What a big knocker!!!
- 2015/07/31
- 00:00
英語の合宿研修のときのことだ。
英語の学習の素材として、映画を使ったことがあった。
当時は家庭用ビデオが出始めたころだった。
まだベータとVHSが拮抗していたときだ。
時代が分かる。
イギリス人の教師の日本名、棚村さんは、ベータ派だった。
その影響で僕もSONYのビデオデッキを購入した。
随分高価な買い物だった。
コースで最初に使った映画は、「小さな恋のメロディ」である。
この映画は、ビージーズの歌がいくつも挿入歌として使われている。
原題は「Melody Fair」。
もちろん映画の題名と同じ歌もある。
いずれもきれいなメロディでビージーズらしい高音のハーモニーが気持ちいい。
この映画の出だしは、土曜日の朝だ。
まだ早い時間に楽器を演奏しながら鼓笛隊の少年の団体が人もまばらな街中を行進している。
それにあわせて、ビージーズの歌が流れる。
In the morning when the moon is at it’s rest,
You will find me at the time I love the best
watching rainbows play on the sunlight.
pools of water iced from cold nights, in the morning.
‘Tis the morning of my life.
月がまだ眠りについている朝、
僕が一番好きな時間に、君は僕を見つけるだろう。
太陽の光の中に虹がでているけど、
夜の冷気で凍った水たまりがまだ残っている。
でもこれが僕の人生の朝なのだよ。
この映画は、ミュージカルではないけど、多くの挿入歌がある。
ほとんどはビージーズの歌だけど、1曲は、クロスビー、スティルス&ナッシュの歌だ。
「Teach your children」 だ。
この歌は映画の最後のシーンに使われている。
映画のストーリーは、少年と少女の恋物語で分かりやすい。
深く考えると、大人と少年、少女の世代間の断絶、お互いに理解することの難しさがメッセージとしてあるのだろう。
でも、僕は歌を聴くだけでも、好きな映画だ。
棚村先生もいい題材を選んだと思う。
筋が分かりやすく、英語の勉強には適切な映画に違いない。
僕がビデオを購入しようと思ったのも、この映画を家で見たいと思ったことが、大きな要因だった。
英語の合宿研修では、もうひとつの映画を取り上げた。
その映画は、題名も忘れてしまった。
ただ、忘れることのできないシーンがあり、ある英語の単語とともに、僕の頭の中にはいまでも深く記憶されている。
そのシーンは、主人公の若い男性が馬のひく荷車に、若い女性と一緒に乗っている場面だ。
時代は、荷車で移動しているくらいだから、現代ではなかったのだろう。
荷車は、古いお城に着く。
もう時間は夜も遅い。
お城の入口の門は閉じられていて、門には、来訪を告げるための金具がついている。
その金具は、非常に大きなものだ。
そこで主人公が、その金具を見て言うのだ。
「What a big knocker!」
(これはなんと大きな金具だ!)
金具は英語でノッカー (knocker)という。
ノックをするものという意味だ。
主人公は、そう言いながら、荷車の横に座っている女性の胸を見る。
彼女の胸も大きく豊満なのだ。
そこで、棚村先生は、ビデオを止めて説明する。
「Knocker というのは、ドアについている金具という意味以外に、女性の胸という意味があります」。
そう、ここでは、ドアの金具と隣に座っている女性の胸の両方をかけて、knockerを使っているのだ。
こういう説明を聞くと、もうこの意味を一生忘れることはないね。
いい授業だった。

英語の学習の素材として、映画を使ったことがあった。
当時は家庭用ビデオが出始めたころだった。
まだベータとVHSが拮抗していたときだ。
時代が分かる。
イギリス人の教師の日本名、棚村さんは、ベータ派だった。
その影響で僕もSONYのビデオデッキを購入した。
随分高価な買い物だった。
コースで最初に使った映画は、「小さな恋のメロディ」である。
この映画は、ビージーズの歌がいくつも挿入歌として使われている。
原題は「Melody Fair」。
もちろん映画の題名と同じ歌もある。
いずれもきれいなメロディでビージーズらしい高音のハーモニーが気持ちいい。
この映画の出だしは、土曜日の朝だ。
まだ早い時間に楽器を演奏しながら鼓笛隊の少年の団体が人もまばらな街中を行進している。
それにあわせて、ビージーズの歌が流れる。
In the morning when the moon is at it’s rest,
You will find me at the time I love the best
watching rainbows play on the sunlight.
pools of water iced from cold nights, in the morning.
‘Tis the morning of my life.
月がまだ眠りについている朝、
僕が一番好きな時間に、君は僕を見つけるだろう。
太陽の光の中に虹がでているけど、
夜の冷気で凍った水たまりがまだ残っている。
でもこれが僕の人生の朝なのだよ。
この映画は、ミュージカルではないけど、多くの挿入歌がある。
ほとんどはビージーズの歌だけど、1曲は、クロスビー、スティルス&ナッシュの歌だ。
「Teach your children」 だ。
この歌は映画の最後のシーンに使われている。
映画のストーリーは、少年と少女の恋物語で分かりやすい。
深く考えると、大人と少年、少女の世代間の断絶、お互いに理解することの難しさがメッセージとしてあるのだろう。
でも、僕は歌を聴くだけでも、好きな映画だ。
棚村先生もいい題材を選んだと思う。
筋が分かりやすく、英語の勉強には適切な映画に違いない。
僕がビデオを購入しようと思ったのも、この映画を家で見たいと思ったことが、大きな要因だった。
英語の合宿研修では、もうひとつの映画を取り上げた。
その映画は、題名も忘れてしまった。
ただ、忘れることのできないシーンがあり、ある英語の単語とともに、僕の頭の中にはいまでも深く記憶されている。
そのシーンは、主人公の若い男性が馬のひく荷車に、若い女性と一緒に乗っている場面だ。
時代は、荷車で移動しているくらいだから、現代ではなかったのだろう。
荷車は、古いお城に着く。
もう時間は夜も遅い。
お城の入口の門は閉じられていて、門には、来訪を告げるための金具がついている。
その金具は、非常に大きなものだ。
そこで主人公が、その金具を見て言うのだ。
「What a big knocker!」
(これはなんと大きな金具だ!)
金具は英語でノッカー (knocker)という。
ノックをするものという意味だ。
主人公は、そう言いながら、荷車の横に座っている女性の胸を見る。
彼女の胸も大きく豊満なのだ。
そこで、棚村先生は、ビデオを止めて説明する。
「Knocker というのは、ドアについている金具という意味以外に、女性の胸という意味があります」。
そう、ここでは、ドアの金具と隣に座っている女性の胸の両方をかけて、knockerを使っているのだ。
こういう説明を聞くと、もうこの意味を一生忘れることはないね。
いい授業だった。
