ちょっと散歩に
- 2016/05/07
- 00:25
またまた行方不明事件だ。
と言っても単に手帳がどこに行ったのかが分からないのである。
記憶をさかのぼると、前日の午後にオフィスでWEB会議をしていた。
そのときは、手帳を見て、スケジュールを確認している。
それは間違いない。
その後の行方が分からない。
手帳がないと分かったのは、翌日の朝である。
時間がないので、その日は鞄を車に放り込み、車で出かけた。
行先で鞄を広げて、くまなく中を探す。
やはり見つからない。
次は、前日WEB会議をしたオフィスの机のまわりだ。
片付いているとは言えないが、昨日はそれほどひっかきまわしたことはないので、書類のどこか奥深くに眠っているとは考えられない。
一通り探したが、見つからない。
次は、車のなかだ。
確か昨日の帰りの車のなかで、鞄の中の物をシートの上に広げていたのだ。
そのときに手帳が鞄から抜け落ちることもありうるのだ。
車のシートの下を体をまげて覗き込む。
それほど小さな手帳ではないので、あれば、すぐにわかるはずだ。
ただ、厚さは1センチメートルもないので、シートの隙間に挟まったりすると、すぐには見つからない。
助手席も後部座席も探したが、やはり見つからない。
家に戻って、机のなかをくまなく探してみる。
書類の下とか書類の間に入ることは、ままあることだ。
ノートの間に入れてしまったまま、見つからないといういことも以前はしばしば起こっている。
ただ、その時の手帳は、サイズが今のものよりも一回り小さかった。
机の中を全部見たが、見つからない。
どこだろうと思案していたが、それだけに関わっていられるほど、暇ではない。
家での仕事を始める。
横のサイドテーブルには、カバーをつけた本が2つある。
最近買ったものだ。
2冊ともブックカバーがつけられている。
その2冊は、同じ関連の本だが、ティシュペーパーの上に置いてある。
何の気になしに、2つの本を手にとって中を見ようとした。
すると、探している手帳が出てきた。
本の下、ティシュペーパーの上にあったのだ。
いたずらっ子がかくれんぼをしていて、見つかったときのような、ばつの悪そうな顔をしている。
また、お前は、こうやってすねては姿を隠すのだね。
と手帳を叱ってやった。
もっと愛情を持って扱わないといけないのだろう。
そういえば、最近手帳の間に本がはさまって、手帳のページが折れたりすることが続いていた。
それで気分を害したのだろうか。
これからは大切に扱うから機嫌を直して、もうこんなかくれんぼは止めてくれ。

と言っても単に手帳がどこに行ったのかが分からないのである。
記憶をさかのぼると、前日の午後にオフィスでWEB会議をしていた。
そのときは、手帳を見て、スケジュールを確認している。
それは間違いない。
その後の行方が分からない。
手帳がないと分かったのは、翌日の朝である。
時間がないので、その日は鞄を車に放り込み、車で出かけた。
行先で鞄を広げて、くまなく中を探す。
やはり見つからない。
次は、前日WEB会議をしたオフィスの机のまわりだ。
片付いているとは言えないが、昨日はそれほどひっかきまわしたことはないので、書類のどこか奥深くに眠っているとは考えられない。
一通り探したが、見つからない。
次は、車のなかだ。
確か昨日の帰りの車のなかで、鞄の中の物をシートの上に広げていたのだ。
そのときに手帳が鞄から抜け落ちることもありうるのだ。
車のシートの下を体をまげて覗き込む。
それほど小さな手帳ではないので、あれば、すぐにわかるはずだ。
ただ、厚さは1センチメートルもないので、シートの隙間に挟まったりすると、すぐには見つからない。
助手席も後部座席も探したが、やはり見つからない。
家に戻って、机のなかをくまなく探してみる。
書類の下とか書類の間に入ることは、ままあることだ。
ノートの間に入れてしまったまま、見つからないといういことも以前はしばしば起こっている。
ただ、その時の手帳は、サイズが今のものよりも一回り小さかった。
机の中を全部見たが、見つからない。
どこだろうと思案していたが、それだけに関わっていられるほど、暇ではない。
家での仕事を始める。
横のサイドテーブルには、カバーをつけた本が2つある。
最近買ったものだ。
2冊ともブックカバーがつけられている。
その2冊は、同じ関連の本だが、ティシュペーパーの上に置いてある。
何の気になしに、2つの本を手にとって中を見ようとした。
すると、探している手帳が出てきた。
本の下、ティシュペーパーの上にあったのだ。
いたずらっ子がかくれんぼをしていて、見つかったときのような、ばつの悪そうな顔をしている。
また、お前は、こうやってすねては姿を隠すのだね。
と手帳を叱ってやった。
もっと愛情を持って扱わないといけないのだろう。
そういえば、最近手帳の間に本がはさまって、手帳のページが折れたりすることが続いていた。
それで気分を害したのだろうか。
これからは大切に扱うから機嫌を直して、もうこんなかくれんぼは止めてくれ。
