クイズの答えと会場の反応
- 2016/02/13
- 00:00
イベント会場でナレーターから出された質問。
チェス名人に勝ったコンピュータに、今度は少年が挑戦しました。
そしてこのコンピュータに勝ってしまったのです。
どうやって、少年はコンピュータに勝ったのでしょうか。
これは当時アメリカの新聞か雑誌に出ていた風刺画から取ってきた問題だと記憶している。
答えは簡単だ。
少年がコンピュータの電源コードを抜いた。
ただ、それだけである。
当時の風刺画が手元にあればいいのだが、今はない。
確かそこにはコンピュータの横に立っている少年がコンピュータの電源コードを手に持っている絵が描かれていた。
電源コードの先は、壁のコンセントからは外れている。
ただのとんちのようなクイズである。
多くの来場者から一斉に手が挙がる。
そのなかから、それでは、はい、あなたとナレーターが指名する。
手を挙げた人が回答する。
正解です!とナレーターが言って、それでは、これが賞品ですと、箱に入った記念品を渡す、という手順を考えていた。
ところが、ディレクターチェアに座った人からも、そのまわりで立っている人からも手が挙がらない。
これでは、シナリオ通りには事が運ばない。
さくらを使って、場を盛り上げないといけないのではないかと考えたくらいだった。
さくらも問題なので、2回目からは、ナレーターの女性が、手を挙げそうな人を指名して、答えてもらうようにした。
さすがに指名されると、恥ずかしそうにではあるが、答えを言ってもらえる。
これが日本人の対応だ。
同じようなことをアメリカのイベントでやってみると、日本とは全く反応が違うのが分かる。
ある年、アメリカの大きな展示会に参加したことがあった。
そのときの写真がこれだ。

ナレーターは男性であるが、彼が質問すると、前に座っている人からは、我先に手が挙がるのだ。
まるで小学校の教室で、先生の質問に対して,手を挙げないと分かっていないと思われるので、全員が手を挙げることがあるが、それに近い。
いや、写真の中の表情を見ていると、それ以上だ。
俺は分かっているぞ、と大きな声が出てきそうなシーンだ。
韓国でも同様のイベントに参加したことがあるが、このときもアメリカと同じ反応だった。
いずれも今から20年近く前のことで、同じことを今やると、多少なりとも日本でも若い人の反応が変わるのかもしれない。
でも、日本人の本質は変わらないので、大きな差は無いような気がするのだ。
チェス名人に勝ったコンピュータに、今度は少年が挑戦しました。
そしてこのコンピュータに勝ってしまったのです。
どうやって、少年はコンピュータに勝ったのでしょうか。
これは当時アメリカの新聞か雑誌に出ていた風刺画から取ってきた問題だと記憶している。
答えは簡単だ。
少年がコンピュータの電源コードを抜いた。
ただ、それだけである。
当時の風刺画が手元にあればいいのだが、今はない。
確かそこにはコンピュータの横に立っている少年がコンピュータの電源コードを手に持っている絵が描かれていた。
電源コードの先は、壁のコンセントからは外れている。
ただのとんちのようなクイズである。
多くの来場者から一斉に手が挙がる。
そのなかから、それでは、はい、あなたとナレーターが指名する。
手を挙げた人が回答する。
正解です!とナレーターが言って、それでは、これが賞品ですと、箱に入った記念品を渡す、という手順を考えていた。
ところが、ディレクターチェアに座った人からも、そのまわりで立っている人からも手が挙がらない。
これでは、シナリオ通りには事が運ばない。
さくらを使って、場を盛り上げないといけないのではないかと考えたくらいだった。
さくらも問題なので、2回目からは、ナレーターの女性が、手を挙げそうな人を指名して、答えてもらうようにした。
さすがに指名されると、恥ずかしそうにではあるが、答えを言ってもらえる。
これが日本人の対応だ。
同じようなことをアメリカのイベントでやってみると、日本とは全く反応が違うのが分かる。
ある年、アメリカの大きな展示会に参加したことがあった。
そのときの写真がこれだ。

ナレーターは男性であるが、彼が質問すると、前に座っている人からは、我先に手が挙がるのだ。
まるで小学校の教室で、先生の質問に対して,手を挙げないと分かっていないと思われるので、全員が手を挙げることがあるが、それに近い。
いや、写真の中の表情を見ていると、それ以上だ。
俺は分かっているぞ、と大きな声が出てきそうなシーンだ。
韓国でも同様のイベントに参加したことがあるが、このときもアメリカと同じ反応だった。
いずれも今から20年近く前のことで、同じことを今やると、多少なりとも日本でも若い人の反応が変わるのかもしれない。
でも、日本人の本質は変わらないので、大きな差は無いような気がするのだ。