ぶろぐのあたま

木蘭の花が満開になるのは、3月の中旬だ。
3月の初めには、つぼみが膨らみ始める。
今は1月。
今の木蘭には、つぼみらしきものが見える。

今日ひさしぶりに、もくれんを見てみたよ。
..........　 まだ、なにもないのじゃないの。
と、思うだろう。でもよく見るとしっかりとつぼみがあるんだ。
............ へぇ、もうつぼみがあるの。
そうなんだ。まだまだ花が咲くのは、先の話だけどね。
............ 花が一杯に咲くのは、3月でしょ。
3月も後半だったね。去年見たときは。
............ ということは、2ヶ月以上もつぼみのままなわけ。
そういうことになるね。3月のはじめもまだつぼみだったからね。
............ 長い間のつぼみなのね。
ずぅっとそうして大きな花を咲かせるためにエネルギーを蓄えているのだろうね。
............ 咲いているのは、わずか2週間くらいでしょ。そのために何ヶ月もためているのね。
つぼみができ始めるのは、もっと前かも知れないからね。きっと苦節半年で一気に満開にもっていくのだよ。
............ でも、いまつぼみをつけているのは、誰も気がついてないのじゃない。
確かにね。つぼみは結構高いところにあるから、上を見上げないと気がつかないよ。
............ 街路樹でも上を向いて歩かないと、分からないのね。
そうそう、下を向いたり、普通に前を向いていてはだめ。ときには、ぐっと胸を張って上を向く、それが大事なんだ。
............ へぇ、そうなのね。もくれんのつぼみに気がつくには、ちょっと一休み、少し上を向いて、という気持のときなのね。


後2ヶ月もすれば、見事な白い花が一杯に咲くのだろう。
いましばらく、そのときに備えている木蘭たちを見つめていよう。

1月の木蘭