やっぱりすごいね 名探偵モンクは(2)
- 2016/02/23
- 00:00
元チャンピオンのボクサー、レイ・レジスが殺人のターゲットになっている。
身代わりにジムにいつも来ている男性が殺されるのだ。
毎朝一番に元チャンピオンが使うサンドバッグに爆弾が仕掛けられていた。
それをその日に限って、たまたま別の男性がサンドバッグを叩き、その途端に爆弾が爆発した。
ストットルマイヤー警部とディッシャー警部補がジムに来て検証している。
そこに体力検査に備えてグランドで練習をしていたモンクとナタリーがやってくる。
モンクはトレーニングウェアのままであるが、その色が奇抜だ。
紫色だ。
プラムみたいだと言われる。
プラムっていうのは、紫だっけ。
赤っぽい紫かな。
ナタリーは、モンクのトレーニングにも付き添っている。
モンクの格好を見て、笑うのだ。
笑うことは当然だと思うけど、モンクはそれを見て、なぜ笑うのだと真剣に聞いてくる。
ナタリーがモンクの質問を聞いて、ときとしておかしな答えをする。
まともに答えると、きっとモンクを傷つけると思うのだろうね。
そのときも、グランドにいる女の子がおかしなダンスをしていたから、それを見て笑ったと答える。
確かにすぐ近くのスタンドには、女子学生のような若い女の子が仲間と話をしている。
でも踊ってなんかいない。
モンクは、どこにと、その女の子のいるスタンドを振り返ってみる。
モンクには、見えない位置だったのだ。
女の子は踊ってなんかいない。
踊ってないじゃないか、とモンクがナタリーに言う。
どんな踊りだったのか、と几帳面なモンクはさらにナタリーを問い詰める。
ナタリーは、もう踊るのはやめているわ。
踊りはね、こんな踊り。
と言って、確かにおかしな格好の踊りをする。
このときは、ナタリーは珍しく結構短いジーンズのミニスカートだ。
脚が細いから、おかしな踊りをしても格好がついている。
でも、踊りと言っても横っ飛びジャンプの変形だね。
美人のナタリーが、コミカルな動きをするところがいい。
ジムにやってきたモンクを見て、殺されかけた元チャンピオン、レイは感激する。
モンクを最高の名探偵だと思っているのだ。
レイは、モンクが体力検査を通らないと失職することを知り、俺がモンクを助けると言う。
一緒にトレーニングをして、モンクを体力検査に合格させると言うのだ。
モンクが俺を殺そうとした犯人を見つけ出す。
そうギブ アンド テイク というわけだ。
早朝の5時には、モンクのアパートに来て、モンクをトレーニングに引っ張り出す。
実は、レイは、世界戦を数日後に控えている。
そんな重要なときに、わざわざモンクのトレーニングのために時間を割くということは、考えられないところだが、あのへんてこりんな規則、体力検査が許されるのだから、名探偵モンクでは、これもありだ。
レイは、モンクのなかの“野獣”を引きだそうとする。
“野獣”が目を覚ませば、体力検査は簡単に合格するというのだ。
確かに、モンクは、まともに走ったら、十分に課題をクリアできる体力はありそうだ。
ストットルマイヤー警部は、犯人が爆弾をしかけたサンドバックを見て、犯人の唾液のついた繊維を見つける。ここにDNAが残っているはずだ。
鑑識に調べさせる。
科捜研に証拠が回される。
その結果、犯人の名前が割り出せた。
それは名前の通った殺し屋だった。
だがまだ捕まってはいない。
誰かの依頼を受けて、元チャンピオンのレイを殺そうとしたのだ。
誰が依頼をしたのか。
動機はなにか。
それがわからないと殺しの依頼人が割り出せない。
今週土曜日には世界戦がある。
リングのなかにいるレイは、殺し屋にとっては、格好のターゲットだ。
銃で狙えば、簡単に撃たれるだろう。
殺し屋の名前が判明しても、事件の解決までには、まだまだ時間がかりそうだ。
(つづく)

身代わりにジムにいつも来ている男性が殺されるのだ。
毎朝一番に元チャンピオンが使うサンドバッグに爆弾が仕掛けられていた。
それをその日に限って、たまたま別の男性がサンドバッグを叩き、その途端に爆弾が爆発した。
ストットルマイヤー警部とディッシャー警部補がジムに来て検証している。
そこに体力検査に備えてグランドで練習をしていたモンクとナタリーがやってくる。
モンクはトレーニングウェアのままであるが、その色が奇抜だ。
紫色だ。
プラムみたいだと言われる。
プラムっていうのは、紫だっけ。
赤っぽい紫かな。
ナタリーは、モンクのトレーニングにも付き添っている。
モンクの格好を見て、笑うのだ。
笑うことは当然だと思うけど、モンクはそれを見て、なぜ笑うのだと真剣に聞いてくる。
ナタリーがモンクの質問を聞いて、ときとしておかしな答えをする。
まともに答えると、きっとモンクを傷つけると思うのだろうね。
そのときも、グランドにいる女の子がおかしなダンスをしていたから、それを見て笑ったと答える。
確かにすぐ近くのスタンドには、女子学生のような若い女の子が仲間と話をしている。
でも踊ってなんかいない。
モンクは、どこにと、その女の子のいるスタンドを振り返ってみる。
モンクには、見えない位置だったのだ。
女の子は踊ってなんかいない。
踊ってないじゃないか、とモンクがナタリーに言う。
どんな踊りだったのか、と几帳面なモンクはさらにナタリーを問い詰める。
ナタリーは、もう踊るのはやめているわ。
踊りはね、こんな踊り。
と言って、確かにおかしな格好の踊りをする。
このときは、ナタリーは珍しく結構短いジーンズのミニスカートだ。
脚が細いから、おかしな踊りをしても格好がついている。
でも、踊りと言っても横っ飛びジャンプの変形だね。
美人のナタリーが、コミカルな動きをするところがいい。
ジムにやってきたモンクを見て、殺されかけた元チャンピオン、レイは感激する。
モンクを最高の名探偵だと思っているのだ。
レイは、モンクが体力検査を通らないと失職することを知り、俺がモンクを助けると言う。
一緒にトレーニングをして、モンクを体力検査に合格させると言うのだ。
モンクが俺を殺そうとした犯人を見つけ出す。
そうギブ アンド テイク というわけだ。
早朝の5時には、モンクのアパートに来て、モンクをトレーニングに引っ張り出す。
実は、レイは、世界戦を数日後に控えている。
そんな重要なときに、わざわざモンクのトレーニングのために時間を割くということは、考えられないところだが、あのへんてこりんな規則、体力検査が許されるのだから、名探偵モンクでは、これもありだ。
レイは、モンクのなかの“野獣”を引きだそうとする。
“野獣”が目を覚ませば、体力検査は簡単に合格するというのだ。
確かに、モンクは、まともに走ったら、十分に課題をクリアできる体力はありそうだ。
ストットルマイヤー警部は、犯人が爆弾をしかけたサンドバックを見て、犯人の唾液のついた繊維を見つける。ここにDNAが残っているはずだ。
鑑識に調べさせる。
科捜研に証拠が回される。
その結果、犯人の名前が割り出せた。
それは名前の通った殺し屋だった。
だがまだ捕まってはいない。
誰かの依頼を受けて、元チャンピオンのレイを殺そうとしたのだ。
誰が依頼をしたのか。
動機はなにか。
それがわからないと殺しの依頼人が割り出せない。
今週土曜日には世界戦がある。
リングのなかにいるレイは、殺し屋にとっては、格好のターゲットだ。
銃で狙えば、簡単に撃たれるだろう。
殺し屋の名前が判明しても、事件の解決までには、まだまだ時間がかりそうだ。
(つづく)
