トライアウト
- 2015/05/21
- 00:00
これは、プロ野球で来期の契約をしないことを球団から告げられた野球選手を取り上げたドキュメント番組だ。
毎年の年末に放送される番組だ。
毎年3人の選手が取り上げられ、現役のときには、名前も知られている選手もいて、えっ、あの人がと思うこともある。
野球選手なので、年齢は、20代か30代前半だ。
結婚して子供もいるという人も多い。
みんな野球を続けたいと思っている。
そういう選手を集めたテストの場として、トライアウトが用意されている。
トライアウトは実戦形式で行われる。
打者と投手が、トライアウトの挑戦者だ。
投手からすると、ここで抑えないと、土俵に上がらない。
打者は、ここで打たないと、当然声がかかることはない。
各球団のスカウトがスタンドから見ていて、使えそうな選手には、その後に連絡をするわけだ。
連絡がくるか、来ないかは、全く分からない。
ひたすら携帯電話への連絡を待つだけだ。
たとえトライアウトでの成績がよかったとしても、声がかかる保証はない。
選手も家族もこれからの生活がかかっているので、必死だ。
でも、自分が頑張っても採用されるかどうかは、採用する球団次第である。
放送では、3人の選手に密着して、家の中に入り、奥さんや子供を撮影する。
やらせの入る込む余地のない、真剣勝負の場面をカメラが追う。
トライアウトの日になる。
トライアウトを見ながら、奥さんは涙している。
よくやったねと声を掛ける。
やったことだけでも、よかったということなのかもしれない。
その上で、契約につながれば言うことはないのだが。
プロ野球というのは、世間からの注目度は高いが、成功するのは、ごく一部、おそらく10%以下のひとかたまりだろう。
今回は3人のうち、2人に契約の連絡が入る。
だが、この二人にしても、後何年続けられるか、保証されているのは、来年1年間だけ。
これから10年、20年と続けられることはあり得ない。
長い将来を考えると、プロ野球の道に入るのは、大きな決断が必要ということになる。
いくら好きな道とは言え、将来のことを考えれば、収支計算からは、採用すべき道ではないのだろう。
それでも、自分のやりたい夢を追いかけて、毎年多くの人がチャレンジをする。
それに比べて、サラリーマンという身は、もちろんリストラということもあるが、ある程度は保証されているところがある。
長い目でみると、プロ野球選手と比べれば、恵まれているのかもしれない。
結局は、どのように生きるかというところにいきつくような問題だ。
なにごとにも、その道を極めるということは、つらく厳しいことに違いない。
どのような道を選んでも、その道をとことんつきつめて、極めることができるように、頑張れば、それなりの結果が出るのだろう。
放送を見て、いろいろと考えさせられた。

毎年の年末に放送される番組だ。
毎年3人の選手が取り上げられ、現役のときには、名前も知られている選手もいて、えっ、あの人がと思うこともある。
野球選手なので、年齢は、20代か30代前半だ。
結婚して子供もいるという人も多い。
みんな野球を続けたいと思っている。
そういう選手を集めたテストの場として、トライアウトが用意されている。
トライアウトは実戦形式で行われる。
打者と投手が、トライアウトの挑戦者だ。
投手からすると、ここで抑えないと、土俵に上がらない。
打者は、ここで打たないと、当然声がかかることはない。
各球団のスカウトがスタンドから見ていて、使えそうな選手には、その後に連絡をするわけだ。
連絡がくるか、来ないかは、全く分からない。
ひたすら携帯電話への連絡を待つだけだ。
たとえトライアウトでの成績がよかったとしても、声がかかる保証はない。
選手も家族もこれからの生活がかかっているので、必死だ。
でも、自分が頑張っても採用されるかどうかは、採用する球団次第である。
放送では、3人の選手に密着して、家の中に入り、奥さんや子供を撮影する。
やらせの入る込む余地のない、真剣勝負の場面をカメラが追う。
トライアウトの日になる。
トライアウトを見ながら、奥さんは涙している。
よくやったねと声を掛ける。
やったことだけでも、よかったということなのかもしれない。
その上で、契約につながれば言うことはないのだが。
プロ野球というのは、世間からの注目度は高いが、成功するのは、ごく一部、おそらく10%以下のひとかたまりだろう。
今回は3人のうち、2人に契約の連絡が入る。
だが、この二人にしても、後何年続けられるか、保証されているのは、来年1年間だけ。
これから10年、20年と続けられることはあり得ない。
長い将来を考えると、プロ野球の道に入るのは、大きな決断が必要ということになる。
いくら好きな道とは言え、将来のことを考えれば、収支計算からは、採用すべき道ではないのだろう。
それでも、自分のやりたい夢を追いかけて、毎年多くの人がチャレンジをする。
それに比べて、サラリーマンという身は、もちろんリストラということもあるが、ある程度は保証されているところがある。
長い目でみると、プロ野球選手と比べれば、恵まれているのかもしれない。
結局は、どのように生きるかというところにいきつくような問題だ。
なにごとにも、その道を極めるということは、つらく厳しいことに違いない。
どのような道を選んでも、その道をとことんつきつめて、極めることができるように、頑張れば、それなりの結果が出るのだろう。
放送を見て、いろいろと考えさせられた。
