子供のこと(1)
- 2015/11/05
- 00:00
子供がまだ幼い頃だ。
幼稚園に通う前のこと。
身体は頑丈ではなかった。
よく病気になった。
重い病気ではないが、なにしろ幼い子供というのは、治るのも早いが、悪くなるのも早い。
急に病状が悪くなることもある。
夜中に熱が出る。
かなりの高熱になっている。
病院に連れて行くことになるのだが、僕にはなにもできない。
そのときは、息子を抱きしめることにしていた。
僕の持っているパワーで、息子の身体を元気にしようと念じるのだ。
もちろん、そこにはなにも科学的な根拠もない。
一刻も早く、医者に診てもらうのが最善の策であることは分かっている。
それでも、しっかりと抱きしめる。
ぎゅっと抱きしめる。
きっと僕の力が息子に伝わっていくと信じている。
翌朝、息子は快復に向かう。

幼稚園に通う前のこと。
身体は頑丈ではなかった。
よく病気になった。
重い病気ではないが、なにしろ幼い子供というのは、治るのも早いが、悪くなるのも早い。
急に病状が悪くなることもある。
夜中に熱が出る。
かなりの高熱になっている。
病院に連れて行くことになるのだが、僕にはなにもできない。
そのときは、息子を抱きしめることにしていた。
僕の持っているパワーで、息子の身体を元気にしようと念じるのだ。
もちろん、そこにはなにも科学的な根拠もない。
一刻も早く、医者に診てもらうのが最善の策であることは分かっている。
それでも、しっかりと抱きしめる。
ぎゅっと抱きしめる。
きっと僕の力が息子に伝わっていくと信じている。
翌朝、息子は快復に向かう。
