岐阜のローカル線
- 2015/01/26
- 00:01
岐阜方面に出張で何度か行くことがあった。行き先の最寄り駅は、北方真桑と言う。
こう書かれると、一見読みにくそうであるが、そのまま読めばよい。きたがたまくわである。難しくはない。
大阪方面から行く場合は、在来線を使うとJRの大垣駅で乗り換えることになる。大垣駅は、JR東海道線であるが、大垣から樽見鉄道という支線が出ている。
乗換案内で調べるとどうもJRではない。
初めて行ったときは、乗り継ぎ時間が短いのは分かっていたのだが、乗換はすぐに分かるだろうと高をくくっていた。
東海道線の大垣駅から出ている樽見鉄道は、JRでないので、当然JRの改札から出てから乗り換えるものだと勝手に考えていたのが間違いだった。樽見鉄道は、以前はJRの支線だったようで、乗り場はJRと同じプラットフォームの端のほうにあったのである。
それに気がついて、改札口から再度入り直したときには、本来乗るべき樽見鉄道の列車は、影も形もなかった。
時刻表を見ると、次の列車は1時間以上先であった。
先方との約束の時間があったので、やむなくタクシーを飛ばすはめになり、随分の出費となってしまった。
目的地の北方真桑まで大垣からは電車にのれば20分もかからないのであるが、タクシーはもっとかかったような気がした。
いつも思うのだが、ローカルな地域でのタクシーのメーターは随分早く上がるようである。道路事情がよいので、渋滞もなくすいすいと走り、短い時間で遠くまで行けるせいだろうか。
そのくせ、列車を追いかけたときは、気がせいていて、時間がかかったような気がしたのだろう。
北方真桑の駅は、寅さんが出てきそうな雰囲気の駅である。
駅には乗車券の券売機もあるが、買うことはできない。
無人駅である。
駅舎は、結構広いのに無人というのも不思議である。
人員削減で駅員を配置できないというのだろう。
ところが、帰路につくときに、高校の下校時間帯に重なると、列車は1両しかないため、立派なラッシュアワーとなる。
それでも座れない程ではない。
こういう駅なので、駅前にタクシーが待っていることもない。
待ち合わせに使える喫茶店はもちろんない。
ところが、もうひとつの驚きは、もう一駅北にある、モレラ岐阜という駅である。
この駅そのものは、北方真桑と変わらぬ、もっと小規模な無人駅だが、駅から数分歩くと大きなショッピングモールに出くわす。
ここには近辺の自家用車が全部集まってくるのでないかと思うくらい大きな駐車場がある。タクシー乗り場、と言ってもあまりタクシーは待っていないことが多いが、それもある。
タクシー乗り場からタクシー会社へと電話して来てもらうのである。
総じて、ローカル色の濃い街ではあるが、こういう街に降りると、なぜかほっとする。
気持ちがよい。
晴れているときは、もっと気持ちがよくなる。
樽見鉄道の大垣駅。1両の列車である。

北方真桑の駅。

駅舎。

プラットフォーム。単線である。ここで上り下りの列車がすれ違う。

駅の周り。

一つ北の駅、モレラ岐阜のショッピングモールの駐車場とタクシー乗り場。この日は天気がよかった。

こう書かれると、一見読みにくそうであるが、そのまま読めばよい。きたがたまくわである。難しくはない。
大阪方面から行く場合は、在来線を使うとJRの大垣駅で乗り換えることになる。大垣駅は、JR東海道線であるが、大垣から樽見鉄道という支線が出ている。
乗換案内で調べるとどうもJRではない。
初めて行ったときは、乗り継ぎ時間が短いのは分かっていたのだが、乗換はすぐに分かるだろうと高をくくっていた。
東海道線の大垣駅から出ている樽見鉄道は、JRでないので、当然JRの改札から出てから乗り換えるものだと勝手に考えていたのが間違いだった。樽見鉄道は、以前はJRの支線だったようで、乗り場はJRと同じプラットフォームの端のほうにあったのである。
それに気がついて、改札口から再度入り直したときには、本来乗るべき樽見鉄道の列車は、影も形もなかった。
時刻表を見ると、次の列車は1時間以上先であった。
先方との約束の時間があったので、やむなくタクシーを飛ばすはめになり、随分の出費となってしまった。
目的地の北方真桑まで大垣からは電車にのれば20分もかからないのであるが、タクシーはもっとかかったような気がした。
いつも思うのだが、ローカルな地域でのタクシーのメーターは随分早く上がるようである。道路事情がよいので、渋滞もなくすいすいと走り、短い時間で遠くまで行けるせいだろうか。
そのくせ、列車を追いかけたときは、気がせいていて、時間がかかったような気がしたのだろう。
北方真桑の駅は、寅さんが出てきそうな雰囲気の駅である。
駅には乗車券の券売機もあるが、買うことはできない。
無人駅である。
駅舎は、結構広いのに無人というのも不思議である。
人員削減で駅員を配置できないというのだろう。
ところが、帰路につくときに、高校の下校時間帯に重なると、列車は1両しかないため、立派なラッシュアワーとなる。
それでも座れない程ではない。
こういう駅なので、駅前にタクシーが待っていることもない。
待ち合わせに使える喫茶店はもちろんない。
ところが、もうひとつの驚きは、もう一駅北にある、モレラ岐阜という駅である。
この駅そのものは、北方真桑と変わらぬ、もっと小規模な無人駅だが、駅から数分歩くと大きなショッピングモールに出くわす。
ここには近辺の自家用車が全部集まってくるのでないかと思うくらい大きな駐車場がある。タクシー乗り場、と言ってもあまりタクシーは待っていないことが多いが、それもある。
タクシー乗り場からタクシー会社へと電話して来てもらうのである。
総じて、ローカル色の濃い街ではあるが、こういう街に降りると、なぜかほっとする。
気持ちがよい。
晴れているときは、もっと気持ちがよくなる。
樽見鉄道の大垣駅。1両の列車である。

北方真桑の駅。

駅舎。

プラットフォーム。単線である。ここで上り下りの列車がすれ違う。

駅の周り。

一つ北の駅、モレラ岐阜のショッピングモールの駐車場とタクシー乗り場。この日は天気がよかった。
