いろいろなバイト
- 2015/07/28
- 02:15
学生時代には、いろいろなバイトをやっていた。
一番多かったのは、家庭教師であるが、家庭教師でも下は小学生から、上は専門学校生までいろんな人がいた。
一度は新聞に広告を出したこともあったが、なんであんたが、という人からの問合せもあった。
一番長く続いたのは、高校受験と中学受験の姉弟を同時に教えたことだった。
そのときは、夕方その姉弟の家を訪問すると、まず食事が出される。
東京で一人暮らしの学生には、家庭教師先の家で食事をだしてもらえることは、結構大きな魅力である。
開始時刻によっては、終わってから食事が出ることもあるが、いずれにしても授業の前か後で、食事をよばれるのである。
家庭教師のバイトは、安定収入という面では一番であるが、週に2回となると、負担になることもある。
長期間にわたって、東京を離れることはできないわけで、贅沢な悩みかもしれないが、っゆっくりとした長期間の旅行には行きづらいこともあるわけだ。
もちろん長期間の旅行となると、こちらも学生であるので、夏休みや春休みになるので、家庭教師先の子供も、同じく休みであり、予め連絡しておけば、休めないわけではない。
いくつかしたバイトのなかで、印象に残っているもののひとつが引越の手伝いである。
それは、今は当たり前となっている引越屋の荷物の運搬の手伝いではない。
雇い主は、新聞配達店のオーナーである。
今では考えられないことだが、新聞を自宅で取ることがほぼ当たり前の時代だった。
ちょうど新しいマンションができ、引越の日がおおよそ決められていた。
その日は、引越ラッシュとなる。
引越屋さんが定番でない時代だ。
荷物は家族総出、場合によっては会社の同僚や部下が手伝いに来る。
要するに人手はいくらあってもよいのである。
引越のトラックが到着すると、新聞配達の店主か、販売責任者が、引越の荷主に掛け合うのである。
新聞を購読してもらえば、今日の引越の手伝いをするという取引である。
学生バイトが何人も雇われている。
みんな新聞社のはっぴを着ている。
新聞社の関係者が信頼されていた時代だったのかもしれない。
大事な荷物の運搬を委託するのである。
信頼していなければできるものではない。
まさに1日集中、連休があれば2日連続の、その日だけのバイトだ。
それなりのバイト料をその場でもらえる。
肉体的にはきついところもあるが、若さがあるので、体力には自信があった。
新聞配達店の主人や販売担当者というのは、普段つきあうことのない人たちである。
まだまだ純情な学生にとっては、刺激的な会話が休憩時間に聞くことなる。
いわゆる、のむ、うつ、かうの3点セットの話しだ。
そういうことには経験のない、せいぜい学生には許されていない競馬で馬券を買うくらいしかやったことのない学生には、十分刺激的である。
しかも競馬というのも中央競馬と地方競馬とは随分と違うらしい。
中央競馬はサラリーマンがやるもので、土曜日と日曜日が開催日だ。
ところが地方競馬となると平日開催となるので、もっと賭け事が日常生活に入ってくるのだろう。
この引越の手伝いのバイトは、せいぜい2~3日しかやっていないのに、印象に残ったのは、このような普段経験しないことを、聞いたせいだろう。

一番多かったのは、家庭教師であるが、家庭教師でも下は小学生から、上は専門学校生までいろんな人がいた。
一度は新聞に広告を出したこともあったが、なんであんたが、という人からの問合せもあった。
一番長く続いたのは、高校受験と中学受験の姉弟を同時に教えたことだった。
そのときは、夕方その姉弟の家を訪問すると、まず食事が出される。
東京で一人暮らしの学生には、家庭教師先の家で食事をだしてもらえることは、結構大きな魅力である。
開始時刻によっては、終わってから食事が出ることもあるが、いずれにしても授業の前か後で、食事をよばれるのである。
家庭教師のバイトは、安定収入という面では一番であるが、週に2回となると、負担になることもある。
長期間にわたって、東京を離れることはできないわけで、贅沢な悩みかもしれないが、っゆっくりとした長期間の旅行には行きづらいこともあるわけだ。
もちろん長期間の旅行となると、こちらも学生であるので、夏休みや春休みになるので、家庭教師先の子供も、同じく休みであり、予め連絡しておけば、休めないわけではない。
いくつかしたバイトのなかで、印象に残っているもののひとつが引越の手伝いである。
それは、今は当たり前となっている引越屋の荷物の運搬の手伝いではない。
雇い主は、新聞配達店のオーナーである。
今では考えられないことだが、新聞を自宅で取ることがほぼ当たり前の時代だった。
ちょうど新しいマンションができ、引越の日がおおよそ決められていた。
その日は、引越ラッシュとなる。
引越屋さんが定番でない時代だ。
荷物は家族総出、場合によっては会社の同僚や部下が手伝いに来る。
要するに人手はいくらあってもよいのである。
引越のトラックが到着すると、新聞配達の店主か、販売責任者が、引越の荷主に掛け合うのである。
新聞を購読してもらえば、今日の引越の手伝いをするという取引である。
学生バイトが何人も雇われている。
みんな新聞社のはっぴを着ている。
新聞社の関係者が信頼されていた時代だったのかもしれない。
大事な荷物の運搬を委託するのである。
信頼していなければできるものではない。
まさに1日集中、連休があれば2日連続の、その日だけのバイトだ。
それなりのバイト料をその場でもらえる。
肉体的にはきついところもあるが、若さがあるので、体力には自信があった。
新聞配達店の主人や販売担当者というのは、普段つきあうことのない人たちである。
まだまだ純情な学生にとっては、刺激的な会話が休憩時間に聞くことなる。
いわゆる、のむ、うつ、かうの3点セットの話しだ。
そういうことには経験のない、せいぜい学生には許されていない競馬で馬券を買うくらいしかやったことのない学生には、十分刺激的である。
しかも競馬というのも中央競馬と地方競馬とは随分と違うらしい。
中央競馬はサラリーマンがやるもので、土曜日と日曜日が開催日だ。
ところが地方競馬となると平日開催となるので、もっと賭け事が日常生活に入ってくるのだろう。
この引越の手伝いのバイトは、せいぜい2~3日しかやっていないのに、印象に残ったのは、このような普段経験しないことを、聞いたせいだろう。
