ダンシングオールナイト(1)
- 2015/09/03
- 00:00
“ダンシングオールナイト”というと、もんたよしのりさんが独特の声で歌う曲だ。
もんたよしのりさんは、神戸の出身だ。
この言葉を聞くと、思い出すことがある。
あれは、20年くらい前のこと。
IT会社で仕事をしていたとき。
お客様とパートーナさんと一緒にアメリカ出張にでかけた。
そのときの話を、ブログにも書いている。
同行したのは、お客様が二人とパートナーさんが一人である。
お客様は、IさんとTさん。
Tさんは年齢的には、若手を越して中堅にさしかかった人だ。
ITに詳しく、システム導入に関する、いわゆるキーマンという立場の人だ。
普通キーマンというともっと年輩の方の場合が多いのだが、優秀なTさんは若くしてキーマンである。
Iさんは、社内ベンチャーを立ち上げた方で、大企業のなかでは課長職であるが、社内ベンチャー会社では、社長ということになる。
IさんとTさんは別の会社だ。
パートナーさんは、年齢ではこのグループのなかでは、一番若い。
Nさんと言う。
動きは速いが、ややそそっかしいところがある。
僕自身は、Iさんと世代が同じである。
Iさんは、社内ベンチャーでソフトウェア開発をしており、ソフトウェアを作って、それを外販する立場である。
そのため、開発者でありながら営業としても最前線で動いており、日本全国を飛び回っていた。
Iさんは泊まりの出張に行くと、夜は飲みにいくのをこの上もなく、楽しむ人だった。
一度夕方にオフィスにIさんを訪問したことがあった。
仕事の打ち合わせがひととおり、予定とおり終わる。
その日は定時にIさんと一緒にオフィスを出ることができた。
自然の流れで、オフィスの近くで軽く飲むことになった。
そこはIさんの行きつけの店だったが、10人も入れば満席になるような小さな店だった。
日本各地の地酒が置いてある店である。
Iさんに、普段飲まない日本酒を勧められた。
名前を知らない地酒だった。
その名前は、残念ながら忘れてしまった。
日本酒で名前を覚えているのは、雪の茅舎だけだ。
そのときのお酒は、名前を読むといかにもおいしそうな名前だった気がする。
確かに飲んで見ると美味しい。
ただし、値段も味にふさわしいものだった。
支払は、もちろんこちらになる。
こういうときは、身銭を切らないいけない。
Iさんとは、このときの海外出張の前に、なんどか一緒に食事をした。
一度は、会社のメンバーも同席したときがあった。
総勢8名くらいになった。
食事の後、カラオケに行くことになる。
Iさんは学生時代にバンドをやっていたという。
音楽好き、カラオケ好きである。
マイクを握ると離さないタイプだ。
ただし、選曲は僕と同世代ということもあって、僕の好きなカテゴリーだ。
アバの“ダンシングクィーン”を歌い出す。
僕も引っ張り込まれて、一緒に歌えと言うポーズをする。
聞いたことはあるが、歌ったことはない。
でも、お客様のおっしゃることはやらないといけない。
二人で妙に盛り上がってしまった。
Tさんとも、海外出張の前に、食事をしている。
カラオケにも行っている。
Tさんは、顔に似合わずというと、怒られるが、随分と優しい歌を歌う。
僕よりも一回り若い世代だ。
そのときも、当時のアイドルグループの歌を歌っていた。
同席した僕の会社の若い子に聞くと、スマップの歌だという。
Nさんとは、別のプロジェクトでもつきあいがあったので、仕事の時間帯も、夜の時間でも、何度か一緒だった。
行動パターン、思考過程が分かっている。
こういうメンバー4人で降り立ったのは、サンフランシスコである。
目的はビジネスであるが、珍道中である。
さて、この先、どうなることやら。
(つづく)

もんたよしのりさんは、神戸の出身だ。
この言葉を聞くと、思い出すことがある。
あれは、20年くらい前のこと。
IT会社で仕事をしていたとき。
お客様とパートーナさんと一緒にアメリカ出張にでかけた。
そのときの話を、ブログにも書いている。
同行したのは、お客様が二人とパートナーさんが一人である。
お客様は、IさんとTさん。
Tさんは年齢的には、若手を越して中堅にさしかかった人だ。
ITに詳しく、システム導入に関する、いわゆるキーマンという立場の人だ。
普通キーマンというともっと年輩の方の場合が多いのだが、優秀なTさんは若くしてキーマンである。
Iさんは、社内ベンチャーを立ち上げた方で、大企業のなかでは課長職であるが、社内ベンチャー会社では、社長ということになる。
IさんとTさんは別の会社だ。
パートナーさんは、年齢ではこのグループのなかでは、一番若い。
Nさんと言う。
動きは速いが、ややそそっかしいところがある。
僕自身は、Iさんと世代が同じである。
Iさんは、社内ベンチャーでソフトウェア開発をしており、ソフトウェアを作って、それを外販する立場である。
そのため、開発者でありながら営業としても最前線で動いており、日本全国を飛び回っていた。
Iさんは泊まりの出張に行くと、夜は飲みにいくのをこの上もなく、楽しむ人だった。
一度夕方にオフィスにIさんを訪問したことがあった。
仕事の打ち合わせがひととおり、予定とおり終わる。
その日は定時にIさんと一緒にオフィスを出ることができた。
自然の流れで、オフィスの近くで軽く飲むことになった。
そこはIさんの行きつけの店だったが、10人も入れば満席になるような小さな店だった。
日本各地の地酒が置いてある店である。
Iさんに、普段飲まない日本酒を勧められた。
名前を知らない地酒だった。
その名前は、残念ながら忘れてしまった。
日本酒で名前を覚えているのは、雪の茅舎だけだ。
そのときのお酒は、名前を読むといかにもおいしそうな名前だった気がする。
確かに飲んで見ると美味しい。
ただし、値段も味にふさわしいものだった。
支払は、もちろんこちらになる。
こういうときは、身銭を切らないいけない。
Iさんとは、このときの海外出張の前に、なんどか一緒に食事をした。
一度は、会社のメンバーも同席したときがあった。
総勢8名くらいになった。
食事の後、カラオケに行くことになる。
Iさんは学生時代にバンドをやっていたという。
音楽好き、カラオケ好きである。
マイクを握ると離さないタイプだ。
ただし、選曲は僕と同世代ということもあって、僕の好きなカテゴリーだ。
アバの“ダンシングクィーン”を歌い出す。
僕も引っ張り込まれて、一緒に歌えと言うポーズをする。
聞いたことはあるが、歌ったことはない。
でも、お客様のおっしゃることはやらないといけない。
二人で妙に盛り上がってしまった。
Tさんとも、海外出張の前に、食事をしている。
カラオケにも行っている。
Tさんは、顔に似合わずというと、怒られるが、随分と優しい歌を歌う。
僕よりも一回り若い世代だ。
そのときも、当時のアイドルグループの歌を歌っていた。
同席した僕の会社の若い子に聞くと、スマップの歌だという。
Nさんとは、別のプロジェクトでもつきあいがあったので、仕事の時間帯も、夜の時間でも、何度か一緒だった。
行動パターン、思考過程が分かっている。
こういうメンバー4人で降り立ったのは、サンフランシスコである。
目的はビジネスであるが、珍道中である。
さて、この先、どうなることやら。
(つづく)
