ぶろぐのあたま

WEBで物を買ったり、検索したりする。
YouTubeで音楽を聴いたりする。
こういう行動は、個人情報の塊である。
何が好きで、どういう環境にいて、どのような生活をしているかがすべて分かってしまうと言ってもいいだろう。

なにかをまとめて検索した後や、AMAZONや楽天で買い物をした後に、WEBを見ていると、広告のページに、自分が検索したり、購入したものに関連した広告が出てくる。
最近では、YouTubeであるテーマの講演を見ようとして、聴いていたときのことだ。
動画が流れている横に関連する動画の一覧が表示されている。
当然、今見ている動画に関連した動画、この場合は、そのテーマに関する講演に関連したものが表示されている。
ところが、いくつか画面を下に下げていくと、突然以前YouTubeで見ていた曲の動画がひとつ、リストの中にある。
これは、僕自身の嗜好が把握されているのである。
YouTubeも深層学習の成果なのか、パソコンの前にいる人の嗜好を理解し、どんどん賢くなっていくようだ。
賢くなっていると言っても、あるときは余計なお世話なのである。

こうなると業務用のパソコンと個人用のパソコンを分けておかないとえらいめに合いそうだ。
仕事でプレゼンをしている。
プロジェクターでパソコン画面がスクリーンに映し出される。
部屋にいる全員がよく見える。

「それでは、WEBで検索して関連した画面をお見せしましょう」なんていうことをやると、かつて検索した怪しげなサイトが横の広告のページに出てくるかもしれない。

これくらい、個人情報は知らず知らずに持っていかれている。
ただ、それも便利な場合もあるので、うまく使えば役に立つ。

「名探偵モンク」のレンタルビデオであるが、AMAZONからのメールだったと思うが、「名探偵モンク」のビデオの広告が入り始めた。
そのような広告メールは、大抵は中身を見ないで、読み飛ばすのであるが、たまたまよく見ることがあった。

シーズン１からファイナルシーズンまでがすでに販売されている。
アメリカでは放送が終了してから結構な年数が経っているのであるから、当然のことだ。

シーズンごとのスペシャルパックである。
シーズンまとめて2500円程度である。
シーズン1をレンタルビデオ屋で借りると6枚借りることになり、1500円で1週間。
シーズン2以降は16話あるので、8枚借りることになり、2000円で1週間。
「名探偵モンク」は、買ってもいいかと思っていたので、シーズンまとめて2500円程度というのは、結構安い買い物かもしれない。

終了したドラマはこれくらい安くなるのかもしれないのかと思いながら、AMAZONに注文する。
こうやって、またひとつ僕の嗜好がしっかりと記憶されていくのだろう。