大腸内視鏡(2)
- 2015/06/19
- 00:00
病院に着くと、手術室に通される。
その前に、着ているものは下着もすべて脱いで、手術用の患者衣に着替えることになる。
これは上着の部分とズボンの部分に分かれている。
ズボンの部分は、お尻のところが、手術がしやすいように、大きく切れている。
これを着て、ベッドに横になり、お尻を外側に向けて、半身の形で寝るように、看護師さんから指示される。
このときの医師は、女医さんだった。
白い大きなマスクをしている。
40代だろうか。
妙に色っぽく見える。
これから大変な目にあうのであり、そんなことを考えてはいけないのに、つらいと思うと、よけいにそのような形で気をまぎらわせようとする。
不思議だね。
看護師さんと女医さんの二人に、体を任せていることになる。
部屋には、BGMが流れている。
患者の気持ちを和ませる配慮だろう。
麻酔薬をお尻の部分に入れて、いよいよ、管が入ってくる。
胃カメラのような違和感はない。
考えてみれば、結構大きな便も出てくるところである。
きっと、喉に比べると、大きな物に対する対応力もお尻のほうが勝っているはずだ。
ほぼスムーズに管が、お尻の穴から腸の中へ進んでくる。
腸管というのは、胃と違い、平坦ではなく、途中でヒダがあったり、曲がったりしているので、胃カメラのように、まっすぐドンドン進むことはない。
管が腸のなかに入ってからは、多少の違和感を感じることはあるが、予想以上に痛みもなく、スムーズである。
きっと、これは検査をしている女医さんの腕がいいのだろう。
胃カメラと同じく、ベッドの横には、内視鏡についているカメラの画像が表示されている。
ときどき,腸のなかに便が完全にながされていなくて、残っているところも見える。
下剤の飲み方が足りなかったのだろうか。
また、昨夜は20時までに食事を済ませていたが、食べたものがほぼ原形で残っていたりする。
そのときは、昨夜食べた焼き鳥のネギが消化できずに、残っていた。
どうも野菜は、消化が悪い場合が多いようだ。
ポリープらしきものが見つかる。
それも結構大きい。
検査のために細胞を取る。
検査は20分くらいで終わったような気がする。
正直、胃カメラよりも楽だった。
事前に言われていた、相当の覚悟も、必要なかった。
ポリープは見つかったら、その場で切除するのかと思っていたが、それはなかった。
ポリープの大きさは、10 mm くらいあり、大きなものだった。
検査に出して、良性か悪性かを調べることになる。
ただ、ポリープは、経験の多い医師がみると良性か悪性かが分かるらしい。
僕の場合は、良性だろうと言われた。
問題の便鮮血であるが、原因は、軽い痔だと言われた。
おそらくそれは、お尻をみてすぐに分かったのだろう。
年末の暴飲暴食のお陰で、軽い痔になり、大腸内視鏡の検査をすることになった。
それでポリープが見つかったのであるから、幸運だった。
これが、便鮮血がなければ、大腸内視鏡検査をすることはなく、10mm のポリープが成長して、悪性に変わったかもしれない。
検査をしていただいた女医さんの腕、経験がものを言って、検査自身もつらくはなかった。
ポリープの切除は、日を改めて、入院をして行うことになった。
ポリープの生体検査の結果も、予想とおり良性だった。
大腸壁は胃と違い、薄いものなので、切除手術の時に、腸壁を傷つけることがないとは限らないらしい。
確率は低いが、そのような事例もあるとのこと。それを考えて、入院は、当時は2泊3日という慎重さだった。
ポリープはできやすい体質のようで、2年後にも再度切除を行った。
大腸をきれいにして、便を出し切るのは、健康にもよいという説もある。
たまには、こういうこともよいのかもしれない。

その前に、着ているものは下着もすべて脱いで、手術用の患者衣に着替えることになる。
これは上着の部分とズボンの部分に分かれている。
ズボンの部分は、お尻のところが、手術がしやすいように、大きく切れている。
これを着て、ベッドに横になり、お尻を外側に向けて、半身の形で寝るように、看護師さんから指示される。
このときの医師は、女医さんだった。
白い大きなマスクをしている。
40代だろうか。
妙に色っぽく見える。
これから大変な目にあうのであり、そんなことを考えてはいけないのに、つらいと思うと、よけいにそのような形で気をまぎらわせようとする。
不思議だね。
看護師さんと女医さんの二人に、体を任せていることになる。
部屋には、BGMが流れている。
患者の気持ちを和ませる配慮だろう。
麻酔薬をお尻の部分に入れて、いよいよ、管が入ってくる。
胃カメラのような違和感はない。
考えてみれば、結構大きな便も出てくるところである。
きっと、喉に比べると、大きな物に対する対応力もお尻のほうが勝っているはずだ。
ほぼスムーズに管が、お尻の穴から腸の中へ進んでくる。
腸管というのは、胃と違い、平坦ではなく、途中でヒダがあったり、曲がったりしているので、胃カメラのように、まっすぐドンドン進むことはない。
管が腸のなかに入ってからは、多少の違和感を感じることはあるが、予想以上に痛みもなく、スムーズである。
きっと、これは検査をしている女医さんの腕がいいのだろう。
胃カメラと同じく、ベッドの横には、内視鏡についているカメラの画像が表示されている。
ときどき,腸のなかに便が完全にながされていなくて、残っているところも見える。
下剤の飲み方が足りなかったのだろうか。
また、昨夜は20時までに食事を済ませていたが、食べたものがほぼ原形で残っていたりする。
そのときは、昨夜食べた焼き鳥のネギが消化できずに、残っていた。
どうも野菜は、消化が悪い場合が多いようだ。
ポリープらしきものが見つかる。
それも結構大きい。
検査のために細胞を取る。
検査は20分くらいで終わったような気がする。
正直、胃カメラよりも楽だった。
事前に言われていた、相当の覚悟も、必要なかった。
ポリープは見つかったら、その場で切除するのかと思っていたが、それはなかった。
ポリープの大きさは、10 mm くらいあり、大きなものだった。
検査に出して、良性か悪性かを調べることになる。
ただ、ポリープは、経験の多い医師がみると良性か悪性かが分かるらしい。
僕の場合は、良性だろうと言われた。
問題の便鮮血であるが、原因は、軽い痔だと言われた。
おそらくそれは、お尻をみてすぐに分かったのだろう。
年末の暴飲暴食のお陰で、軽い痔になり、大腸内視鏡の検査をすることになった。
それでポリープが見つかったのであるから、幸運だった。
これが、便鮮血がなければ、大腸内視鏡検査をすることはなく、10mm のポリープが成長して、悪性に変わったかもしれない。
検査をしていただいた女医さんの腕、経験がものを言って、検査自身もつらくはなかった。
ポリープの切除は、日を改めて、入院をして行うことになった。
ポリープの生体検査の結果も、予想とおり良性だった。
大腸壁は胃と違い、薄いものなので、切除手術の時に、腸壁を傷つけることがないとは限らないらしい。
確率は低いが、そのような事例もあるとのこと。それを考えて、入院は、当時は2泊3日という慎重さだった。
ポリープはできやすい体質のようで、2年後にも再度切除を行った。
大腸をきれいにして、便を出し切るのは、健康にもよいという説もある。
たまには、こういうこともよいのかもしれない。
