あさが来た
- 2016/02/25
- 00:00
NHKの連続テレビ小説、“あさが来た”は、おっさん連中にも好評だ。
仕事人間のあさが受けているのかもしれない。
主題歌もいい。
主題歌を歌っているのがAKB48であることをテロップを見て知り、はじめは間違いかと思った。
歌の雰囲気がAKB48とは違うような気がしたのだ。
これは、僕の先入観のせいかもしれない。
こんなまともな歌、というとAKBファンに怒られるだろうが、AKB48が歌う種類の歌とは思えなかったのだ。
歌っている女の子も、十分ソロでもいける感じだ。
歌詞は、はじめのうちは聞き流していたが、今年の年賀状で、この歌を引用している友人がいた。
彼もええ年のおっさんである。
連続テレビ小説を見ることはあっても、歌詞を引用するくらいに聴いているというのが、僕には予想外だった。
確かに、じっくり聞いてみると、いいことを言っている。
これは年賀状で引用されていたところ、そのものだが、「365日の紙飛行機」という歌のなかに、次の一節がある。
思い通りにならない日は
明日頑張ろう
いくらやろうと思っていても、うまくできない日がある。
そんなときは、明日こそやってやろうと、もう一度頑張ればいい。
今日ですべてが終わりではない。
長く続く人生のなかでは、いつもいつも思い通りにうまくいくはずがない。
そんなときは、ゆっくり深く息をして、明日やろうねって。
僕自身は、仕事をやっているときは、目一杯頑張る。やりきる。
今日できることは今日やってしまおうということが多かった。
それでも、すべての仕事を自分ひとりでやることはできない。
一緒に仕事をしている人に依頼をして、その結果をまとめて、全体ができあがるということはいつものことだ。
そんな環境で仕事をしていたが、僕の先輩ですごい人がいた。
そのすごいというのは、とても仕事ができるからすごいというのでない。
そこまで言っても、仕事を続けられるのがすごいという意味だ。
あるとき、緊急にお客様からの依頼があり、その先輩にどうしても依頼しないといけないことがでてきた。
その製品については、先輩が窓口だったのだ。
非常に急いでいるので、なんとか今日中に見積もりを出してほしいという依頼をした。
すると、その先輩の回答は、
「今日受けた依頼は絶対に今日返さない」というものだった。
今日依頼があって、今日中に回答ということは、基本的にありえないというのが、その先輩の考え方だった。
そんな緊急の依頼をするというのは、依頼をするほうにどこか落ち度があるのだ。
本当は、もうすこし時間の余裕がある。
だが、すぐにアクションをしなかったために、今日依頼をすることになった。
そして今日中に回答をして欲しいと言ってきている、というのが先輩が想定していたストーリーだ。
さすがにその先輩の答えを聞いたときは、ぶちきれそうになったのだが、ここはなんとか回答をもらわないとしようがないので、ぐっとこらえて、ほんまにひどいお客様なんですと、僕と先輩は味方同士ということを理解してもらって、なんとか回答を引き出したものだった。
この話とは内容が違うが、連続テレビ小説の歌詞を聴いていて、あの先輩のことを思い出してしまったのである。

仕事人間のあさが受けているのかもしれない。
主題歌もいい。
主題歌を歌っているのがAKB48であることをテロップを見て知り、はじめは間違いかと思った。
歌の雰囲気がAKB48とは違うような気がしたのだ。
これは、僕の先入観のせいかもしれない。
こんなまともな歌、というとAKBファンに怒られるだろうが、AKB48が歌う種類の歌とは思えなかったのだ。
歌っている女の子も、十分ソロでもいける感じだ。
歌詞は、はじめのうちは聞き流していたが、今年の年賀状で、この歌を引用している友人がいた。
彼もええ年のおっさんである。
連続テレビ小説を見ることはあっても、歌詞を引用するくらいに聴いているというのが、僕には予想外だった。
確かに、じっくり聞いてみると、いいことを言っている。
これは年賀状で引用されていたところ、そのものだが、「365日の紙飛行機」という歌のなかに、次の一節がある。
思い通りにならない日は
明日頑張ろう
いくらやろうと思っていても、うまくできない日がある。
そんなときは、明日こそやってやろうと、もう一度頑張ればいい。
今日ですべてが終わりではない。
長く続く人生のなかでは、いつもいつも思い通りにうまくいくはずがない。
そんなときは、ゆっくり深く息をして、明日やろうねって。
僕自身は、仕事をやっているときは、目一杯頑張る。やりきる。
今日できることは今日やってしまおうということが多かった。
それでも、すべての仕事を自分ひとりでやることはできない。
一緒に仕事をしている人に依頼をして、その結果をまとめて、全体ができあがるということはいつものことだ。
そんな環境で仕事をしていたが、僕の先輩ですごい人がいた。
そのすごいというのは、とても仕事ができるからすごいというのでない。
そこまで言っても、仕事を続けられるのがすごいという意味だ。
あるとき、緊急にお客様からの依頼があり、その先輩にどうしても依頼しないといけないことがでてきた。
その製品については、先輩が窓口だったのだ。
非常に急いでいるので、なんとか今日中に見積もりを出してほしいという依頼をした。
すると、その先輩の回答は、
「今日受けた依頼は絶対に今日返さない」というものだった。
今日依頼があって、今日中に回答ということは、基本的にありえないというのが、その先輩の考え方だった。
そんな緊急の依頼をするというのは、依頼をするほうにどこか落ち度があるのだ。
本当は、もうすこし時間の余裕がある。
だが、すぐにアクションをしなかったために、今日依頼をすることになった。
そして今日中に回答をして欲しいと言ってきている、というのが先輩が想定していたストーリーだ。
さすがにその先輩の答えを聞いたときは、ぶちきれそうになったのだが、ここはなんとか回答をもらわないとしようがないので、ぐっとこらえて、ほんまにひどいお客様なんですと、僕と先輩は味方同士ということを理解してもらって、なんとか回答を引き出したものだった。
この話とは内容が違うが、連続テレビ小説の歌詞を聴いていて、あの先輩のことを思い出してしまったのである。
