フローズン・ストロベリー・マルガリータ
- 2016/01/31
- 00:00
カクテルで好きな物、それがフローズン・ストロベリー・マルガリータだ。
まだあまりお酒が飲めなかった頃、イランから来た若い男性と食事に行った。
彼とは日本で何度も一緒に仕事をしていた。
彼のことは、このブログでも何度か紹介している。
Sさんだ。
仕事を終えて、大阪駅の横にあるビルの上にレストラン街に二人で行った。
今日はメキシコ料理を食べようとSさんが言う。
Sさんの大阪での定宿がこのビルにあり、このメキシコ料理店には、Sさんは以前にも入ったことがある。
僕は、そのときが初めてだ。
お店は、このビルの上層階にある。
あれは神戸の震災よりもかなり前のことだ。
その店は、今でも同じ名前で、同じところにあるが、今はすっかり中の様子が変わっている。
当時行ったときは、店の中は、結構照明が暗く、雰囲気も落ち着いていた。
小さなステージがあり、生演奏をやっていた。
当時は夜のディナーを楽しむ、今は、すっかりファミリー向けとなっている。
店のコンセプトが変わったのだ。
僕は、メキシコ料理をそれまでに食べた記憶がほとんどない。
料理の前に飲み物を注文する。
当時は僕自身が、お酒はたいして飲めなかった。
いつもなら、ビールを頼むところだったが、Sさんが頼んだものに合わせた。
それがフローズン・ストローベリー・マルガリータだ。
フローズンなので、氷が入っている。
お酒の強くない僕でも、とても口当たりがよく、美味しかった記憶が強く残っている。
このときに初めて飲んで気に入ったのだ。
それからカクテルを飲むチャンスがあるときに、同じものをメニューで探すようになった。
ところが、意外と出会わないのだ。
ストロベリー・マルガリータはあっても、フローズンはない。
フローズンはあっても、フローズン・マルガリータで、ストロベリーはない,と言う具合だ。
ところが、あれから30年くらい経った一昨年だ。
沖縄に行くことになった。
そのとき泊まっているホテルのバーに行った。
そこのメニューに、はっきりとフローズン・ストロベリー・マルガリータが書いてある。
いままで長い間出会わなかったこともあり、何杯もお替わりをした。
以前よりは飲めるようになっていたからね。
これほど気に入ったのは、きっと初めて飲んだときの、あのお店の雰囲気、薄暗い照明の中、男同士であったが、恋人達が二人の時間を楽しめる雰囲気、そして一緒にいたのがSさん、そういうすべての条件が、僕を気持ちよくさせたに違いない。
沖縄で頼んだときは、時間が十分あったので、気にならなかったが、なかなか頼んだ物が出てこない。
同僚と3人一緒だったが、沖縄の夜の海を眺めながら、真っ暗で何も見えないのだけど、話に盛り上がっていた。
注文してから10分くらい経って、ようやく氷を砕く音が裏のキッチンから聞こえてきた。
やっと作り始めた気配だ。
さすが、沖縄時間だった。
それでも、そんなことは全然気にならないくらい、久しぶりに出会った、フローズン・ストロベリー・マルガリータは美味しかった。
ところで、このフローズン・ストロベリー・マルガリータの色なのだが、僕の頭のなかでは、青なのだ。
ちょうど、沖縄の綺麗な海の色なのだ。
だが、WEBで調べてみると、イチゴ色だ。赤である。
確かにストロベリーなのだから、それが自然だ。
でも大阪で飲んだものも、沖縄で飲んだものも、フローズン・ストロベリー・マルガリータの色は,青なのだ。
僕の目と記憶が酔っていたのだろうか。
今度、どこかで出会えたら、きちんと写真に撮ってあげよう。
これは別のカクテルの写真。

まだあまりお酒が飲めなかった頃、イランから来た若い男性と食事に行った。
彼とは日本で何度も一緒に仕事をしていた。
彼のことは、このブログでも何度か紹介している。
Sさんだ。
仕事を終えて、大阪駅の横にあるビルの上にレストラン街に二人で行った。
今日はメキシコ料理を食べようとSさんが言う。
Sさんの大阪での定宿がこのビルにあり、このメキシコ料理店には、Sさんは以前にも入ったことがある。
僕は、そのときが初めてだ。
お店は、このビルの上層階にある。
あれは神戸の震災よりもかなり前のことだ。
その店は、今でも同じ名前で、同じところにあるが、今はすっかり中の様子が変わっている。
当時行ったときは、店の中は、結構照明が暗く、雰囲気も落ち着いていた。
小さなステージがあり、生演奏をやっていた。
当時は夜のディナーを楽しむ、今は、すっかりファミリー向けとなっている。
店のコンセプトが変わったのだ。
僕は、メキシコ料理をそれまでに食べた記憶がほとんどない。
料理の前に飲み物を注文する。
当時は僕自身が、お酒はたいして飲めなかった。
いつもなら、ビールを頼むところだったが、Sさんが頼んだものに合わせた。
それがフローズン・ストローベリー・マルガリータだ。
フローズンなので、氷が入っている。
お酒の強くない僕でも、とても口当たりがよく、美味しかった記憶が強く残っている。
このときに初めて飲んで気に入ったのだ。
それからカクテルを飲むチャンスがあるときに、同じものをメニューで探すようになった。
ところが、意外と出会わないのだ。
ストロベリー・マルガリータはあっても、フローズンはない。
フローズンはあっても、フローズン・マルガリータで、ストロベリーはない,と言う具合だ。
ところが、あれから30年くらい経った一昨年だ。
沖縄に行くことになった。
そのとき泊まっているホテルのバーに行った。
そこのメニューに、はっきりとフローズン・ストロベリー・マルガリータが書いてある。
いままで長い間出会わなかったこともあり、何杯もお替わりをした。
以前よりは飲めるようになっていたからね。
これほど気に入ったのは、きっと初めて飲んだときの、あのお店の雰囲気、薄暗い照明の中、男同士であったが、恋人達が二人の時間を楽しめる雰囲気、そして一緒にいたのがSさん、そういうすべての条件が、僕を気持ちよくさせたに違いない。
沖縄で頼んだときは、時間が十分あったので、気にならなかったが、なかなか頼んだ物が出てこない。
同僚と3人一緒だったが、沖縄の夜の海を眺めながら、真っ暗で何も見えないのだけど、話に盛り上がっていた。
注文してから10分くらい経って、ようやく氷を砕く音が裏のキッチンから聞こえてきた。
やっと作り始めた気配だ。
さすが、沖縄時間だった。
それでも、そんなことは全然気にならないくらい、久しぶりに出会った、フローズン・ストロベリー・マルガリータは美味しかった。
ところで、このフローズン・ストロベリー・マルガリータの色なのだが、僕の頭のなかでは、青なのだ。
ちょうど、沖縄の綺麗な海の色なのだ。
だが、WEBで調べてみると、イチゴ色だ。赤である。
確かにストロベリーなのだから、それが自然だ。
でも大阪で飲んだものも、沖縄で飲んだものも、フローズン・ストロベリー・マルガリータの色は,青なのだ。
僕の目と記憶が酔っていたのだろうか。
今度、どこかで出会えたら、きちんと写真に撮ってあげよう。
これは別のカクテルの写真。
