絵と庭と。。。
- 2015/04/23
- 00:00
日本庭園のランク付けをしている雑誌がある。
“Journal of Japanese Gardening”という。
そこで、長年1位にランクされている庭園がある。
それは桂離宮でもなければ、兼六園や後楽園、偕楽園でもない。
島根県の安来にある足立庭園である。
安来とは、安来節の安来である。
”ゲゲゲの鬼太郎”の水木しげるさんの奥さん、“ゲゲゲの女房”の出身地でもある。
ただ、それ以外には、著名なものがない。
今、安来にくる観光客のほとんどが足立庭園に来ていると言っても過言ではないだろう。
足立庭園は、島根出身の足立全康さんが作った庭園である。
足立全康さんは、島根の貧しい農家に生まれた。若い頃から大八車を引いて商売をする。
商才があったのだろう。人並み以上に努力したのだろう。頭角をあらわす。
大阪に出て、商売で成功を収め、一代で財をなす。
若いころ、まだ苦労していたころ、街で見た横山大観の絵にひかれ、いつかこの絵を買おうと決意する。
財をなした後は、横山大観の絵を集め始める。
横山大観を中心に展示する美術館を故郷の島根県に作る。
それは庭園と美術館が一体となっている。
世界一の評価をうけている足立庭園を、足立美術館のなかから眺めることができる。
そこから見える足立庭園が、まさに絵になっている。
大きな窓越しに見ると、それが大きな額縁になっている。
額縁のなかに、庭園の絵がある。
足立美術館は、収集した横山大観の絵の数では、他に並ぶものがない。
足立全康さんは、すでに亡くなっている。
自分の人生を振り返って、私の人生は、“絵と庭と。。。。”と言われた。
3つめの。。。。は、財をなした人らしい言葉である。
それについては、人によって思いが異なるだろう。
まゆをひそめる人もいるかもしれない。
僕自身が、生きてきた人生を振り返るのは、まだまだ先のことだと思うが、そのときに、僕の人生は、○○と△△とXX と言えるものはあるのだろうか。
今は、ひとつくらいは、言えるかな。




“Journal of Japanese Gardening”という。
そこで、長年1位にランクされている庭園がある。
それは桂離宮でもなければ、兼六園や後楽園、偕楽園でもない。
島根県の安来にある足立庭園である。
安来とは、安来節の安来である。
”ゲゲゲの鬼太郎”の水木しげるさんの奥さん、“ゲゲゲの女房”の出身地でもある。
ただ、それ以外には、著名なものがない。
今、安来にくる観光客のほとんどが足立庭園に来ていると言っても過言ではないだろう。
足立庭園は、島根出身の足立全康さんが作った庭園である。
足立全康さんは、島根の貧しい農家に生まれた。若い頃から大八車を引いて商売をする。
商才があったのだろう。人並み以上に努力したのだろう。頭角をあらわす。
大阪に出て、商売で成功を収め、一代で財をなす。
若いころ、まだ苦労していたころ、街で見た横山大観の絵にひかれ、いつかこの絵を買おうと決意する。
財をなした後は、横山大観の絵を集め始める。
横山大観を中心に展示する美術館を故郷の島根県に作る。
それは庭園と美術館が一体となっている。
世界一の評価をうけている足立庭園を、足立美術館のなかから眺めることができる。
そこから見える足立庭園が、まさに絵になっている。
大きな窓越しに見ると、それが大きな額縁になっている。
額縁のなかに、庭園の絵がある。
足立美術館は、収集した横山大観の絵の数では、他に並ぶものがない。
足立全康さんは、すでに亡くなっている。
自分の人生を振り返って、私の人生は、“絵と庭と。。。。”と言われた。
3つめの。。。。は、財をなした人らしい言葉である。
それについては、人によって思いが異なるだろう。
まゆをひそめる人もいるかもしれない。
僕自身が、生きてきた人生を振り返るのは、まだまだ先のことだと思うが、そのときに、僕の人生は、○○と△△とXX と言えるものはあるのだろうか。
今は、ひとつくらいは、言えるかな。



