茶屋町にて
- 2015/01/19
- 00:01
関西の人に茶屋町と言うと、阪急電車の梅田駅の北側の界隈を思い浮かべる。ホテルや劇場があり、若者が集まるショッピング街でもあり、飲食街でもある。
ここで言う茶屋町は、賑やかな大阪の街ではない。
岡山県の宇野に、僕の尊敬するK先輩のご自宅があり、訪問する機会があった。ちょうど、四国方面に出張することがあり、その途中で時間が取れたので、立ち寄らせていただいたのである。
関西方面から四国へ行くには、岡山まで新幹線に乗り、岡山からマリンライナーで瀬戸大橋を渡れば、四国の坂出である。先輩のご自宅のある宇野は、岡山から瀬戸大橋線を走るマリンライナーに乗り、途中で乗り換えることになる。その乗り換える駅が茶屋町である。
それまで何度となく、四国へは渡っていた。
四国の四県、香川、愛媛、徳島、高知のすべてへ仕事で行っていた。瀬戸大橋ができる前は、宇野から高松へ渡る宇高フェリーや、児島と坂出を結ぶ児坂フェリーにも何度も乗ったものである。
瀬戸大橋ができてからは、宇野を通ることもなくなり、坂出へ渡るときには、瀬戸大橋線と宇野へ行く宇野線が分岐するところの駅、茶屋町駅は、毎回通過していたにもかかわらず、記憶にも全く残っていなかった。
今回は、宇野へ行くことになり、どうしても意識せざるを得なくなった。
ただそれでも宇野へ行くときは、乗り継ぎの時間が短く、あわただしく、初めての乗換に間違えないように、同じ方向へ乗り換える人たちと宇野線へ乗り込み、茶屋町駅の記憶は薄かった。
宇野へ到着するとK先輩は、僕を駅まで車で迎えに来られていた。ちょうど昼食時になったのであるが、K先輩がみずから、蕎麦をうっていただき、形はややふぞろいながらも、おいしい蕎麦をごちそうになった。
K先輩のご自宅は、海岸ぞいの景色のよいところにあり、その日は、天気も良かったこともあるが、気持ちの良い数時間を過ごさせて頂いた。
宇野駅までK先輩に送っていただき、そこで別れを告げて、僕は、四国へ向かった。
今度は宇野から茶屋町まで宇野線を北上し、そこで岡山から来るマリンライナーへ乗り込むことになる。
茶屋町での乗り継ぎは、宇野から茶屋町経由で四国へ行く人が少ないせいか、あまりよくない。20分以上待っていたと思う。
そのとき、改めてそこが茶屋町駅であり、大阪は梅田の界隈の街と同じ名前であることを意識したわけである。
僕と同じ方向へ行く人はなく、僕は1人で岡山から来るマリンライナーを待っていた。
駅の周りには、建物もあるが、静かである。
遠くには、小高い山々も見える。
こういう時間というのは、普段は意外と持てないものである。
仕事での移動の場合、次の訪問先のことを考えたり、また乗り継ぎの電車の時間を、せっかちに待っていることが多い。
このときは、次に訪問するところも、比較的ゆったりとした気分で行くことができる場所であり、気分的に楽だったせいかもしれない。
写真を何枚か撮った。
なにもない、ただの田舎の駅の写真であるが、この写真を見るたびに、あのときの自分の気持ちを思い出す。
不思議である。
これが茶屋町駅

2つの線が出ているので、プラットフォームは2つある。


駅の周りの風景


ここで言う茶屋町は、賑やかな大阪の街ではない。
岡山県の宇野に、僕の尊敬するK先輩のご自宅があり、訪問する機会があった。ちょうど、四国方面に出張することがあり、その途中で時間が取れたので、立ち寄らせていただいたのである。
関西方面から四国へ行くには、岡山まで新幹線に乗り、岡山からマリンライナーで瀬戸大橋を渡れば、四国の坂出である。先輩のご自宅のある宇野は、岡山から瀬戸大橋線を走るマリンライナーに乗り、途中で乗り換えることになる。その乗り換える駅が茶屋町である。
それまで何度となく、四国へは渡っていた。
四国の四県、香川、愛媛、徳島、高知のすべてへ仕事で行っていた。瀬戸大橋ができる前は、宇野から高松へ渡る宇高フェリーや、児島と坂出を結ぶ児坂フェリーにも何度も乗ったものである。
瀬戸大橋ができてからは、宇野を通ることもなくなり、坂出へ渡るときには、瀬戸大橋線と宇野へ行く宇野線が分岐するところの駅、茶屋町駅は、毎回通過していたにもかかわらず、記憶にも全く残っていなかった。
今回は、宇野へ行くことになり、どうしても意識せざるを得なくなった。
ただそれでも宇野へ行くときは、乗り継ぎの時間が短く、あわただしく、初めての乗換に間違えないように、同じ方向へ乗り換える人たちと宇野線へ乗り込み、茶屋町駅の記憶は薄かった。
宇野へ到着するとK先輩は、僕を駅まで車で迎えに来られていた。ちょうど昼食時になったのであるが、K先輩がみずから、蕎麦をうっていただき、形はややふぞろいながらも、おいしい蕎麦をごちそうになった。
K先輩のご自宅は、海岸ぞいの景色のよいところにあり、その日は、天気も良かったこともあるが、気持ちの良い数時間を過ごさせて頂いた。
宇野駅までK先輩に送っていただき、そこで別れを告げて、僕は、四国へ向かった。
今度は宇野から茶屋町まで宇野線を北上し、そこで岡山から来るマリンライナーへ乗り込むことになる。
茶屋町での乗り継ぎは、宇野から茶屋町経由で四国へ行く人が少ないせいか、あまりよくない。20分以上待っていたと思う。
そのとき、改めてそこが茶屋町駅であり、大阪は梅田の界隈の街と同じ名前であることを意識したわけである。
僕と同じ方向へ行く人はなく、僕は1人で岡山から来るマリンライナーを待っていた。
駅の周りには、建物もあるが、静かである。
遠くには、小高い山々も見える。
こういう時間というのは、普段は意外と持てないものである。
仕事での移動の場合、次の訪問先のことを考えたり、また乗り継ぎの電車の時間を、せっかちに待っていることが多い。
このときは、次に訪問するところも、比較的ゆったりとした気分で行くことができる場所であり、気分的に楽だったせいかもしれない。
写真を何枚か撮った。
なにもない、ただの田舎の駅の写真であるが、この写真を見るたびに、あのときの自分の気持ちを思い出す。
不思議である。
これが茶屋町駅

2つの線が出ているので、プラットフォームは2つある。


駅の周りの風景

