モンクはやっぱりおもろい(2)
- 2015/12/08
- 00:00
モンクの”瞳に魅せられて“の小ネタだ。
モンクはなかなか寝られない。
殺人事件を目撃するのに、ストットルマイヤー警部とディッシャー警部補、それに鑑識や他の刑事が現場に来ると、なんと殺された被害者も、血痕も乱闘の後も全くなくなっている。
警察関係者が不思議な顔をして,モンクの横を通り過ぎていく。
この馬鹿、なにを見たのだ、殺人事件だって? なにも痕跡がないじゃないか。
こんな夜中に呼びつけていい加減にしろ、と言いたいのをこらえて、そんな気持をぶつけるように、モンクを睨みつけて歩き去る。
さすがにストットルマイヤー警部は、慰めるように、言う。
俺だって36時間も寝なければ、おかしくなる、モンクは何時間寝ていないのだ。
3日間だって。
それは幻影も見る。
そういうときのドクター ストットルマイヤーの処方箋は、バーに行って、シングルモルトをストレートで飲む、
目の前の水槽で金魚が泳いでいるのを見る。
そうやって家に帰れば寝られる。
俺の場合は、100%だ。
モンクは、言われたようにバーに行く。
すると中年のおっさんがいる。
バーのカウンターの端にいる青年二人に賭けをしようと持ちかける。
1ドルをカウンターに置く。
この酒を俺は手を使わずに飲むことができる。
どうだ、賭けるか。
青年が隣の青年に、にやっと笑って、これは負けるわけがないと目で言って、賭けを受ける。
おっさんは、青年のバーボンが入ったグラスを見つめている。
グラスの下にはナプキンがある。
なぜかもっともらしく、それを触るような仕草をする。
すると突然、これはだめだ、と言って、グラスを手にとって飲み干す。
手を使った、と青年がクレームする。
そうだ、俺の負けだ、とおっさんは、1ドル札を青年に渡す。
青年が勝ったと喜ぶ。
と、カウンターの中のマスターが言うのだ。
バーボン、8ドルです。
おっさんは、8ドルの酒を1ドルで飲んだのだ。
それをカウンターの端で見ていたモンクのところにおっさんが近づいていく。
モンクは、こんな詐欺師には引っかからないという顔をしている。
ところが、おっさんはプロだ。
うまくモンクを誘う。
おまえさんがはいている靴をどこで手に入れたかをあてよう。
50ドルだ、どうだ。
俺には分かりっこないだろう。
おっさんが10ドル札を5枚カウンターに並べる。
モンクもこれは勝てるだろうと読んで、財布から50ドル札を1枚出す。
おっさんが、言う。
モンクの靴を見ながら、そうだね、おまえさんの靴は、靴屋で買ったのだろう。
当たり前のことだ。
モンクは50ドルを取られるのである。
この後、モンクはさらにだまされて、財布を丸ごとすり替えられてしまう。
映画”スティング“でもそういうシーンがあったけど、それよりももっと簡単におっさんは、モンクの財布をすり替えるのだ。

モンクはなかなか寝られない。
殺人事件を目撃するのに、ストットルマイヤー警部とディッシャー警部補、それに鑑識や他の刑事が現場に来ると、なんと殺された被害者も、血痕も乱闘の後も全くなくなっている。
警察関係者が不思議な顔をして,モンクの横を通り過ぎていく。
この馬鹿、なにを見たのだ、殺人事件だって? なにも痕跡がないじゃないか。
こんな夜中に呼びつけていい加減にしろ、と言いたいのをこらえて、そんな気持をぶつけるように、モンクを睨みつけて歩き去る。
さすがにストットルマイヤー警部は、慰めるように、言う。
俺だって36時間も寝なければ、おかしくなる、モンクは何時間寝ていないのだ。
3日間だって。
それは幻影も見る。
そういうときのドクター ストットルマイヤーの処方箋は、バーに行って、シングルモルトをストレートで飲む、
目の前の水槽で金魚が泳いでいるのを見る。
そうやって家に帰れば寝られる。
俺の場合は、100%だ。
モンクは、言われたようにバーに行く。
すると中年のおっさんがいる。
バーのカウンターの端にいる青年二人に賭けをしようと持ちかける。
1ドルをカウンターに置く。
この酒を俺は手を使わずに飲むことができる。
どうだ、賭けるか。
青年が隣の青年に、にやっと笑って、これは負けるわけがないと目で言って、賭けを受ける。
おっさんは、青年のバーボンが入ったグラスを見つめている。
グラスの下にはナプキンがある。
なぜかもっともらしく、それを触るような仕草をする。
すると突然、これはだめだ、と言って、グラスを手にとって飲み干す。
手を使った、と青年がクレームする。
そうだ、俺の負けだ、とおっさんは、1ドル札を青年に渡す。
青年が勝ったと喜ぶ。
と、カウンターの中のマスターが言うのだ。
バーボン、8ドルです。
おっさんは、8ドルの酒を1ドルで飲んだのだ。
それをカウンターの端で見ていたモンクのところにおっさんが近づいていく。
モンクは、こんな詐欺師には引っかからないという顔をしている。
ところが、おっさんはプロだ。
うまくモンクを誘う。
おまえさんがはいている靴をどこで手に入れたかをあてよう。
50ドルだ、どうだ。
俺には分かりっこないだろう。
おっさんが10ドル札を5枚カウンターに並べる。
モンクもこれは勝てるだろうと読んで、財布から50ドル札を1枚出す。
おっさんが、言う。
モンクの靴を見ながら、そうだね、おまえさんの靴は、靴屋で買ったのだろう。
当たり前のことだ。
モンクは50ドルを取られるのである。
この後、モンクはさらにだまされて、財布を丸ごとすり替えられてしまう。
映画”スティング“でもそういうシーンがあったけど、それよりももっと簡単におっさんは、モンクの財布をすり替えるのだ。
