会計検査の日
- 2016/08/09
- 00:00
会計検査を受けることになったのは、以前書いたとおりだ。
検査に来られたのは、検査官の女性である。
年齢は分からないが、かなり経験を積まれた方である。
名刺をいただく。
名刺に雰囲気がある。
用紙のサイズと形状は通常の名刺と変わらない。
フォントが一回り大きい。
いつも年配の人を相手にしているのだろうか。
左上にロゴのマークが埋め込んである。
触ると、デコボコしているのだ。
一見、菊のご紋のようなマークである。
近畿の関係部署の人が同席している。
会議室に、検査官と関係部署の人がお二人。合計3名が役所の人。
こちらは2名で対応する。
敵対関係ではないが、検査する人、検査を受ける人ということで分けると、3対2の構図である。
ただ、関係部署の人も、中央省庁から検査を受けているということになる。
そういう観点でみると、1対4であるとも言える。
説明は、僕がすることになるのだが、初めに公募で提案した内容を説明することになっている。
これはかなり専門性が強い分野であるので、いきなりそこに入っていくのもどうかと思った。
そこで考えたのが、例の初代会計検査院の院長の山口尚芳(ますか)のことである。
これを使うことにした。
プレゼン資料の初めのページに、岩倉具視の使節団の写真を入れた。
その写真は、ここにあるものだ。
この写真に写っている人5人のうち、4人は明治維新では有名な歴史上の人物、岩倉具視、伊藤博文、大久保利通、木戸孝允ですね。
この人は誰でしょう。
木戸孝允の右後ろにいる人、名前は山口尚芳と言います。
実は、この山口尚芳は、初代の会計検査院の院長だったのです。
と説明したのだ。
初代の院長と言っても、その任期はわずか数カ月である。
会計検査院の人でも知っている人は、よほどの歴史好きだ。
今回来られた検査員の女性の方もご存じではなかった。
このような話題を出したことで、場が少しは和んだのは間違いない。
ただ、同席されていた関係部署の方は、なんの話をするのだという表情をされていたようだ。
僕が直接見たわけではないが、同席していた僕のメンバーから後で聞いた。
このあたりはどうも関西人の血かもしれない。
笑いを取るというか、ひねらないと気がすまないのである。
時と場合によっては、気をつけないといけないのは事実である。
受け狙いが完全にすべってしまうということも、ままあるのである。
でも、すべってもいいやと居直ってしまうと、意外にうまくいくものだ。
検査に来られたのは、検査官の女性である。
年齢は分からないが、かなり経験を積まれた方である。
名刺をいただく。
名刺に雰囲気がある。
用紙のサイズと形状は通常の名刺と変わらない。
フォントが一回り大きい。
いつも年配の人を相手にしているのだろうか。
左上にロゴのマークが埋め込んである。
触ると、デコボコしているのだ。
一見、菊のご紋のようなマークである。
近畿の関係部署の人が同席している。
会議室に、検査官と関係部署の人がお二人。合計3名が役所の人。
こちらは2名で対応する。
敵対関係ではないが、検査する人、検査を受ける人ということで分けると、3対2の構図である。
ただ、関係部署の人も、中央省庁から検査を受けているということになる。
そういう観点でみると、1対4であるとも言える。
説明は、僕がすることになるのだが、初めに公募で提案した内容を説明することになっている。
これはかなり専門性が強い分野であるので、いきなりそこに入っていくのもどうかと思った。
そこで考えたのが、例の初代会計検査院の院長の山口尚芳(ますか)のことである。
これを使うことにした。
プレゼン資料の初めのページに、岩倉具視の使節団の写真を入れた。
その写真は、ここにあるものだ。
この写真に写っている人5人のうち、4人は明治維新では有名な歴史上の人物、岩倉具視、伊藤博文、大久保利通、木戸孝允ですね。
この人は誰でしょう。
木戸孝允の右後ろにいる人、名前は山口尚芳と言います。
実は、この山口尚芳は、初代の会計検査院の院長だったのです。
と説明したのだ。
初代の院長と言っても、その任期はわずか数カ月である。
会計検査院の人でも知っている人は、よほどの歴史好きだ。
今回来られた検査員の女性の方もご存じではなかった。
このような話題を出したことで、場が少しは和んだのは間違いない。
ただ、同席されていた関係部署の方は、なんの話をするのだという表情をされていたようだ。
僕が直接見たわけではないが、同席していた僕のメンバーから後で聞いた。
このあたりはどうも関西人の血かもしれない。
笑いを取るというか、ひねらないと気がすまないのである。
時と場合によっては、気をつけないといけないのは事実である。
受け狙いが完全にすべってしまうということも、ままあるのである。
でも、すべってもいいやと居直ってしまうと、意外にうまくいくものだ。