ソフトウェアのプロジェクト(7)
- 2016/04/21
- 00:00
ようやくリノの街にたどり着く。
ホテルは2部屋を予約しているので、目的地ははっきりしている。
時間はすでに23時を回っている。
予想以上に時間がかかってしまった。
チェインをつけたり、山道で減速したり、いろいろあったからだろう。
道に迷うなことはなかったが、カーナビのないときの地図だけが頼りのドライブにしてては、上出来だったかもしれない。
ところがホテルを前にして、最後の試練がやってきた。
タイヤにつけたばかりのチェインの一つが切れたのだ。
チェインは切れたが、完全にタイヤから外れることはない。
ただ、切れたチェインのところがタイヤが回転するたびに、車の底を打つのだ。
うるさいこと、この上ない。
バンバン言わしながら、車を走らせる。
やかましいと言われても、知ったことではない。
やっとのことで、ホテルに到着した。
24時になろうとしている。
カジノがあるホテルだ。
24時と言ってもまだ宵の口なのだろう。
普通にフロントに行って、チェックインの手続きをする。
予約していた部屋に入ると、随分大きなベッドが部屋の中央にでんと置かれている。
ダブルベッドなのだ。
幅のほうが長さよりも長い。
バスに湯を入れ、疲れた体を休める。
後は寝るだけだ。
翌日は、日曜日。
夕方までにはサンノゼのホテルに戻ればいい。
昼ごろにホテルを出発することにして、それまではカジノで時間をつぶすことにした。
ただカジノでは当然お金をかけるわけで、負けてしまったら、時間をつぶすこともできなくなる。
ルーレットにチャレンジだ。
悪いツキは、昨日ですべて流れてしまったのか、今日はツキがある。
1点であたる36倍はとれなかったが、18倍、9倍というのがおもしろいようにあたる。
調子に乗って、どんどんやっていくと、結局は元手がなくなってしまうというのは、よく分かっているので、適当なところで止める。
ホテル代は、80ドルもしない。
そう、あのチェイン代よりも安い。
チェイン代とホテル代をあわせた金額だけ儲かればOKということで、200ドルくらい儲かったところで、止める。
これが賢明だ。
外に出ると、いい天気である。
車からチェインを外し、できるだけ安全なコースを選ぶ。
サンフランシスコを目指す。
昼間走ると、道の周りに雪が積もっているのがよくわかる。
雪の中に道が通っている。
この週末は雪が結構降ったのだろう。
帰りは順調だった。
翌日、研究所に出て、Tさんたちにえらい目にあったことを話した。
すると、この週末は天気が悪かったですからね、とそれほど重大なことに遭遇したとはおもってくれない。
この程度のことは、日常茶飯事なのかもしれない。
日本に帰ってから、世界地図を見て、自分が走った場所が、非常に高い場所だったことを初めて知り、驚いたくらいだ。
あれが、シェラネバダか、と段々とえらいところをドライブしたのだという実感が込み上げてきた。
ホテルは2部屋を予約しているので、目的地ははっきりしている。
時間はすでに23時を回っている。
予想以上に時間がかかってしまった。
チェインをつけたり、山道で減速したり、いろいろあったからだろう。
道に迷うなことはなかったが、カーナビのないときの地図だけが頼りのドライブにしてては、上出来だったかもしれない。
ところがホテルを前にして、最後の試練がやってきた。
タイヤにつけたばかりのチェインの一つが切れたのだ。
チェインは切れたが、完全にタイヤから外れることはない。
ただ、切れたチェインのところがタイヤが回転するたびに、車の底を打つのだ。
うるさいこと、この上ない。
バンバン言わしながら、車を走らせる。
やかましいと言われても、知ったことではない。
やっとのことで、ホテルに到着した。
24時になろうとしている。
カジノがあるホテルだ。
24時と言ってもまだ宵の口なのだろう。
普通にフロントに行って、チェックインの手続きをする。
予約していた部屋に入ると、随分大きなベッドが部屋の中央にでんと置かれている。
ダブルベッドなのだ。
幅のほうが長さよりも長い。
バスに湯を入れ、疲れた体を休める。
後は寝るだけだ。
翌日は、日曜日。
夕方までにはサンノゼのホテルに戻ればいい。
昼ごろにホテルを出発することにして、それまではカジノで時間をつぶすことにした。
ただカジノでは当然お金をかけるわけで、負けてしまったら、時間をつぶすこともできなくなる。
ルーレットにチャレンジだ。
悪いツキは、昨日ですべて流れてしまったのか、今日はツキがある。
1点であたる36倍はとれなかったが、18倍、9倍というのがおもしろいようにあたる。
調子に乗って、どんどんやっていくと、結局は元手がなくなってしまうというのは、よく分かっているので、適当なところで止める。
ホテル代は、80ドルもしない。
そう、あのチェイン代よりも安い。
チェイン代とホテル代をあわせた金額だけ儲かればOKということで、200ドルくらい儲かったところで、止める。
これが賢明だ。
外に出ると、いい天気である。
車からチェインを外し、できるだけ安全なコースを選ぶ。
サンフランシスコを目指す。
昼間走ると、道の周りに雪が積もっているのがよくわかる。
雪の中に道が通っている。
この週末は雪が結構降ったのだろう。
帰りは順調だった。
翌日、研究所に出て、Tさんたちにえらい目にあったことを話した。
すると、この週末は天気が悪かったですからね、とそれほど重大なことに遭遇したとはおもってくれない。
この程度のことは、日常茶飯事なのかもしれない。
日本に帰ってから、世界地図を見て、自分が走った場所が、非常に高い場所だったことを初めて知り、驚いたくらいだ。
あれが、シェラネバダか、と段々とえらいところをドライブしたのだという実感が込み上げてきた。