阪神タイガース応援団
- 2016/04/03
- 00:00
東京から久しぶりに知人が来る。
たまにしか会わない人だ。
会話の共通点を探そうとしても、あまりない。
僕が阪神タイガースファンであることを思い出して言われる。
「今でも、スタンドからメガホンとか、ものが投げ込まれるのですか」
確かに、以前はそういう光景がテレビでも映し出されていた。
こういうシーンを見ると、阪神タイガースの応援は、乱暴な人がいて、特にその中心に応援団の人がいるのだろう、と想像してしまう。
ところが実際は全く反対と言ってもいいのだ。
いまではものがスタンドから投げ込まれるようなことはほとんどないが、そのような行為をするのは、ごくごく一部の過激な人である。
そのような人は自分では、阪神タイガースのファンと自称しているかもしれないが、決してファンではない。
特に応援団というのは、そのような行為をしている人がいれば、厳重に注意するような立場にある。
ライトスタンドの応援団の席で試合を応援しているとよくわかる。
負けた試合、最終回を迎えて絶望的に負けている試合という日もある。
そういうときでも、試合が終わるまで、応援団は応援をやめない。
試合が終わると、騒ぐようなこともなく、きっとおなかの中では、ふがいない試合にはらわたが煮えくりかえっていても、粛々と応援旗をたたみ、ゴミを拾い、周りをきれいにしてから、引き上げる。
応援団は、すべて自腹である。ボランティアである。
試合は、甲子園だけではない。シーズンの半分は、甲子園以外である。
交流戦ともなると、北海道から九州まで行くわけだ。
全試合に行くというのは、一部の人だろうが、それでも全国の試合に応援に駆け付けると言うのは、半端な気持ちでできるものではない。
当然、交通費から宿泊費、もちろん球場へ入場するためのシート代も必要になる。
これは単なるファンではなく、愛情のレベルでないとできないことだ。
2002年の甲子園のシーズン最終戦で、当時の星野監督が、甲子園で挨拶した。
阪神タイガースは、4位の成績である。
星野監督の一年目だ。
きまりきった挨拶の最後に、ライトスタンドの応援団に向かって言った。
「雨の日も、風の日も、最後まで応援ありがとう!」
そうだ。雨が降っても風がきつくても、応援団の人たちは、応援旗を守り、統一のとれた応援をリードしているのである。
星野監督の言葉を聞いて、応援団の人たちは、涙したという。
今年もライトスタンドからの応援団のリードにあわせて、声援を送ろう。
阪神タイガースの応援団のすごいところは、音楽の才である。
応援団のなかには作曲ができる方がおられる。
毎年のように新しい応援歌を作りだされる。
最近は、あまり甲子園に行ったことのない人でも、すぐに応援できるような簡単なものが多い。
でも僕の一番好きな応援歌は、チャンスマーチだ。
これは、初めて甲子園に来た人が歌うのは難しい。
でも手拍子はできるからね。
行くぞチャンス 勝負を決めろ
気迫の一撃で 読売倒せ オー
猛虎の闘志で 勝利をつかめ
燃えろ 燃えろ 我らのタイガース
高山 高山 KO KO ジャイアンツ
オープン戦。ファイターズに快勝。

球場の壁には、選手の大きな写真入りの旗がある。球場のぐるりに、内野席から外野席のあたりまで、多くの選手の写真がある。
こんなにあるとは、いままで気がつかなかった。

敵ながら、大谷には雰囲気がある。

たまにしか会わない人だ。
会話の共通点を探そうとしても、あまりない。
僕が阪神タイガースファンであることを思い出して言われる。
「今でも、スタンドからメガホンとか、ものが投げ込まれるのですか」
確かに、以前はそういう光景がテレビでも映し出されていた。
こういうシーンを見ると、阪神タイガースの応援は、乱暴な人がいて、特にその中心に応援団の人がいるのだろう、と想像してしまう。
ところが実際は全く反対と言ってもいいのだ。
いまではものがスタンドから投げ込まれるようなことはほとんどないが、そのような行為をするのは、ごくごく一部の過激な人である。
そのような人は自分では、阪神タイガースのファンと自称しているかもしれないが、決してファンではない。
特に応援団というのは、そのような行為をしている人がいれば、厳重に注意するような立場にある。
ライトスタンドの応援団の席で試合を応援しているとよくわかる。
負けた試合、最終回を迎えて絶望的に負けている試合という日もある。
そういうときでも、試合が終わるまで、応援団は応援をやめない。
試合が終わると、騒ぐようなこともなく、きっとおなかの中では、ふがいない試合にはらわたが煮えくりかえっていても、粛々と応援旗をたたみ、ゴミを拾い、周りをきれいにしてから、引き上げる。
応援団は、すべて自腹である。ボランティアである。
試合は、甲子園だけではない。シーズンの半分は、甲子園以外である。
交流戦ともなると、北海道から九州まで行くわけだ。
全試合に行くというのは、一部の人だろうが、それでも全国の試合に応援に駆け付けると言うのは、半端な気持ちでできるものではない。
当然、交通費から宿泊費、もちろん球場へ入場するためのシート代も必要になる。
これは単なるファンではなく、愛情のレベルでないとできないことだ。
2002年の甲子園のシーズン最終戦で、当時の星野監督が、甲子園で挨拶した。
阪神タイガースは、4位の成績である。
星野監督の一年目だ。
きまりきった挨拶の最後に、ライトスタンドの応援団に向かって言った。
「雨の日も、風の日も、最後まで応援ありがとう!」
そうだ。雨が降っても風がきつくても、応援団の人たちは、応援旗を守り、統一のとれた応援をリードしているのである。
星野監督の言葉を聞いて、応援団の人たちは、涙したという。
今年もライトスタンドからの応援団のリードにあわせて、声援を送ろう。
阪神タイガースの応援団のすごいところは、音楽の才である。
応援団のなかには作曲ができる方がおられる。
毎年のように新しい応援歌を作りだされる。
最近は、あまり甲子園に行ったことのない人でも、すぐに応援できるような簡単なものが多い。
でも僕の一番好きな応援歌は、チャンスマーチだ。
これは、初めて甲子園に来た人が歌うのは難しい。
でも手拍子はできるからね。
行くぞチャンス 勝負を決めろ
気迫の一撃で 読売倒せ オー
猛虎の闘志で 勝利をつかめ
燃えろ 燃えろ 我らのタイガース
高山 高山 KO KO ジャイアンツ
オープン戦。ファイターズに快勝。

球場の壁には、選手の大きな写真入りの旗がある。球場のぐるりに、内野席から外野席のあたりまで、多くの選手の写真がある。
こんなにあるとは、いままで気がつかなかった。

敵ながら、大谷には雰囲気がある。
