福ちゃんを見た
- 2015/12/15
- 00:00
家の近くのスーパー。
大型ショッピングセンターの中にある。
周りには名前を読んでも、アルファベットの並びは分かっても、発音できない、小洒落たファッション関係の店が並ぶ。
その奥に定番のスーパーがある。
まだすいている時間帯だった。
入口から中に入っていくと、僕の横を小柄だが、がっちりした体のおっさんが急ぎ足で、歩いて行く。
歩いて行くというよりも、駆け足である。
速い。
おっ、これは熱血タイガースの党首にして、世界の盗塁王、福ちゃんこと福本 豊さんではないか。
毎週テレビで顔を見ている。
野球解説をすると、その味は天下一品だ。
ある試合、両チーム得点が入らない。
スコアボードにはゼロが並ぶ。
いつ得点が入るのだろう。
アナウンサーが、これからどうなるのでしょうと、福ちゃんに話を振ると,スコアボードを見て、言った言葉がすごい。
福ちゃんならではだ。
「たこ焼きやね」
ゼロが2列並んでいるのを見ると,確かにそうだ。
たこ焼きが、たこ焼き器の上で並んでいる形を彷彿とさせる。
スーパーで僕の横を走り去った福ちゃん。
スピードを緩めない。
さすが世界の盗塁王だ。
鮮魚コーナーのほうに進んで行った。
なにかを手に取った。
寿司だろうか。
初めからこれを買うのだと、しっかり目標を決めている。
手に取るや、そのまままた元のスピードまでギアを上げて,駆け去った。
あっという間の出来事だった。
きっと、ゆっくり品物を見ていたりすると、関西のおばちゃんやおねえちゃん、おっさん達が声をかけるのだろう。
人気商売の仕事だ。ファンには悪い印象を与えてはいけない。
時間のないときは、さっさと用事を済ませて、立ち去るのが一番である。
きっと福ちゃんは、食べるときもあのスピード感で食べるのだろうか。
まぁ、昔から早飯、早糞、芸のうちと言うからね。
話が落ちてしまったので、この話は、この辺で終わりだ。

大型ショッピングセンターの中にある。
周りには名前を読んでも、アルファベットの並びは分かっても、発音できない、小洒落たファッション関係の店が並ぶ。
その奥に定番のスーパーがある。
まだすいている時間帯だった。
入口から中に入っていくと、僕の横を小柄だが、がっちりした体のおっさんが急ぎ足で、歩いて行く。
歩いて行くというよりも、駆け足である。
速い。
おっ、これは熱血タイガースの党首にして、世界の盗塁王、福ちゃんこと福本 豊さんではないか。
毎週テレビで顔を見ている。
野球解説をすると、その味は天下一品だ。
ある試合、両チーム得点が入らない。
スコアボードにはゼロが並ぶ。
いつ得点が入るのだろう。
アナウンサーが、これからどうなるのでしょうと、福ちゃんに話を振ると,スコアボードを見て、言った言葉がすごい。
福ちゃんならではだ。
「たこ焼きやね」
ゼロが2列並んでいるのを見ると,確かにそうだ。
たこ焼きが、たこ焼き器の上で並んでいる形を彷彿とさせる。
スーパーで僕の横を走り去った福ちゃん。
スピードを緩めない。
さすが世界の盗塁王だ。
鮮魚コーナーのほうに進んで行った。
なにかを手に取った。
寿司だろうか。
初めからこれを買うのだと、しっかり目標を決めている。
手に取るや、そのまままた元のスピードまでギアを上げて,駆け去った。
あっという間の出来事だった。
きっと、ゆっくり品物を見ていたりすると、関西のおばちゃんやおねえちゃん、おっさん達が声をかけるのだろう。
人気商売の仕事だ。ファンには悪い印象を与えてはいけない。
時間のないときは、さっさと用事を済ませて、立ち去るのが一番である。
きっと福ちゃんは、食べるときもあのスピード感で食べるのだろうか。
まぁ、昔から早飯、早糞、芸のうちと言うからね。
話が落ちてしまったので、この話は、この辺で終わりだ。
