やっぱりすごいね 名探偵モンクは(5)
- 2016/02/29
- 00:00
こうやって、いくつかのシーンがまるで関係のないように続いていく。
いよいよ世界戦の日になる。
ここでモンクはなぜかセコンドになる。
リングの横で、レイが入場するときに来ていたのと同じようなガウンを羽織っている。
モンクは、試合が始まってからも、レイのリングシューズの紐の左右のバランスをあわせようとしたり、試合に関係のないことをして、トレーナーのフリンに怒られる。
だが、ついにラウンドの合間に、特別席に銃らしきものを構えている人影を見つける。
ナタリーに、ストットルマイヤー警部に連絡するように言い、自分は最上階にある特別席まで、スロープを駆け上がり、階段を走り抜け、途中、ハンドレールにしがみつき、懸垂のような形で上っていく。
そうだ、あの体力検査と同じことを、殺し屋がいる最上階の特別室に行くまでに、やっているのだ。
そして銃の引き金を引く前に、殺し屋に飛びかかり、殺し屋がレイを射撃することを阻止する。
殺し屋がモンクをはねのけて、もう一度銃を構えようとしたときに、ようやく警部と警部補が特別室の中に踏み込む。
二人は、殺し屋に向かって警告するが、銃を手離さない殺し屋。
二人同時に殺し屋を射つ。
アイスマンは、殺される。
このあたりは、さすがにアメリカのテレビ番組だ。
日本とは違う展開だ。
ちょうどそのとき、リングでは、レイが世界チャンピオンをノックアウトし、ベルトの奪還に成功していた。
殺し屋は、死んでしまったが、殺人は阻止できた。
モンクとナタリー、そして警部と警部補が、殺された殺し屋アイスマンが運ばれていく横で、殺しを依頼したのは誰か、それは分からないまま事件が終わってしまったと話している。
警部が殺しの依頼は、今日までではなく、今月中だったとモンクに話す。
モンクの手には、なぜかレイがテレビコマーシャルの宣伝で手にしていた汗取り用化粧品がある。
自分の手の中の化粧品を見て、そして、警部の話を聞いて、モンクは、そうだ、犯人と殺人の動機が分かったと叫ぶ。
このあたりの展開は、いつものことだが、急である。
モンクにかかると、すべてが急に分かってしまう。
それまで曇っていた空が突然快晴になる。
殺人の動機が分かってみると、断片的なシーンがすべてつながっていく。
動機を冷静に考えると、それで殺人を依頼するのかと思ってしまうが、そういうことは考えないことだ。
エピローグの場面は、再びレイとフリンがトレーニングしているジムである。
そこにモンクが、紫色のトレーニングウェアの格好で、ナタリーと一緒にジョギングしながら入ってくる。
すっかり野獣の心を呼び起こされ、体力検査にも合格したモンクが、とても身軽な動きで跳ねるようにジムに入ってくるのだ。
この前は、プラムの背中が泣いているとフリンに言われていたのに、今はすっかり別人だ。
チャンピオンに復活したレイの周りに、軽快にシャドーボクシングをしながら動き回る。
さぁ、かかってこいと、世界チャンピオンと、今にも襲いかかりそうな勢いだ。
レイは、笑いながらモンクの言っていることは相手にしていない。
ナタリーと話しながら、つい両腕を広げる。
当てる意志はなかったのだが、その片一方の拳がモンクの顔に、ものの見事にカウンターパンチとして炸裂する。
モンクはのけぞってその場に倒れ、ノックダウンだ。
倒れたモンクをレイは軽々と抱えて、ジムを出て行く。
モンクは倒れたけど、モンクも野獣の心を持っていたのだろうね。

いよいよ世界戦の日になる。
ここでモンクはなぜかセコンドになる。
リングの横で、レイが入場するときに来ていたのと同じようなガウンを羽織っている。
モンクは、試合が始まってからも、レイのリングシューズの紐の左右のバランスをあわせようとしたり、試合に関係のないことをして、トレーナーのフリンに怒られる。
だが、ついにラウンドの合間に、特別席に銃らしきものを構えている人影を見つける。
ナタリーに、ストットルマイヤー警部に連絡するように言い、自分は最上階にある特別席まで、スロープを駆け上がり、階段を走り抜け、途中、ハンドレールにしがみつき、懸垂のような形で上っていく。
そうだ、あの体力検査と同じことを、殺し屋がいる最上階の特別室に行くまでに、やっているのだ。
そして銃の引き金を引く前に、殺し屋に飛びかかり、殺し屋がレイを射撃することを阻止する。
殺し屋がモンクをはねのけて、もう一度銃を構えようとしたときに、ようやく警部と警部補が特別室の中に踏み込む。
二人は、殺し屋に向かって警告するが、銃を手離さない殺し屋。
二人同時に殺し屋を射つ。
アイスマンは、殺される。
このあたりは、さすがにアメリカのテレビ番組だ。
日本とは違う展開だ。
ちょうどそのとき、リングでは、レイが世界チャンピオンをノックアウトし、ベルトの奪還に成功していた。
殺し屋は、死んでしまったが、殺人は阻止できた。
モンクとナタリー、そして警部と警部補が、殺された殺し屋アイスマンが運ばれていく横で、殺しを依頼したのは誰か、それは分からないまま事件が終わってしまったと話している。
警部が殺しの依頼は、今日までではなく、今月中だったとモンクに話す。
モンクの手には、なぜかレイがテレビコマーシャルの宣伝で手にしていた汗取り用化粧品がある。
自分の手の中の化粧品を見て、そして、警部の話を聞いて、モンクは、そうだ、犯人と殺人の動機が分かったと叫ぶ。
このあたりの展開は、いつものことだが、急である。
モンクにかかると、すべてが急に分かってしまう。
それまで曇っていた空が突然快晴になる。
殺人の動機が分かってみると、断片的なシーンがすべてつながっていく。
動機を冷静に考えると、それで殺人を依頼するのかと思ってしまうが、そういうことは考えないことだ。
エピローグの場面は、再びレイとフリンがトレーニングしているジムである。
そこにモンクが、紫色のトレーニングウェアの格好で、ナタリーと一緒にジョギングしながら入ってくる。
すっかり野獣の心を呼び起こされ、体力検査にも合格したモンクが、とても身軽な動きで跳ねるようにジムに入ってくるのだ。
この前は、プラムの背中が泣いているとフリンに言われていたのに、今はすっかり別人だ。
チャンピオンに復活したレイの周りに、軽快にシャドーボクシングをしながら動き回る。
さぁ、かかってこいと、世界チャンピオンと、今にも襲いかかりそうな勢いだ。
レイは、笑いながらモンクの言っていることは相手にしていない。
ナタリーと話しながら、つい両腕を広げる。
当てる意志はなかったのだが、その片一方の拳がモンクの顔に、ものの見事にカウンターパンチとして炸裂する。
モンクはのけぞってその場に倒れ、ノックダウンだ。
倒れたモンクをレイは軽々と抱えて、ジムを出て行く。
モンクは倒れたけど、モンクも野獣の心を持っていたのだろうね。
