札幌ころころ(7)
- 2015/09/27
- 00:47
北大植物園の植物からたくさん鋭気をもらった。
まだ時間がある。
大通り公園に行くことにした。
大通り公園は東西に一直線に広がっている。
ちょうど、札幌の北と南の境界線に位置している。
ここから北に向かって、北1条、北2条、、、と通りの名前がつけられている。
同じく南に向かって、南1条、南2条、、、という具合だ。
東西の境目は、大通り公園にあるテレビ塔の位置になる。
これは、タクシーの運転手から教えてもらった。
調べればすぐに分かることだけどね。
大通り公園は、前回札幌に行ったとき、それは学生時代なので、ほとんど記憶がないのだけど、クラブの試合で行った。
東京からクラブの部員全員が札幌に行くわけで、それは大変な事だったと思う。
当時のマネージャーは金策で走り回っていたはずだ。
先輩まわりをして会費を集めるのは、部員の重要な仕事だった。
交通費は部員の自費ではなく、クラブの運営費を使っていた。
移動は飛行機になるので、スカイメイトという、空席がある場合に、航空運賃を半額にして搭乗できる券を使っていた。
これには年齢制限があり、それは22歳未満という条件だったと思うが、4年生とか、あるいは浪人、留年している部員には、条件を満たさない場合もあったはずだ。
これもマネージャーの腕で対応したのだろう。
調べると今でもスカイメイトという制度は残っているという。
試合のあったのは夏休みで、7月だったが、こんな時期の札幌便でスカイメイトを使って20人位の団体が、便を分けてでも移動したことができたのが不思議だ。
当時は、まだそれほど飛行機便を使う事も少なく、また移動する人も、今に比べると少なかったのだろう。
クラブの試合は、1日だけだったが、前後3泊くらいした。
調整の練習もあった。
ただ試合自身は、毎年やっている定期戦のようなものだが、僕の大学がいつも勝っていたので、全員気が楽な遠征だった。
練習以外の時間も十分あったので、仲のよい者同士、大抵は同じ学年だったが、そういう連中と大通り公園に出かけていった。
折角なので、明日の試合の応援をしてくれる人を探そうということで、公園に来ている人達を勧誘したり、楽しい時間だった。
大通り公園に行こうと決めたのは、僕の数十年前の思い出の場所であり、そこに行けば、当時の思い出が、なにか出てくるかなという淡い期待もあったのだ。
コロコロを引っ張って、植物園の正門から3ブロック南へ歩く。
大通り公園はすぐに分かる。
間違えるはずもない。
近づくと、天気がよいせいか、人が溢れかえっている。
今日は平日なのだが、これだけの人が集まるのはなぜだろうと思っていると、イベントがあったのだ。
さっぽろオータムフェスト2015と書いてある。
いろいろな食べ物の店が公園の両側に何ブロックにも渡って並んでいる。
値段も安いのだろう。
昼間からビールを飲みながら、焼肉を食べている人。
北海道の特産物の料理をほおばる人。
子供連れの若い夫婦。
年輩の夫婦。
恋人らしき若いカップル。
友達同士で集まっている人たち。
良い天気と手頃な値段の食事に誘われて、様々な人が集まっている。
僕はコロコロもあり、荷物も多いので、ひたすら歩くだけだ。
目の前にテレビ塔が見える。
圧倒されるような人の群れのなかで、僕がかすかに期待していた数十年間の記憶は、全く出てくることはなく、消し飛んでしまった。
きっとイベントの出し物がなければ、当時と同じ植木たちが、僕の記憶のひだをめくってくれたかもしれない。
でも、それが出来なかったことが、かえってよかったと思った。
札幌駅まで地下鉄に乗ってみようとしたが、左手を見ると、すぐ近くに札幌駅の建屋が見えている。
これは歩いても、大丈夫と、また歩き出す。
札幌駅に到着。
札幌駅から新千歳空港まで、JRで移動する。
空港には予定より随分早く着いたが、去年室蘭に来たときと同じようにラウンジへ行って、空港の滑走路を見ながら、PCを広げることにした。
今回は札幌行きは、仕事の面でも、プライベートでも、いい旅となった。
本日の歩数計、305分、18175歩。
大通り公園に出てくる。

屋台が並ぶ大通り公園。

大通り公園の花壇、その向こうにはオフィスビル。

テレビ塔が見えてくる。

札幌駅が見える。

戻ってきた札幌駅。

千歳空港のラウンジからの眺め。

まだ時間がある。
大通り公園に行くことにした。
大通り公園は東西に一直線に広がっている。
ちょうど、札幌の北と南の境界線に位置している。
ここから北に向かって、北1条、北2条、、、と通りの名前がつけられている。
同じく南に向かって、南1条、南2条、、、という具合だ。
東西の境目は、大通り公園にあるテレビ塔の位置になる。
これは、タクシーの運転手から教えてもらった。
調べればすぐに分かることだけどね。
大通り公園は、前回札幌に行ったとき、それは学生時代なので、ほとんど記憶がないのだけど、クラブの試合で行った。
東京からクラブの部員全員が札幌に行くわけで、それは大変な事だったと思う。
当時のマネージャーは金策で走り回っていたはずだ。
先輩まわりをして会費を集めるのは、部員の重要な仕事だった。
交通費は部員の自費ではなく、クラブの運営費を使っていた。
移動は飛行機になるので、スカイメイトという、空席がある場合に、航空運賃を半額にして搭乗できる券を使っていた。
これには年齢制限があり、それは22歳未満という条件だったと思うが、4年生とか、あるいは浪人、留年している部員には、条件を満たさない場合もあったはずだ。
これもマネージャーの腕で対応したのだろう。
調べると今でもスカイメイトという制度は残っているという。
試合のあったのは夏休みで、7月だったが、こんな時期の札幌便でスカイメイトを使って20人位の団体が、便を分けてでも移動したことができたのが不思議だ。
当時は、まだそれほど飛行機便を使う事も少なく、また移動する人も、今に比べると少なかったのだろう。
クラブの試合は、1日だけだったが、前後3泊くらいした。
調整の練習もあった。
ただ試合自身は、毎年やっている定期戦のようなものだが、僕の大学がいつも勝っていたので、全員気が楽な遠征だった。
練習以外の時間も十分あったので、仲のよい者同士、大抵は同じ学年だったが、そういう連中と大通り公園に出かけていった。
折角なので、明日の試合の応援をしてくれる人を探そうということで、公園に来ている人達を勧誘したり、楽しい時間だった。
大通り公園に行こうと決めたのは、僕の数十年前の思い出の場所であり、そこに行けば、当時の思い出が、なにか出てくるかなという淡い期待もあったのだ。
コロコロを引っ張って、植物園の正門から3ブロック南へ歩く。
大通り公園はすぐに分かる。
間違えるはずもない。
近づくと、天気がよいせいか、人が溢れかえっている。
今日は平日なのだが、これだけの人が集まるのはなぜだろうと思っていると、イベントがあったのだ。
さっぽろオータムフェスト2015と書いてある。
いろいろな食べ物の店が公園の両側に何ブロックにも渡って並んでいる。
値段も安いのだろう。
昼間からビールを飲みながら、焼肉を食べている人。
北海道の特産物の料理をほおばる人。
子供連れの若い夫婦。
年輩の夫婦。
恋人らしき若いカップル。
友達同士で集まっている人たち。
良い天気と手頃な値段の食事に誘われて、様々な人が集まっている。
僕はコロコロもあり、荷物も多いので、ひたすら歩くだけだ。
目の前にテレビ塔が見える。
圧倒されるような人の群れのなかで、僕がかすかに期待していた数十年間の記憶は、全く出てくることはなく、消し飛んでしまった。
きっとイベントの出し物がなければ、当時と同じ植木たちが、僕の記憶のひだをめくってくれたかもしれない。
でも、それが出来なかったことが、かえってよかったと思った。
札幌駅まで地下鉄に乗ってみようとしたが、左手を見ると、すぐ近くに札幌駅の建屋が見えている。
これは歩いても、大丈夫と、また歩き出す。
札幌駅に到着。
札幌駅から新千歳空港まで、JRで移動する。
空港には予定より随分早く着いたが、去年室蘭に来たときと同じようにラウンジへ行って、空港の滑走路を見ながら、PCを広げることにした。
今回は札幌行きは、仕事の面でも、プライベートでも、いい旅となった。
本日の歩数計、305分、18175歩。
大通り公園に出てくる。

屋台が並ぶ大通り公園。

大通り公園の花壇、その向こうにはオフィスビル。

テレビ塔が見えてくる。

札幌駅が見える。

戻ってきた札幌駅。

千歳空港のラウンジからの眺め。
