最期の言葉
- 2017/12/31
- 00:00

今年、11月に父が逝った。水曜日の深夜のことだ。数日前から、かなり容態が悪くなっていた。毎日、父のもとには顔を出していた。担当の医師は、後2週間くらいということを言っていた。それを聞いてから、3日目のことだった。最後は急いで駆け足で去ってしまった。いつもは週末に顔を出していたので、土曜日、日曜日に続いて、月曜日に顔を出したときに、父は驚いたのだろうか。「今日は月曜日だね」と、聞いてきた。「そうだよ。...
居眠り
- 2017/12/30
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神戸でポートライナーに乗っている。ついうとうとしてしまった。乗り越しである。気が付くと、終点の神戸空港が目の前である。幸い、時間に余裕があったので、仕事の上では問題はなかった。それよりも、ここから見える海の景色に惹きつけられる。遠くに鳴門大橋がかすかに見える。あの橋を渡ると、淡路島である。来年は、もう一度、高田屋嘉兵衛の記念館に行ってみよう。電車のなかの居眠りも、たまにはいいものだ。...
神戸のクリスマス
- 2017/12/29
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ちょうど12月25日の夜は、神戸で仕事だった。5回の講習会の最終日で、終わった後に、軽い懇親会をやる。それほど長い時間ではない。懇親会の後、三宮に戻ると、駅前の広場には、クリスマスらしいライトアップがあった。神戸でのライトアップと言えば、ルミナリエが有名だが、遠い昔に一度行った記憶がある。始まった年か、2年目だった。話のネタに行ってみようというノリだった。やたらと長い行列で、ほこりぽかったことを覚えてい...
12月の木蓮
- 2017/12/28
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オフィスの前の道路の街路樹は、木蓮。早い春の時期に見事な白い花をつける。咲いている時期はほんのわずかな期間だ。1週間か長くて2週間。雨でも降ろうものなら、その時間も短くなる。いままでは、咲いている時だけに目をやっていた。それが毎年、見ていると、段々と咲いていない時期でも、見るようになる。夏の暑いときでも、立派な葉をつけているのだ。12月の終わり。今年も残りわずかとなる。カウントダウンが始まるときに、木...
長瀬の町(7)
- 2017/12/27
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近畿大学へ到着。いよいよキャンパスの中へ入っていく。門を入ると言っても、建物の下を通り抜けるので、門を通るという感覚はない。ここは西門という。キャンパスマップを見ると、西門以外に南門、南東門、東門がある。正門というのはない。大学の横にある、高校、中学の2つの正門が東の端にあるが、大学の正門というのはないのだ。通り抜けたのが18号館で、その前に見えるのが、旧大学本館である。大学のキャンパスマップは、い...
長瀬の町(6)
- 2017/12/26
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ブラジルコーヒー屋の手前にある”松屋”。これは他でもよく目にする店だ。もう1軒、”まつや”がある。こちらは横文字だ。らあめん屋さん。替え玉無料というのは、すごいサービスではないだろうか。汁はないけど、ラーメンの玉の追加はありということだろうか。学生の頃、流しそうめん食べ放題というのに、勇んで、友人と乗り込んだが、そうめんはいくらでも追加はできるのだが、出汁の追加は有料と聞いて、がっかりしたことがある。...
長瀬の町(5)
- 2017/12/25
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結構昔からあると思われる本屋さん。最近では、どこでもこのような本屋を見ることは難しくなってきている。頑張っておられるのだ。Egg Waffleを売っているお店。見るからにうまそうだ。大学に近づく食事の店が増えてくるようだ。鉄板焼きのお店と、麺のお店。焼きマンとは、なにの店だろう。隣の家には、普通に表札が出ている。個人のお宅のようだ。喫茶店ブラジルの向こうに、ようやく大学の門がどっしりと構えているのが、はっ...
長瀬の町(4)
- 2017/12/24
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気をつけないと見落としそうな、麻雀屋さん。最近は麻雀をする学生も減ったのだろう。寂しげだ。学生のころは、教室に来ないで、大学の近くの雀荘に入り浸っていた豪快な奴も多かったものだ。昔の話だ。文房具屋さん。看板がアルファベットだ。 Bunguと書いてある。典型的な喫茶店。This is a typical cafe around the campus.花屋さん。このときは、3月の中頃だった。これからここに薬局屋さんができるのだろうか。きっと今頃は...
長瀬の町(3)
- 2017/12/23
- 00:00

きっと昔からある、タバコ屋さん。でももともとは、ハンコ屋さんだったのだろう。はん・ゴム印・名刺とある。多角経営だ。学生向けの不動産屋さん。箕面ビールというのがあるとは、知らなかった。でも東大阪に大阪の北にある箕面とは、どういう関係なのだろう。店の中に入って、聞いてみないと分からないね。近大前商店街と書いてある。そのままではないか。ひねっていない。古本屋さん。昔からあるのだろう。最近では大型の古本屋...
長瀬の町(2)
- 2017/12/22
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長瀬の町を歩いていく。行先は、近畿大学である。この場合、長瀬の街ではない。長瀬の町と書く方が、なぜかぴったりとしている。古い昔からの町並みなのだ。まなびや通りとある。確かに、学びやの道は、大学へ通じる。歩いている人は、当然のことながら、学生が多い。携帯屋さんもある。駅前の銀行は、りそな銀行。駅前には、不動産屋。定番だ。新しいマンションがある。ワンルームのようだ。商店街を車が平気で走っていく。これは...