追い出しコンパ
- 2016/03/14
- 00:00
学生時代に所属していた水泳部の現役のメンバーや、同窓会のメンバーから時々メールが届く。
メーリングリストにメールアドレスが登録されているので、仕事のメールに交じって、仕事とは関係のないメールがたまに入ってくるのだ。
それはなかなか新鮮な内容のメールとなる。
僕よりも先輩からのメールを読むと、シニアの大会に出られて、結構速い記録を残されているという方もおられる。
僕の2年上には強力なスイマーが4人おられた。
就職してからも泳いでおられたらしい。
ある時、それは50歳を超えてからのことだと思うが、日本記録を作ろうと4人で考えられた。
リレーの日本記録である。
4人のメドレーリレーだと思う。
確かに、クロール、背泳ぎ、平泳ぎ、そしてバタフライの4人の泳者が揃っていた。
日本記録にチャレンジと思い立っても、なかなか簡単にできるものではない。
その4人の先輩のすごいところは、本当に日本記録を作ってしまったことである。
マスターズとは言え、日本記録は日本記録だ。
本当に頭が下がる。
現役のサラリーマンをやっている卒業生のメールもある。
その方は、海外勤務をされていて、現地で水泳部の部会を作ったという。
海外勤務のなかで、これも簡単にできるものではない。
僕自身、関西地区での卒業生の集まりには参加したことがない。
開催された回数も非常に少なかったこともあるが、やはり音頭取りをして、ある程度は強引に引っ張る人がいないと、このような集まりは、活性化できないのだろう。
最近来たメールのなかに、4年生の追い出しコンパの案内があった。
追い出しコンパは、大学を卒業し、それと同時に水泳部を退部する4年生のメンバーを追い出す会である。
それには卒業生も参加できることになっている。
僕が学生の頃のコンパというと、当時は酒が苦手だった僕には、先輩に酒を勧められることが苦痛の部分もあった。
だが、今思えば、年齢の上下関係のなかで、そういう場を経験することも、意味があったと思う。
社会にでれば、いくらでも厳しい状況に出くわす。
そういうときの耐性のようなものを、学生のころに経験しておくことは、そのときは多少の苦痛であっても、後になって生きてくるのだ。
全く意味のないことではない。
今回届いたメールのなかの一文を見て、唖然としたことがある。
そこには、以下のような記述がある。
飲酒について
一次会では成年を含めた現役部員の飲酒を遠慮させていただきます。
追い出しコンパは、一次会と二次会があるのだが、一次会では、現役部員は、酒を飲まないというのだ。
若い人全般に言えることだが、酒を飲む人が減っているということは耳にしていた。
それが運動部の中でも、酒を飲まないほうが多数派になっているとは、驚きである。
過去の追い出しコンパで、酒に関する不祥事があったのかもしれない。
昔は、酒の飲み方の分からない新入生に強引に先輩が酒を飲ませて、急性アルコール中毒になって、救急車で運ばれたという話は、よく耳にしていた。
今はそういうことはないと思うのだが、それを超えて、一次会での現役部員の飲酒なし、という話には、行きすぎの感を抱かざるを得ない。
就職して世の中にでれば、酒が必要な場面もあるはずなのだが、きっと今の学生諸君は、そういうことは必要とは考えていないのだろう。
いつの時代にも世代間の違い、ジェネレーションギャップというのは、あるのだが、それにしても、びっくりぽんである。

メーリングリストにメールアドレスが登録されているので、仕事のメールに交じって、仕事とは関係のないメールがたまに入ってくるのだ。
それはなかなか新鮮な内容のメールとなる。
僕よりも先輩からのメールを読むと、シニアの大会に出られて、結構速い記録を残されているという方もおられる。
僕の2年上には強力なスイマーが4人おられた。
就職してからも泳いでおられたらしい。
ある時、それは50歳を超えてからのことだと思うが、日本記録を作ろうと4人で考えられた。
リレーの日本記録である。
4人のメドレーリレーだと思う。
確かに、クロール、背泳ぎ、平泳ぎ、そしてバタフライの4人の泳者が揃っていた。
日本記録にチャレンジと思い立っても、なかなか簡単にできるものではない。
その4人の先輩のすごいところは、本当に日本記録を作ってしまったことである。
マスターズとは言え、日本記録は日本記録だ。
本当に頭が下がる。
現役のサラリーマンをやっている卒業生のメールもある。
その方は、海外勤務をされていて、現地で水泳部の部会を作ったという。
海外勤務のなかで、これも簡単にできるものではない。
僕自身、関西地区での卒業生の集まりには参加したことがない。
開催された回数も非常に少なかったこともあるが、やはり音頭取りをして、ある程度は強引に引っ張る人がいないと、このような集まりは、活性化できないのだろう。
最近来たメールのなかに、4年生の追い出しコンパの案内があった。
追い出しコンパは、大学を卒業し、それと同時に水泳部を退部する4年生のメンバーを追い出す会である。
それには卒業生も参加できることになっている。
僕が学生の頃のコンパというと、当時は酒が苦手だった僕には、先輩に酒を勧められることが苦痛の部分もあった。
だが、今思えば、年齢の上下関係のなかで、そういう場を経験することも、意味があったと思う。
社会にでれば、いくらでも厳しい状況に出くわす。
そういうときの耐性のようなものを、学生のころに経験しておくことは、そのときは多少の苦痛であっても、後になって生きてくるのだ。
全く意味のないことではない。
今回届いたメールのなかの一文を見て、唖然としたことがある。
そこには、以下のような記述がある。
飲酒について
一次会では成年を含めた現役部員の飲酒を遠慮させていただきます。
追い出しコンパは、一次会と二次会があるのだが、一次会では、現役部員は、酒を飲まないというのだ。
若い人全般に言えることだが、酒を飲む人が減っているということは耳にしていた。
それが運動部の中でも、酒を飲まないほうが多数派になっているとは、驚きである。
過去の追い出しコンパで、酒に関する不祥事があったのかもしれない。
昔は、酒の飲み方の分からない新入生に強引に先輩が酒を飲ませて、急性アルコール中毒になって、救急車で運ばれたという話は、よく耳にしていた。
今はそういうことはないと思うのだが、それを超えて、一次会での現役部員の飲酒なし、という話には、行きすぎの感を抱かざるを得ない。
就職して世の中にでれば、酒が必要な場面もあるはずなのだが、きっと今の学生諸君は、そういうことは必要とは考えていないのだろう。
いつの時代にも世代間の違い、ジェネレーションギャップというのは、あるのだが、それにしても、びっくりぽんである。
