだけが、切り取られたように、...
二人のデュエット(2)
- 2020/04/22
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同じようなことを4年くらい前にもやっていた。そしてそれは見つかったのだ。だけど、その映画の中のシーンは、YouTubeからは削除されている。今、そのシーンを見ようとすると、2つのYouTubeの動画がある。一つ目は、Truly Madly Deeply Official Trailer #1 - Bill Paterson Movie (1990) HD2つ目は、亡くなったアラン・リックマンを忍ぶ番組だ。その初めのところに映画のシーンが出てくる。この動画は、BBCから提供されているよ...
魚が出てきた日
- 2017/02/22
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学生の頃、ニューヨークに2ヶ月ほど、居たことがある。当時は、商社勤務の父が、アメリカに駐在していた。夏休みに家に帰る。たまたま家がニューヨークだったということになる。初めてのニューヨークは、刺激的だった。マンハッタンに出ていく。道を歩いていると、見知らぬ人が、平気で道を尋ねてくる。日本では考えられないことである。「ニューヨークは、アメリカではない」なんて、海外生活の長い父は、言っていた。半分は、言...
「愛しい人が眠るまで」
- 2016/12/07
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アラン・リックマンが映画のなかで「太陽はもう輝かない」を歌っている映画。日本語題名は、「愛しい人が眠るまで」。原題は「Truly, Madly, Deeply」という。これは映画の中の二人の会話の中から取ってきたものである。二―ナとジェイミーの会話。ジェイミーがアラン・リックマンだ。Nina: I love you.(あなたを愛してる)Jamie: I love you.(君を愛してる)Nina: I really love you.(本当にあなたを愛してる)Jamie: I...
遠くの空に深くお辞儀をする
- 2016/03/04
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海外出張に、僕の勘違いでホテルで働いている女性に疑いをかけてしまった。日本に帰ってから、数年も経ってから、僕の誤解に気がつき、女性たちにお詫びのお辞儀をした。このことを書いていて、急に思い出した。それは寅さんの映画である。そのときのマドンナは、太地喜和子だ。色っぽい女優だ。その映画では、赤とんぼで有名な播州竜野の芸者役だった。男に騙されて、お金をとられてしまう。寅さんは、有名な日本画の作家、宇野重...