マツダさんの講演
- 2015/10/10
- 00:00
今日は久しぶりに、講演会の聴講者の席に座って、しっかりと講演を聴いた。
講演者は,車のマツダさんの役員の方だ。
ここ数年マツダさんは、SKYACTIVに関する講演をいろいろなところでやっておられる。
僕もそのいくつかを聴いたことがある。
それぞれの話し手が違うので、内容は多少おなじところもあるが、全く同じということはない。
講演者の立場、役職によって、当然講演の主旨が変わるのである。
今日の講演も、以前聴いた部分もあったかもしれないが、僕には、初めて聴くような印象だった。
特に今日の講演は、より一般の人向けであるので、話が分かりやすい。
僕には、聴いていると、頷く部分が多く、どんどん話に引き込まれていった。
実は、初めは、居眠りをしなければ、いいのだけど、くらいの気持もあった。
でも、折角朝から来ているので、何かキーワードをいくつか持って帰れば、それでよしとしようという心づもりで会場に入った。
会場は大阪でも久しぶりに行くところで、会場に到達するのに、予想以上に時間がかかってしまった。
会場に入ったときには、すでに講演が5分くらい始まっていた。
そのときはビデオが流れていた。
マツダさんの会社の歴史を振り返るものだ。
原爆の写真も出てくる。
僕にとって,広島は、本籍地があるところで、墓もある、という関係だ。
親戚の中には原爆で亡くなった人もいる。
こういう写真を見ると、近しい関係ということを実感する。
マツダさんのブランドメッセージは、ZOOM ZOOMだという。
そういえば、新しい広島カープの球場は、ズームズームスタジオと呼んでいたはずだが、ここからきているのだ、と納得する。
これが僕にとっては、講演の掴みになった。
講演時間は、45分で、いろいろな取り組みの話を紹介される。
開発現場から生産現場まで、面白い話が続く。
そのなかで一番強く印象に残ったのは、生産現場でも”お客様“のことを考えている点だ。
いまでこそ、”顧客第一“というのはありふれた言葉である。
それはお客様と対面する機会の多い営業や、開発設計部門でお客様の声を直接聞くことができる場合は、仕事の中でも定着しやすいことではあるが、生産現場で、工場で働く人には実感しにくいものだ。
講演の話を聴いていると、生産現場でもお客様のことを考えて活動していることが伝わってきた。
このようなことは一朝一夕にはできるものではない。
継続した活動、マツダさんの場合は、モノ造り革新活動を呼んでおられるが、その活動を継続することにより実現できているのだろう。
ものづくりの流れのなかでは、開発・設計段階で決めた仕様や機能を実現することが、生産現場に課せられた課題である。
ところが、マツダさんでは、生産現場でのブレイクスルーにより設計図面レベルを超えることもあると言われる。
出荷した後のお客様の求めておられる価値、機能を追求することで、それを可能にしているのだ。
通常は考えられないことだ。
これこそが日本のものづくりの強さの最たるところだろう。
今後の取り組みのなかで、2020年が創立100周年になる年だが、その時にはマツダ車で広島の街をいっぱいにしたいと言われる。
いまから5年後である。
今日の講演を聴いていると、それが現実になりそうな気持ちになる。
夢を語ることができる、夢を持つことができる企業は素晴らしい。
広島の街と川

講演者は,車のマツダさんの役員の方だ。
ここ数年マツダさんは、SKYACTIVに関する講演をいろいろなところでやっておられる。
僕もそのいくつかを聴いたことがある。
それぞれの話し手が違うので、内容は多少おなじところもあるが、全く同じということはない。
講演者の立場、役職によって、当然講演の主旨が変わるのである。
今日の講演も、以前聴いた部分もあったかもしれないが、僕には、初めて聴くような印象だった。
特に今日の講演は、より一般の人向けであるので、話が分かりやすい。
僕には、聴いていると、頷く部分が多く、どんどん話に引き込まれていった。
実は、初めは、居眠りをしなければ、いいのだけど、くらいの気持もあった。
でも、折角朝から来ているので、何かキーワードをいくつか持って帰れば、それでよしとしようという心づもりで会場に入った。
会場は大阪でも久しぶりに行くところで、会場に到達するのに、予想以上に時間がかかってしまった。
会場に入ったときには、すでに講演が5分くらい始まっていた。
そのときはビデオが流れていた。
マツダさんの会社の歴史を振り返るものだ。
原爆の写真も出てくる。
僕にとって,広島は、本籍地があるところで、墓もある、という関係だ。
親戚の中には原爆で亡くなった人もいる。
こういう写真を見ると、近しい関係ということを実感する。
マツダさんのブランドメッセージは、ZOOM ZOOMだという。
そういえば、新しい広島カープの球場は、ズームズームスタジオと呼んでいたはずだが、ここからきているのだ、と納得する。
これが僕にとっては、講演の掴みになった。
講演時間は、45分で、いろいろな取り組みの話を紹介される。
開発現場から生産現場まで、面白い話が続く。
そのなかで一番強く印象に残ったのは、生産現場でも”お客様“のことを考えている点だ。
いまでこそ、”顧客第一“というのはありふれた言葉である。
それはお客様と対面する機会の多い営業や、開発設計部門でお客様の声を直接聞くことができる場合は、仕事の中でも定着しやすいことではあるが、生産現場で、工場で働く人には実感しにくいものだ。
講演の話を聴いていると、生産現場でもお客様のことを考えて活動していることが伝わってきた。
このようなことは一朝一夕にはできるものではない。
継続した活動、マツダさんの場合は、モノ造り革新活動を呼んでおられるが、その活動を継続することにより実現できているのだろう。
ものづくりの流れのなかでは、開発・設計段階で決めた仕様や機能を実現することが、生産現場に課せられた課題である。
ところが、マツダさんでは、生産現場でのブレイクスルーにより設計図面レベルを超えることもあると言われる。
出荷した後のお客様の求めておられる価値、機能を追求することで、それを可能にしているのだ。
通常は考えられないことだ。
これこそが日本のものづくりの強さの最たるところだろう。
今後の取り組みのなかで、2020年が創立100周年になる年だが、その時にはマツダ車で広島の街をいっぱいにしたいと言われる。
いまから5年後である。
今日の講演を聴いていると、それが現実になりそうな気持ちになる。
夢を語ることができる、夢を持つことができる企業は素晴らしい。
広島の街と川
