キャンパスの紅葉
- 2019/12/09
- 00:00

今年の冬は来るのが遅い。いつもより寒くなるのが遅くなっているが、これも温暖化の流れだろうか。紅葉のシーズンが遅くなっているはずだが、紅葉そのものは、例年より綺麗なような気がする。紅葉の名所に行くわけでもないが、日常生活の中で目にする紅葉の色が違う。はっとすることがある。京都大学に久しぶりに入った。仕事が終わって、門に向かって、歩いていく。たわいもない話をしながら、歩を進める。目の前に見える門に向か...
阪急電車15分の奇跡(4)
- 2019/12/08
- 00:00

僕は、持っているつり革を、さらに奥のほうに移動する。列車の連結部に近いところに立つことになる。このほうが立ち位置としては、何となく居心地がよい。この特急は、西宮北口を出ると、次の駅の十三までは止まらない。十三を出ると5分も走れば、終点の梅田である。西宮北口と十三間の10分が、特急電車がいくつもの駅を止まらずに、特急らしさを出す区間だ。席を立った女性が、「次降りますから」というのは、時間的にも距離的に...
阪急電車15分の奇跡(3)
- 2019/12/07
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予定とおり、10時15分ごろには歯科医を出て、駅へ急ぐ。予定の電車に乗る。各停で行っても間に合うのだが、念のため特急に乗る。各停で座って、PCを広げて、メールやらの処理をするのもいいのだが、今日は、座らずに立ったまま梅田まで行くことにする。特急は、それほど混んでないが、やはり座ることはできない。座っている人が5人いると、その前には4人がつり革をもって、立っている。扉から奥の方に入っていく。僕が一番奥から2...
阪急電車15分の奇跡(2)
- 2019/12/06
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予約制である。3か月先の都合のよい時間の予約を入れておく。朝一の予約が都合がよいので、9時半からの予約を入れる。いつもぎりぎりに入るのだが、今日は午前中に仕事が入ってしまった。予約を変更するのも面倒なので、10時半に電車に乗れば、間に合うようにスケジュールを考えた。この歯科には、個室が5つくらいある。診察台は、各個室にひとつずつだ。歯の点検やクリーニングは、歯科衛生技師の女性がやってくれる。医師の夫婦...
阪急電車15分の奇跡(1)
- 2019/12/05
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今日は3か月おきの歯科医の定期健診の日だ。西宮北口駅から徒歩5分程のところに数年前に開業した歯科医院に通っている。初めて行ったときも、虫歯が痛いとか、どこかを治療しなければいけないという状況ではなかった。しばらく歯の掃除をしていなかったので、診てもらうために行ったのである。歯医者への通院は、いままではどこかが痛くなってから、ということでないと、行かなかったのであるが、このときは、久しぶりの歯垢除去を...
ぷかぷか(8)
- 2019/12/04
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披露宴は予想以上に長くなった。帰りの新幹線に間に合うために、小走りに駅まで向かった。駅に着く前に、周りの写真を撮る。後で分かったのだけど、引き出物と一緒に、お祝い袋を渡された。新幹線の費用がちゃんとはいっていた。何十年振りかの桜木町。今度来ることはあるだろうか。学生時代に1年間だけ住んでいた、あの丘の向こうに、今度行ってみようか。今は、あの土地に3件の建売が立ったらしい。あの小さな池も、藤棚もなくな...
ぷかぷか(7)
- 2019/12/03
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今日のスピーチは、主賓と乾杯の挨拶、この2つはいずれも医者の先輩だ。ひとりは茶髪で側頭部を借り上げているという、ヤンキー風である。今どきの医者もすごい。やるもんだ。その後は友人のスピーチが一人。この人も医者でハワイから駆け付けたという。音楽の演奏が多かったので、時間的にもスピーチの数が少ないのは当然かもしれない。僕がスピーチをすることは、ありえないのだが、万一突然ふられたときのネタは考えていた。K君...
ぷかぷか(6)
- 2019/12/02
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そういえば、僕の結婚式でも、新郎であった僕自身が、司会の友人、H君にのせられて、ギターを弾いて、H君と一緒に歌った。あの時の歌は、「ぷかぷか」だった。今は亡き、西岡恭蔵さんの名曲である。西岡恭蔵さんは、永ちゃん(矢沢永吉さん)の歌の歌詞をいくつも書いている。しんみりと永ちゃんが歌い上げるバラード、「 A Day」も西岡恭蔵さんの作詞だ。結婚式で、「ぷかぷか」を歌う奴なんて、そんなにいないはずだ。歌詞を読...
ぷかぷか(5)
- 2019/12/01
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披露宴会場に入る。全体で40名くらいの来場者だ。典型的な披露宴だ。新郎は緊急救命医をしている。新婦とは、音楽繋がりという。途中、演奏が3回もある。初めは友人による四重奏。女性3人と男性一人。バイオリンを弾いている。次は新婦の後輩で今は、プロの音楽家という女性が、演奏する。演奏前に昔のことを思い出話をして、涙ぐむ。それでもプロである。演奏が始まる。最後は、新郎新婦のバイオリンとピアノの合奏である。曲は、...