札幌ころころ(4)
- 2015/09/24
- 00:00
植物園というのは、正式には北海道大学北方生物圏フィールドセンター植物園という。
英文名称は、 Botanic Garden Hokkaido University だ。
大学の研究施設である。
敷地のなかの研究所のような建物には、研究者が常駐されている。
また研究の成果を、市民にも広く知ってもらい、市民の憩いの場としても役立ててもらうという役割も、植物園は持っているという。
このような自然が都会の中にあり、いつでも尋ねることができるというのは素晴らしいことだ。
正門で入場券を券売機で買う。
券を見せて中に入る。
受付には、一人の年輩のかたが座っておられる。
それほど混んでいるわけではない。
ただ、僕の後に入って来た組が2組あったが、いずれも外国人であった。
アジア系の人と、欧米系の人。
受付の方が券売機で券を買うように英語で話している。
定番の英語なので、問題もなく進んでいる。
コロコロを預かってもらおうかと思っていると、ちょうどいい具合に、すぐ横にコインロッカーがある。
100円だが、使用後に返金されるというものだ。
コロコロと鞄を入れて、ここでは一眼レフカメラを使うことにする。
中は静かだ。
緑の深さに圧倒される。
温室に入る。
花は季節があっていないのか、あまり咲いていない。
若いカップルが来ている。
この植物園で見た入園者は、様々だ。
若いカップルは、この温室で見た二人だけだ。
若い男性の二人組。これは日本人。
サラリーマン風のスーツを着た日本人男性。
シニアな婦人のグループ、3人組。
アジア系の外国人2人。いずれも30代くらいの男性。
欧米系の外国人カップル。
日本人女性と欧米系の外国人女性の二人組。
若い男性一人。
それ以外にここの研究生と思われる人達が数名だ。
カメラだけの身軽な格好となっているので、同じような景色なのだが,カメラのシャッターをたくさん押した。
木立が多いところ、草原のように開けたところ、かわいらしい花が咲いているところと、全く同じではないが、いずれにも共通しているのは、緑が視界の多くを占めていることだ。
途中に建物がある。
ひとつは博物館だ。
ここには、動物たちの剥製がある。
最も巨大なものは熊だ。
人を襲ったところを射殺されたという。
南極に残って冬を越したタロの剥製もある。
もう一つの建物は、宮部金吾記念館だ。
時計台でみた農学校卒業生の写真のなかにあった宮部金吾である。
新渡戸稲造、内村鑑三と同期の農学校2期生。
植物の研究に長年にわたり携わり、文化勲章を受章されている。
91歳で亡くなられたというから長寿である。
なぜかこの記念館は写真撮影が禁止だった。
といって、監視をしている人がいるわけではない。
写真は建物だけにしておく。
ぐるっと園内を一周した。
順路とは反対に回ったが、人が多くはないので、それで問題になることはない。
一時間以上いたと思う。
いろいろな植物が出すパワーをもらったような気がした。
ロッカーから荷物と返金されたコインを受け取り、園内を後にする。
まだ時間があるので、大通り公園に向かうことにした。
(つづく)



森の中に咲く花。ヤマツツジ。




英文名称は、 Botanic Garden Hokkaido University だ。
大学の研究施設である。
敷地のなかの研究所のような建物には、研究者が常駐されている。
また研究の成果を、市民にも広く知ってもらい、市民の憩いの場としても役立ててもらうという役割も、植物園は持っているという。
このような自然が都会の中にあり、いつでも尋ねることができるというのは素晴らしいことだ。
正門で入場券を券売機で買う。
券を見せて中に入る。
受付には、一人の年輩のかたが座っておられる。
それほど混んでいるわけではない。
ただ、僕の後に入って来た組が2組あったが、いずれも外国人であった。
アジア系の人と、欧米系の人。
受付の方が券売機で券を買うように英語で話している。
定番の英語なので、問題もなく進んでいる。
コロコロを預かってもらおうかと思っていると、ちょうどいい具合に、すぐ横にコインロッカーがある。
100円だが、使用後に返金されるというものだ。
コロコロと鞄を入れて、ここでは一眼レフカメラを使うことにする。
中は静かだ。
緑の深さに圧倒される。
温室に入る。
花は季節があっていないのか、あまり咲いていない。
若いカップルが来ている。
この植物園で見た入園者は、様々だ。
若いカップルは、この温室で見た二人だけだ。
若い男性の二人組。これは日本人。
サラリーマン風のスーツを着た日本人男性。
シニアな婦人のグループ、3人組。
アジア系の外国人2人。いずれも30代くらいの男性。
欧米系の外国人カップル。
日本人女性と欧米系の外国人女性の二人組。
若い男性一人。
それ以外にここの研究生と思われる人達が数名だ。
カメラだけの身軽な格好となっているので、同じような景色なのだが,カメラのシャッターをたくさん押した。
木立が多いところ、草原のように開けたところ、かわいらしい花が咲いているところと、全く同じではないが、いずれにも共通しているのは、緑が視界の多くを占めていることだ。
途中に建物がある。
ひとつは博物館だ。
ここには、動物たちの剥製がある。
最も巨大なものは熊だ。
人を襲ったところを射殺されたという。
南極に残って冬を越したタロの剥製もある。
もう一つの建物は、宮部金吾記念館だ。
時計台でみた農学校卒業生の写真のなかにあった宮部金吾である。
新渡戸稲造、内村鑑三と同期の農学校2期生。
植物の研究に長年にわたり携わり、文化勲章を受章されている。
91歳で亡くなられたというから長寿である。
なぜかこの記念館は写真撮影が禁止だった。
といって、監視をしている人がいるわけではない。
写真は建物だけにしておく。
ぐるっと園内を一周した。
順路とは反対に回ったが、人が多くはないので、それで問題になることはない。
一時間以上いたと思う。
いろいろな植物が出すパワーをもらったような気がした。
ロッカーから荷物と返金されたコインを受け取り、園内を後にする。
まだ時間があるので、大通り公園に向かうことにした。
(つづく)



森の中に咲く花。ヤマツツジ。



