出版の話
- 2015/12/27
- 00:00
それを必要としていることが分かっているお客様と、それを認識していないお客様では、営業の仕方が大きく違うことを書いた。
その話を聞いたのは、今から20年以上前の話だ。
ところが同じようなことをごく最近経験した。
それは書籍の出版に関することだ。
技術的な書籍を4年くらい前から、僕が一緒にやっているグループから出版している。
グループの中から本を書こうと言う人が企画を作り、それを出版社に提案して、OKがでれば出版される。
いままで5冊の本を出している。
いずれも工学系の専門書である。
一度に出版されるのは、初版初刷りが2000部程度。増刷時は、600部くらいを印刷する。
売れている本だと年に1回程度増刷される。
内容は、いずれも大学の教科書のレベル以上のものだ。
初めて出版するときは、出版社からも信用されていなかったのだろう、結構な部数の在庫を持つことになった。
幸い、一冊目が好評だったので、その後は、在庫を大きく持つ必要はなくなった。
新しい企画も比較的スムーズに出版決定会議で通してもらっていた。
次に新しい企画を考えていたので、その話をお世話になっている出版会社の編集部の部長さんに打診してみた。
いままでの5冊のようにいい反応が返ってこない。
ただ、部長さんの説明を聞くと、なるほどと思う。
必要なものを理解している人と、これが必要かどうかをまだ認識していない人の差の話と同じなのだ。
いままでの5冊は、その内容を勉強したい人が、確実にいる。
それもかなりの数の人がいて、今後も増えていくことが予想される。
ところが、次の企画は、その内容を勉強しないと、これからの技術者は、国際的な競争にも勝てない、企業としても成長がない、今後勉強して日々の業務のなかで、その意識を持って活動していく必要がありますよ、ということを訴える内容になるのだ。
宣伝の仕方にもよるのだろうが、編集部の部長さんが書かれている内容をみて、ちょうど20年以上前に経験した営業の仕方が違うことを思い出したのである。
次に企画しているテーマは、”特許、知財関係”である。

その話を聞いたのは、今から20年以上前の話だ。
ところが同じようなことをごく最近経験した。
それは書籍の出版に関することだ。
技術的な書籍を4年くらい前から、僕が一緒にやっているグループから出版している。
グループの中から本を書こうと言う人が企画を作り、それを出版社に提案して、OKがでれば出版される。
いままで5冊の本を出している。
いずれも工学系の専門書である。
一度に出版されるのは、初版初刷りが2000部程度。増刷時は、600部くらいを印刷する。
売れている本だと年に1回程度増刷される。
内容は、いずれも大学の教科書のレベル以上のものだ。
初めて出版するときは、出版社からも信用されていなかったのだろう、結構な部数の在庫を持つことになった。
幸い、一冊目が好評だったので、その後は、在庫を大きく持つ必要はなくなった。
新しい企画も比較的スムーズに出版決定会議で通してもらっていた。
次に新しい企画を考えていたので、その話をお世話になっている出版会社の編集部の部長さんに打診してみた。
いままでの5冊のようにいい反応が返ってこない。
ただ、部長さんの説明を聞くと、なるほどと思う。
必要なものを理解している人と、これが必要かどうかをまだ認識していない人の差の話と同じなのだ。
いままでの5冊は、その内容を勉強したい人が、確実にいる。
それもかなりの数の人がいて、今後も増えていくことが予想される。
ところが、次の企画は、その内容を勉強しないと、これからの技術者は、国際的な競争にも勝てない、企業としても成長がない、今後勉強して日々の業務のなかで、その意識を持って活動していく必要がありますよ、ということを訴える内容になるのだ。
宣伝の仕方にもよるのだろうが、編集部の部長さんが書かれている内容をみて、ちょうど20年以上前に経験した営業の仕方が違うことを思い出したのである。
次に企画しているテーマは、”特許、知財関係”である。
