ぶろぐのあたま

基本的にお笑いは好きだ。

10年以上前のことだが、吉本の大木こだま・ひびきがはやり始めた頃だ。テレビで漫才コンビが10組くらい出てくる2時間番組が週に1回はやっていた。それをビデオに録画した。まだＶＨＳだったので、かなり古い話である。
録画するのは、こだま・ひびきがでてくる番組だけだったが、ほとんどの番組に出ていた。
録画したビデオが10本以上たまった。その録画したビデオから、こだま・ひびきの出ているところだけを，取り出して、自分だけのこだま・ひびき特集を作るのである。

それを時々見ては、特に疲れている時に見ては、同じところでいつも笑っていた
いい息抜きだった。
最近のこだま・ひびきは、パターンが決まりしすぎていて、この次になにをやるかが分かってしまい、それはある程度は、安心したお笑いとして許されるところもあるが、どうも最近はそれに安住してしまっているような気がする。

僕がこだま・ひびきが好きな事を知っている、仕事でお世話になっている人から、独演会の券をもらったことがある。こだま・ひびきがほとんど出ずっぱりである。漫才もテレビとは違い、時間制限がゆるいので、30分以上の熱演となる。
テレビでは、こだまが一人でやっているような印象があるが、舞台を見ていると、実はひびきがリードしているのではないかと思えるようなところも見えてくる。汗が舞台から客席まで飛んでくるような迫力で、テレビではとても知ることができない熱演だった。

最近はテレビでこだま・ひびきを見ていても、そのような強烈さが薄れているように思う。
昔見たねた、「はさみの部屋」、「山の向こうへ帰るからす」、「おばさんの化粧品や傘」をもう一度見てみたい。

以前住んでいた大阪の吹田では、スーパーで買い物をしている大木こだまを見たことがあった。こういうところでネタを探しているのかと思ったことがある。こだま・ひびきの再度の爆発を楽しみに待っている。