ホステス心得帖(1)
- 2016/05/02
- 00:00
北新地のお店で、ホステス心得帖という小冊子を紹介された。
副題におもてなしの条件という言葉が添えられている。
発行人は北新地社交料飲協会の理事長さんだ。
書いたのは協会の副理事長さんである。
副理事長は、ベテランのホステスさんだ。
調べて見ると、WEBにも公開されている。
http://www.kita-shinchi.org/new/hostess.html
この小冊子は、バッグのなかに簡単に収めることができるサイズである。
若い、経験の少ないホステスへ、いつも持っていて、目を通してほしいという思いで書かれたものだ。
おもてなしのために心得ておくべきことをまとめたものである。
きっと古き良き時代には、こういうものを書かなくても、口伝えや先輩の姿を見ながら、よい慣習や決まりごとが伝えられていたのではないだろうか。
そこには北新地のDNAのようなものがあり、後輩に受け継がれていく。
ところが、最近は、そういうよい伝統が薄れてきて、昔から大事にされてきたところが壊されていく、それが北新地の品格を落としていくという危惧から書かれたのはではないかと思う。
そんなホステスの話は関係ないと言われる人が多いだろう。
特に客として店に行く男性にとっては、関係がないね、ということを言われるに違いない。
もちろん内容は、ホステスとしての心得であるので、男性にとっては全く関係のない話もあるのだが、人として仕事をしていくときにも、共通なところもあるのだ。
それは、たとえば以下のようなくだりである。
“ウエイターなど、裏方の人たちに威張らないこと。
人間は、自分より立場の弱い人に対する態度で、その人の値打ちが決まる。“
これはいつも僕が考えていることに近い部分がある。
それは、人が老けて見えるのは、相手に対してどういう態度を取るかによって決まってくる、というものだ。
若い人に上から目線で話をする、対応をする人が、年齢を重ねると、多くなる。
こうなると段々周りからは、実際の年齢以上に老けて見えるのだ。
それに対して、若い人にも同じ視線で話ができる人は、いつまでも若い。
これは、僕が先輩を見てきて思うことだ。
朝、マンションを出るときにガードマンの人が挨拶をされる。
ひとりひとりに”おはようございます”と声をかける。
急いでいることもあるかもしれないが、それに対して何も言わずに足早に、ガードマンの人の前を走っていく人がいる。
ひとこと、”おはようございます”と応えればいいのに、と思ってしまう。
また以下のようなメッセージもある。
“将来の生活設計は、できるだけ具体的に描いてみること。
具体的に考えれば考えるほど、今、何をしなければいけないか、ハッキリしてくるものである。“
これはホステスだけではないね。
僕自身もしっかりと考えて、目標に向かってまっすぐに進んで行かなければと思う。

副題におもてなしの条件という言葉が添えられている。
発行人は北新地社交料飲協会の理事長さんだ。
書いたのは協会の副理事長さんである。
副理事長は、ベテランのホステスさんだ。
調べて見ると、WEBにも公開されている。
http://www.kita-shinchi.org/new/hostess.html
この小冊子は、バッグのなかに簡単に収めることができるサイズである。
若い、経験の少ないホステスへ、いつも持っていて、目を通してほしいという思いで書かれたものだ。
おもてなしのために心得ておくべきことをまとめたものである。
きっと古き良き時代には、こういうものを書かなくても、口伝えや先輩の姿を見ながら、よい慣習や決まりごとが伝えられていたのではないだろうか。
そこには北新地のDNAのようなものがあり、後輩に受け継がれていく。
ところが、最近は、そういうよい伝統が薄れてきて、昔から大事にされてきたところが壊されていく、それが北新地の品格を落としていくという危惧から書かれたのはではないかと思う。
そんなホステスの話は関係ないと言われる人が多いだろう。
特に客として店に行く男性にとっては、関係がないね、ということを言われるに違いない。
もちろん内容は、ホステスとしての心得であるので、男性にとっては全く関係のない話もあるのだが、人として仕事をしていくときにも、共通なところもあるのだ。
それは、たとえば以下のようなくだりである。
“ウエイターなど、裏方の人たちに威張らないこと。
人間は、自分より立場の弱い人に対する態度で、その人の値打ちが決まる。“
これはいつも僕が考えていることに近い部分がある。
それは、人が老けて見えるのは、相手に対してどういう態度を取るかによって決まってくる、というものだ。
若い人に上から目線で話をする、対応をする人が、年齢を重ねると、多くなる。
こうなると段々周りからは、実際の年齢以上に老けて見えるのだ。
それに対して、若い人にも同じ視線で話ができる人は、いつまでも若い。
これは、僕が先輩を見てきて思うことだ。
朝、マンションを出るときにガードマンの人が挨拶をされる。
ひとりひとりに”おはようございます”と声をかける。
急いでいることもあるかもしれないが、それに対して何も言わずに足早に、ガードマンの人の前を走っていく人がいる。
ひとこと、”おはようございます”と応えればいいのに、と思ってしまう。
また以下のようなメッセージもある。
“将来の生活設計は、できるだけ具体的に描いてみること。
具体的に考えれば考えるほど、今、何をしなければいけないか、ハッキリしてくるものである。“
これはホステスだけではないね。
僕自身もしっかりと考えて、目標に向かってまっすぐに進んで行かなければと思う。
