盛岡にて(12)
- 2017/05/06
- 00:00

盛岡の一番の繁華街と思われるところを歩いて行く。ここを出たところに、来た日の夕方に入ったコンビニがある。そのコンビニを通り過ぎると、これも初日に見た学校が出てくる。あの日の学校の桜は、まだまだ咲いていなかった。それが今日見ると、結構桜色が木の中に広がっている。わずか2日間なのに、随分と変わったものである。桜、恐るべし。学校の前を通って、初日に泊まったホテルまでやってくる。盛岡駅までは、もう少しだ。...
盛岡にて(11)
- 2017/05/05
- 00:00

盛岡城跡を出て、県庁のほうに戻る。ため池のようなところの周りに、桜の並木がある。ここの桜は満開である。その割には、見に来ている人は少ない。一組の若い夫婦が、小さな子供をバギーに乗せて歩いている。子供に見せたい場所であるのは確かだ。桜並木としては短い距離だが、オフィス街とも言えるところに、このような桜を見られるのは、心を温かくする。高松公園、岩割桜、盛岡城跡と3つの桜の見どころと言われるところを、短...
盛岡にて(10)
- 2017/05/04
- 00:00

岩割桜の裁判所を出て、舗道を歩いて行く。岩手県庁のビルになる。道に面したところに、ラグビーワールドカップの開催までのカウントダウンの電光掲示板がある。ラグビーワールドカップは、東京オリンピックの前の年、2019年の開催だ。日本列島の複数の街で試合が開催される。岩手県と言えば、日本選手権7連覇の新日鐵釜石の県である。さすがにラグビーに対する熱の入れ方が違う。だが、考えて見ると、兵庫県にも日本選手権7連覇...
盛岡にて(9)
- 2017/05/03
- 00:00

昼間の岩割桜に出会う。周りの人の数は、当然昼間より多い。ほとんどの人が写真を撮っている。聞こえてくる言葉も、日本語以外が多い。夜の岩割桜は、着飾った貴婦人のようだ。見方を変えると、バーにいるドレスを着た、セクシーな女性だ。昼間の岩割桜は、着物を着て、かいがいしく仕事をしている農家の女性だ。岩から出ている幹が、しっかりと地に足をつけた太い脚のようだ。男性から見ると、両方を求めているのかもしれない。こ...
盛岡にて(8)
- 2017/05/02
- 00:00

ところが、通りをバスが走ってきた。行き先を見ると、知らない地名もあるが、盛岡駅という名前がある。盛岡駅を経由して、どこか知らないところが終着駅ということだろう。とにかく、ここで待っていても先が見えないので、バス停留所まで走って行って、飛び乗ることにした。どういうルートでどこへ行くのか、良く分かっていないが、だいだい方向としては合っているだろうと信じる。バスの中は、半分くらいの席が埋まっている。一番...
盛岡にて(7)
- 2017/05/01
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バスが盛岡駅に着いた。まず荷物を預ける場所を探す。コインロッカーが駅ビルの中に見つかる。ところがサイズが小さい。コロコロは結構大きいのだ。大きな荷物用のロッカーが、ここにはない。必ず大きなサイズ用のコインロッカーがあるはずだ。さらに探し続けると、ちょうど反対側に、新しいタイプのコインロッカーがある。コインも使えるが、ICカードでも使えるタイプだ。ロッカーの鍵を持ち歩くのではなく、バーコード付きの紙が...