刑事コロンボのかみさん
- 2019/03/25
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ピーター・フォーク演じる”刑事コロンボ“。毎回、セリフのなかに登場する、「うちのかみさんが」という言葉。でも、その“かみさん”は、画面に姿を現すことはない。誰もが、どんな女性だろうと想像するのだが、コロンボの言葉から想像するしかないのだ。久しぶりに、大学の先生の最終講義に参加した。以前参加したときは、仕事でお付き合いのあった先生で、僕がこのブログでも紹介していたM先生だ。僕としてはビジネスにつながるこ...
僕の先生(2)
- 2016/12/20
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中学、高校では6年間同じ先生が担任だった。H先生と言う。英語の先生だ。H先生は、確か東北地方の出身だったが、仕事を始めてから関西に来られたようだ。大学も関西だったかどうかは、分からない。教師一筋だったので、関西はかなりの期間、住んでおられたが、関西にはそれほどなじんでいるとは思えなかった。「関西で、ぜひうちの家にお越しください、と言われても、決しては行ってはいけません。それは単なる社交辞令で、心の底...
お絵かきの先生
- 2016/01/02
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小学校の低学年の頃だ。家の近くで、お絵かき教室があった。いまならさしずめヤマハ音楽教室の絵画版のようなものだ。お絵かき教室の先生は、本職は画家である。水彩画のプロということになる。小磯良平に師事と略歴にはある。近所のお絵かき教室だけではなく、自宅でもいろいろな人に絵画を教えていた。残念ながら僕は当時、お絵かき教室で指導された内容は、全く覚えていない。ただ、大きな明るい声で話をされる先生だったことだ...
日本史のT先生(2)
- 2015/12/19
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以前ブログにも日本史よりも世界史が好きだと書いている。僕が世界史を好きになったのは、中学で受けた授業のせいかもしれない。中学では世界史の授業はなかった。日本史の授業があったのだが、それが不運にも古墳や石器で始まったのが、日本史にとっては不利になった。もし、戦国時代くらいから日本史が始まっていたら、きっと僕は日本史のほうが好きになっていたに違いない。歴史小説は、仕事を始めてからだけど、結構読んでいる...
日本史のT先生(1)
- 2015/12/18
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中学生のころだ。1月の初め、3学期の授業が始まる。日本史のT先生が教室に入ってくる。縄文式土器や弥生式土器が一番の得意分野の先生だ。多くの中学生には理解しにくい、面白くないテーマである。当時は、古墳や土器を発掘するという作業が、とんでもなく退屈だと思っていた。それを研究テーマにしているT先生である。いつも難しい顔をして、楽しくない授業をされる。その日本史のT先生が、今日はいつも以上に機嫌が悪いのか、暗...