羽後亀田(2)
- 2015/05/29
- 00:00
秋田駅10時55分発の羽後本荘行きに乗る。
JRの羽越本線である。
列車は2両連結で典型的なローカル線を走る。
昼間は2時間に1本という割合である。
秋田駅から羽後本荘まで48分だ。
時刻表をチェックすると、羽後亀田には、11時29分に到着。
帰りの列車は、12時46分に羽後亀田発となる。
秋田駅に戻るのは、13時19分になる。
羽後亀田での滞在時間は、1時間以上ある。
なんとかなるだろうと思って、秋田駅で出発を待っている列車に乗り込む。
列車に乗り込むには、扉が閉まっているので、扉の横にある、扉を開くボタンを押さないといけない。
初めて東北に来たとき、そのときは、岩手県だったが、花巻空港駅から盛岡に向かう列車に乗るときも、駅に到着した列車の扉は開かなかった。
地元の人の後について、開いた扉から列車に飛び乗ったことがある。
今は、このようなやり方にもすっかり慣れた。
列車の中は、女子高生が3人。中年のおじさんと、女性の乗客が数名。
全部で10名くらいだ。
2両目の車両となる後ろの車両に移る。
こちらのほうがすいている。
ワンマンカーで運転手だけで、車掌は乗っていない。
定刻通りに、列車が発車する。
一つ目の駅は、まだ秋田駅の延長のような雰囲気だ。
羽後牛島という。
乗ってくる人がそこそこいる。
2番目の駅からは、完全に田舎を走っている景色となる。
しばらく走ると、右手に日本海が見えてくる。
列車の走る線路と日本海の間に道路が走る。
3番目、4番目の駅と、列車は予定とおり進んで行く。
乗客の乗り降りはほとんどない。
今回秋田に来る前に、GOOGLE MAPのストリートビューで羽後亀田の駅の回りはチェックしていた。
ひと昔前には、とても考えられないことだけど、今では、ネットのなかで、ある程度の事が分かってしまう。
それは、仕事では確実に便利で、時間が短縮でき、効率的なのだけど、仕事から離れると、あまりにもすべてが分かってしまうことは、興をそがれる場合もあるような気がする。
そのときに見たネットのなかの羽後亀田駅がもうすぐ近づいてくる。
そして、今見ている景色は、確かにネットで見た羽後亀田駅の雰囲気につながるものだ。
車の走っている道路が隠れると、動いているものが見えない。
寂しい東北の田舎の村である。
羽後亀田に近づいたときに、前の車両に移動した。
一人と思った運転手とは別に、もう一人の車掌さんが、乗っている。
一番前に立って前方を見つめている。
列車が赤信号で停止した。
どうやらすれ違いをする列車を待つようだ。
ここだけ線路が複線になっている。
しばらくすると、貨物列車が反対方向からやってくる。
貨物列車が通過した後、乗っている列車が発車する。
いよいよ羽後亀田だ。
駅は結構大きい。
跨線橋を渡って、改札に出るような構造である。
回りの景色を素速く見渡す。
やはり、なにも駅のまわりにはない。
1時間以上をここでどう過ごす。
大きなバッグは秋田駅のロッカーに入れてきたので、比較的身軽ではあるが、駅のまわりを散策するだけしか、思い浮かばない。
天気も怪しげだ。
決断した。
羽後亀田で降りるのは中止だ。
列車は1分間の停車時間で、予定とおり出発した。
終点の羽後本荘まで行こう。
羽後本荘ならば、駅のまわりには、お店もあるだろう。
列車は10分ほどで終点の羽後本荘に到着。
やはり、この駅のまわりは、店がある。
帰りの列車までは50分の時間がある。
もし羽後亀田で降りたとしても、この列車が帰ってくるのに乗ることになっていたのだ。
(続く)
秋田駅のなまはげ。

羽越本線の羽後本荘行きの列車。

一つ目の駅 羽後牛島。

新屋駅。

下浜駅と段々寂しくなる。

日本海はすぐ横だ。

岩城みなと駅、次はいよいよ羽後亀田だ。

列車のすれ違いをするために停車。

羽後亀田に着いた。



羽後亀田駅を過ぎると、まわりは田んぼだ。

終点の羽後本荘に到着。

JRの羽越本線である。
列車は2両連結で典型的なローカル線を走る。
昼間は2時間に1本という割合である。
秋田駅から羽後本荘まで48分だ。
時刻表をチェックすると、羽後亀田には、11時29分に到着。
帰りの列車は、12時46分に羽後亀田発となる。
秋田駅に戻るのは、13時19分になる。
羽後亀田での滞在時間は、1時間以上ある。
なんとかなるだろうと思って、秋田駅で出発を待っている列車に乗り込む。
列車に乗り込むには、扉が閉まっているので、扉の横にある、扉を開くボタンを押さないといけない。
初めて東北に来たとき、そのときは、岩手県だったが、花巻空港駅から盛岡に向かう列車に乗るときも、駅に到着した列車の扉は開かなかった。
地元の人の後について、開いた扉から列車に飛び乗ったことがある。
今は、このようなやり方にもすっかり慣れた。
列車の中は、女子高生が3人。中年のおじさんと、女性の乗客が数名。
全部で10名くらいだ。
2両目の車両となる後ろの車両に移る。
こちらのほうがすいている。
ワンマンカーで運転手だけで、車掌は乗っていない。
定刻通りに、列車が発車する。
一つ目の駅は、まだ秋田駅の延長のような雰囲気だ。
羽後牛島という。
乗ってくる人がそこそこいる。
2番目の駅からは、完全に田舎を走っている景色となる。
しばらく走ると、右手に日本海が見えてくる。
列車の走る線路と日本海の間に道路が走る。
3番目、4番目の駅と、列車は予定とおり進んで行く。
乗客の乗り降りはほとんどない。
今回秋田に来る前に、GOOGLE MAPのストリートビューで羽後亀田の駅の回りはチェックしていた。
ひと昔前には、とても考えられないことだけど、今では、ネットのなかで、ある程度の事が分かってしまう。
それは、仕事では確実に便利で、時間が短縮でき、効率的なのだけど、仕事から離れると、あまりにもすべてが分かってしまうことは、興をそがれる場合もあるような気がする。
そのときに見たネットのなかの羽後亀田駅がもうすぐ近づいてくる。
そして、今見ている景色は、確かにネットで見た羽後亀田駅の雰囲気につながるものだ。
車の走っている道路が隠れると、動いているものが見えない。
寂しい東北の田舎の村である。
羽後亀田に近づいたときに、前の車両に移動した。
一人と思った運転手とは別に、もう一人の車掌さんが、乗っている。
一番前に立って前方を見つめている。
列車が赤信号で停止した。
どうやらすれ違いをする列車を待つようだ。
ここだけ線路が複線になっている。
しばらくすると、貨物列車が反対方向からやってくる。
貨物列車が通過した後、乗っている列車が発車する。
いよいよ羽後亀田だ。
駅は結構大きい。
跨線橋を渡って、改札に出るような構造である。
回りの景色を素速く見渡す。
やはり、なにも駅のまわりにはない。
1時間以上をここでどう過ごす。
大きなバッグは秋田駅のロッカーに入れてきたので、比較的身軽ではあるが、駅のまわりを散策するだけしか、思い浮かばない。
天気も怪しげだ。
決断した。
羽後亀田で降りるのは中止だ。
列車は1分間の停車時間で、予定とおり出発した。
終点の羽後本荘まで行こう。
羽後本荘ならば、駅のまわりには、お店もあるだろう。
列車は10分ほどで終点の羽後本荘に到着。
やはり、この駅のまわりは、店がある。
帰りの列車までは50分の時間がある。
もし羽後亀田で降りたとしても、この列車が帰ってくるのに乗ることになっていたのだ。
(続く)
秋田駅のなまはげ。

羽越本線の羽後本荘行きの列車。

一つ目の駅 羽後牛島。

新屋駅。

下浜駅と段々寂しくなる。

日本海はすぐ横だ。

岩城みなと駅、次はいよいよ羽後亀田だ。

列車のすれ違いをするために停車。

羽後亀田に着いた。



羽後亀田駅を過ぎると、まわりは田んぼだ。

終点の羽後本荘に到着。
