室蘭にて(2)
- 2015/02/13
- 13:04
室蘭にて(1)の続きである。
(1)はこちら。
室蘭にて(1)
室蘭工業大学での講演会は、盛況だった。
100名近い人が集まっていた。
会場は、大学の大きな教室で、3人掛けの長椅子と長机がセットになっている。
よほどの満員でないと3人掛けの長いすに3人掛けることはないのだが、この日は、結構3人掛けも多かった。
一番前の中央の長椅子に3人の方が座っている。
席の場所から判断するとゲストのような方が座る場所である。
講演会が始まると、主賓として3人かけの真ん中に座っている方が、壇上に上がり挨拶をされる。室蘭市長さんである。
若い。
青山剛さんと言う方だ。
僕ははじめて見る方である。青山さんのことは何も知らなかった。
地方都市の若い市長ということで、きっと親父さんが地元の政治家で、その地盤を引き継いで政界での活動をされているのだと思っていた。
挨拶をされた後、すぐ帰られるのかと思っていたが、そのまま同じ席に戻られる。
講演は2つあり、全部で2時間くらいだったが、その間、3人掛けの窮屈な真ん中に座っておられる。
辛抱強い方なのかもしれない、と勝手に思っていた。
講演会が終わると、会場を変えて、懇親会である。
はじめて行く場所では、こういう場でここの地元のかたと面識になる、交流を深めることが大事である。もしかすると、これは生きている間に、もうないことかもしれない。というのは大げさであるが、半分くらいはその通りである。
今回は、会わなければいけない人は行く前から分かっていたので、その方たちと名刺交換をし、話をする。だんだんお互いを知ることができる。
懇親会の場にも青山さんは、当然のように参加されている。
以前も同じようなことがあった。
それは大阪での会合だったが、参加者は講演会では70名程度で、終了後の懇親会では人数が増えて、100名以上だった。東北にある研究会と大阪にある同じような研究会の交流の会合だったが、ゲストに東北の県知事が来られていた。
その知事が、懇親会で挨拶をされた。乾杯があり、歓談へと続くが、知事は一向に帰る気配がない。会が盛り上がり、山場を越えて、中締めが終わっても、まだ知事はおられ、参加者との話を続けられている。
地方の知事や、市長という方は、人と人との交流を、より大事にされているのかもしれない。
結局懇親会が完全に終わるまで、青山さんは残っておられた。
その晩、ホテルに帰って、WEBで調べてみると、僕の全くの誤解であることが分かった。
青山さんは地元の室蘭工業大学で助手になり、助手の1年目に、市会議員に打って出られ、トップ当選。市会議員を2期努め、その後、市長に就任されている。市会議員のときに、工学博士を取得されている。
工学系の研究から市会への転職というのも珍しい。室蘭は、かつては製鉄業で栄えた街であるが、現在は、いろいろな課題があるはずだ。
あえてそういうところに飛び込んで、チャレンジされているところが、素晴らしい。
今回の室蘭行きでは、結局、東室蘭駅とホテル、室蘭工業大学だけの移動に終わってしまった。時間を取って、車で足を伸ばしてみるとか、それが課題として残ってしまった。
神戸空港

新千歳空港

(1)はこちら。
室蘭にて(1)
室蘭工業大学での講演会は、盛況だった。
100名近い人が集まっていた。
会場は、大学の大きな教室で、3人掛けの長椅子と長机がセットになっている。
よほどの満員でないと3人掛けの長いすに3人掛けることはないのだが、この日は、結構3人掛けも多かった。
一番前の中央の長椅子に3人の方が座っている。
席の場所から判断するとゲストのような方が座る場所である。
講演会が始まると、主賓として3人かけの真ん中に座っている方が、壇上に上がり挨拶をされる。室蘭市長さんである。
若い。
青山剛さんと言う方だ。
僕ははじめて見る方である。青山さんのことは何も知らなかった。
地方都市の若い市長ということで、きっと親父さんが地元の政治家で、その地盤を引き継いで政界での活動をされているのだと思っていた。
挨拶をされた後、すぐ帰られるのかと思っていたが、そのまま同じ席に戻られる。
講演は2つあり、全部で2時間くらいだったが、その間、3人掛けの窮屈な真ん中に座っておられる。
辛抱強い方なのかもしれない、と勝手に思っていた。
講演会が終わると、会場を変えて、懇親会である。
はじめて行く場所では、こういう場でここの地元のかたと面識になる、交流を深めることが大事である。もしかすると、これは生きている間に、もうないことかもしれない。というのは大げさであるが、半分くらいはその通りである。
今回は、会わなければいけない人は行く前から分かっていたので、その方たちと名刺交換をし、話をする。だんだんお互いを知ることができる。
懇親会の場にも青山さんは、当然のように参加されている。
以前も同じようなことがあった。
それは大阪での会合だったが、参加者は講演会では70名程度で、終了後の懇親会では人数が増えて、100名以上だった。東北にある研究会と大阪にある同じような研究会の交流の会合だったが、ゲストに東北の県知事が来られていた。
その知事が、懇親会で挨拶をされた。乾杯があり、歓談へと続くが、知事は一向に帰る気配がない。会が盛り上がり、山場を越えて、中締めが終わっても、まだ知事はおられ、参加者との話を続けられている。
地方の知事や、市長という方は、人と人との交流を、より大事にされているのかもしれない。
結局懇親会が完全に終わるまで、青山さんは残っておられた。
その晩、ホテルに帰って、WEBで調べてみると、僕の全くの誤解であることが分かった。
青山さんは地元の室蘭工業大学で助手になり、助手の1年目に、市会議員に打って出られ、トップ当選。市会議員を2期努め、その後、市長に就任されている。市会議員のときに、工学博士を取得されている。
工学系の研究から市会への転職というのも珍しい。室蘭は、かつては製鉄業で栄えた街であるが、現在は、いろいろな課題があるはずだ。
あえてそういうところに飛び込んで、チャレンジされているところが、素晴らしい。
今回の室蘭行きでは、結局、東室蘭駅とホテル、室蘭工業大学だけの移動に終わってしまった。時間を取って、車で足を伸ばしてみるとか、それが課題として残ってしまった。
神戸空港

新千歳空港
