風邪のその後(2)
- 2015/11/28
- 00:00
血液検査は、3週間前にやっていた。
ただ、このときは、血糖値と高血圧で通院している、かかりつけの内科医院でのものだ。
そのときの結果は、次回の診察日まで聞くことはない。
よほど異常値があれば、連絡があるはずだが、今ではほぼ正常な状態で推移しているので、連絡はなく、結果も知らないのである。
血液検査は、平均すると3ヶ月に1回くらいは受けているので、なにも戸惑うところもなく、簡単に終わる。
次はレントゲン検査である。
これも昔から受けているもので、上は下着のシャツ1枚になって、はい、大きく息を吸って、とめて、という検査技師の指示にあわせて、レントゲン撮影機器を両腕で抱えていれば、何事もなく、終わる。
2つの検査が終わり、再び内科の総合受付に戻る。
しばらく待つように言われる。
待ち時間は、10分もなかった。
院内は比較的ゆったりしていて、患者の数もそれほど多くはない。
いつも行っている私立の病院と同じくらいの患者数であるが、混んでいるとは感じない。
待合室の椅子も数が多いせいか、長いすに一人がすわっているかどうかという混み具合だ。
要は中が広いのである。
病院自体は結構古くからある。40年以上はここに建っている。
最近、新しい場所に移転先を探しているというニュースを聞いたことがある。
名前を呼ばれたので、先ほどの若い医師の部屋に入っていく。
若先生は、驚いた顔をして、どうされましたか、と聞く。
検査が終わりましたと言うと、ここではありませんと、別の部屋に案内された。
次は科目別の専門医のところにいく順番なのだ。
正しい部屋に入る。
かなり年輩の医師だ。
先生の前の椅子に座ると、目の前に胸のレントゲン写真が貼ってある。
いよいよ宣告か。
呼吸器系での異常はありません。
レントゲン写真にも、血液検査の数値も正常です。
安心する。
思えば2週間まえに、受診した町医者、呼吸器科という看板をあげている医院での見立てが正しかったのである。
あの先生は、聴診器もあてず、喉をのぞくこともなく、患者の話を聞くだけで、ただ唯一首の横を押して、これはかなり凝ってますね、と言っただけだったが、迷医ではなく、名医だったのかもしれない。
目の前の呼吸器科の専門医は,血液検査の結果を見て、呼吸器系ではないが、肝機能の数値がやや高いこと、血小板数がやや少ないと説明する。
肝機能については、いくつかの数値があるが、ただひとつだけが正常値の範囲を超えているが、肝炎が隠れている事もあるから、エコー検査をしたほうがよいと言われる。
定期検査を来月にやりますと言うと、それでは、そのときに診てもらって下さいという。
ただ、今回の結果について、かかりつけの医院に出すための診断書を書くと言って、画面にむかって打ち始める。
最近はすべてがこのようにIT化されているのだ。
結局、今回は検査と二人の医師の診断だけで終わった。
10時半には終わった。
薬も出なかったので、後は会計を済ませて帰るだけだ。
帰宅後、肝機能の数値がやや異常を示していたものを、過去の健康診断の結果と比べてみた。過去3年間には正常値を示していた。
今年もかかりつけの医院での検査結果もあったので、そのときも正常である。
これは、直前に服用していた漢方薬のせいかもしれない。
あの迷医と間違えた、どうやら名医がだした処方であるが、今日の専門医は、お薬手帳の中味まで精査したわけではないので、漢方薬が原因の可能性が高いだろう。
ちなみにこれは、薬にはやたら詳しい人の助言である。
いずれにしても、特別な病気でないのは、ほぼ間違いない。
ただ、以前として時々咳がでる。
当分はマスクをしなければいけないだろう。
アルコールとカラオケも当分はお預けになりそうだ。
早く思い切り、発散できるようになりたい。

ただ、このときは、血糖値と高血圧で通院している、かかりつけの内科医院でのものだ。
そのときの結果は、次回の診察日まで聞くことはない。
よほど異常値があれば、連絡があるはずだが、今ではほぼ正常な状態で推移しているので、連絡はなく、結果も知らないのである。
血液検査は、平均すると3ヶ月に1回くらいは受けているので、なにも戸惑うところもなく、簡単に終わる。
次はレントゲン検査である。
これも昔から受けているもので、上は下着のシャツ1枚になって、はい、大きく息を吸って、とめて、という検査技師の指示にあわせて、レントゲン撮影機器を両腕で抱えていれば、何事もなく、終わる。
2つの検査が終わり、再び内科の総合受付に戻る。
しばらく待つように言われる。
待ち時間は、10分もなかった。
院内は比較的ゆったりしていて、患者の数もそれほど多くはない。
いつも行っている私立の病院と同じくらいの患者数であるが、混んでいるとは感じない。
待合室の椅子も数が多いせいか、長いすに一人がすわっているかどうかという混み具合だ。
要は中が広いのである。
病院自体は結構古くからある。40年以上はここに建っている。
最近、新しい場所に移転先を探しているというニュースを聞いたことがある。
名前を呼ばれたので、先ほどの若い医師の部屋に入っていく。
若先生は、驚いた顔をして、どうされましたか、と聞く。
検査が終わりましたと言うと、ここではありませんと、別の部屋に案内された。
次は科目別の専門医のところにいく順番なのだ。
正しい部屋に入る。
かなり年輩の医師だ。
先生の前の椅子に座ると、目の前に胸のレントゲン写真が貼ってある。
いよいよ宣告か。
呼吸器系での異常はありません。
レントゲン写真にも、血液検査の数値も正常です。
安心する。
思えば2週間まえに、受診した町医者、呼吸器科という看板をあげている医院での見立てが正しかったのである。
あの先生は、聴診器もあてず、喉をのぞくこともなく、患者の話を聞くだけで、ただ唯一首の横を押して、これはかなり凝ってますね、と言っただけだったが、迷医ではなく、名医だったのかもしれない。
目の前の呼吸器科の専門医は,血液検査の結果を見て、呼吸器系ではないが、肝機能の数値がやや高いこと、血小板数がやや少ないと説明する。
肝機能については、いくつかの数値があるが、ただひとつだけが正常値の範囲を超えているが、肝炎が隠れている事もあるから、エコー検査をしたほうがよいと言われる。
定期検査を来月にやりますと言うと、それでは、そのときに診てもらって下さいという。
ただ、今回の結果について、かかりつけの医院に出すための診断書を書くと言って、画面にむかって打ち始める。
最近はすべてがこのようにIT化されているのだ。
結局、今回は検査と二人の医師の診断だけで終わった。
10時半には終わった。
薬も出なかったので、後は会計を済ませて帰るだけだ。
帰宅後、肝機能の数値がやや異常を示していたものを、過去の健康診断の結果と比べてみた。過去3年間には正常値を示していた。
今年もかかりつけの医院での検査結果もあったので、そのときも正常である。
これは、直前に服用していた漢方薬のせいかもしれない。
あの迷医と間違えた、どうやら名医がだした処方であるが、今日の専門医は、お薬手帳の中味まで精査したわけではないので、漢方薬が原因の可能性が高いだろう。
ちなみにこれは、薬にはやたら詳しい人の助言である。
いずれにしても、特別な病気でないのは、ほぼ間違いない。
ただ、以前として時々咳がでる。
当分はマスクをしなければいけないだろう。
アルコールとカラオケも当分はお預けになりそうだ。
早く思い切り、発散できるようになりたい。
