ぶろぐのあたま

男性トイレの小便器に書いてある言葉、“一歩前へ”。
これを見ると、少しは便器に接近してから用を足すことになる。

この表示の意味するところは、こう理解していた。
便器に近づいて小便をすることで、終わるころに勢いのなくなった水の流れが放物線から単なる下向きの曲線になって、便器の外に、小便がこぼれてしまう。
それでは便器の下が汚れるので、それを防いできれいにするのが目的だと思っていた。

もちろん、それが一番の理由であるのは確かなのであるが、実は、体から放出された小便の水流は、１２センチメートルを超えたあたりから、水滴の塊に分断される。
その状態で便器に衝突すると、跳ね返ってきて、服が汚れるということになるそうだ。
体から発進された初めの状態、すなわち水柱のような形で、便器に衝突した場合は、跳ね返りの具合が変わって、服が汚れることはない。
というのをテレビの番組でやっていた。
尿はねを防ぐには、便器に12センチメートル以内に接近して放尿すればよいということになっている。
この12センチメートルというのは、尿が体内から放出される点からの水平距離になる。
テレビ番組というのは、いろいろ調べてみてくれるものだ。