カラスの逆襲(1)
- 2016/08/23
- 00:00
街中では、カラスの数が増えているような気がする。
子供のころに周りで目にする鳥と言えば、雀が圧倒的に多かった。
ところが今では、雀を目にすることはあまりない。
カラスを見ない日はほとんどないと言ってもいいのではないが、雀を見ない日がどんどん増えている。
車を運転していた。
それほど混んでいない道である。
車の数も少ない。
のんびりとしたドライブだ。
道路の先の方を見ると、カラスが道の上で、なにかをつついている。
車が近づいても、気にすることなく、やりたいことをやり続けている。
人間なんてどうとも思っていないのだろうか。
車が目の前に来て、さすがにあわてて飛び立った。
近くの電信柱に向かっていき、そこに飛び降りようとした。
カラスが羽を広げた状態から、足を電信柱の着地する場所をつかもうとしたときに、僕の車が、その下を通り過ぎた。
カラスを真下から、覗き込んだ状態である。
しかもカラスが羽をたたむ瞬間で、まだ着地場所にしっかりと降りていない不安定な状態だった。
それを車のフロントウィンドウ越しに見てしまった。
珍しい位置関係でカラスを見たのである。
まるで、スカートをはいている女性が、一瞬だけ下着が見える状態があって、それを見てしまったという感じだ。
カラスと女性では全然違うわけで、女性のスカートの中が偶然見えたときは、もうけたなという感じがあるが、カラスが油断している状態を真下から見ても、何の得もないのだが、妙な感覚があったのは確かだ。
その場はそのまま車を走らせて、通り過ぎた。
妙なものを見てしまったという感覚だけが残った。
車をいつもの道を走らせて自宅に向かった。
家の前に車を停めて、車庫入れをしようとしたときだ。
車から降りた。
なんということだ。
車のリアウィンドウと車の屋根の部分に、白い筋状のものがつけられている。
鳥の糞だ。
これは、カラスの仕業に違いない。
きっと僕が下からのぞきこんだカラスが、お前、見たなとばかりに、後ろから追いかけてきて、僕の車めがけて糞をしたのだ。
カラスにとっては、見られてはいけないところを人に見られたと思ったのだろう。
きっとあれはメスのカラスなのだろう。
ところで、カラスのオスとメスはどうやって見分けるのだろうか。
まぁ、これはまた調べて見よう。

子供のころに周りで目にする鳥と言えば、雀が圧倒的に多かった。
ところが今では、雀を目にすることはあまりない。
カラスを見ない日はほとんどないと言ってもいいのではないが、雀を見ない日がどんどん増えている。
車を運転していた。
それほど混んでいない道である。
車の数も少ない。
のんびりとしたドライブだ。
道路の先の方を見ると、カラスが道の上で、なにかをつついている。
車が近づいても、気にすることなく、やりたいことをやり続けている。
人間なんてどうとも思っていないのだろうか。
車が目の前に来て、さすがにあわてて飛び立った。
近くの電信柱に向かっていき、そこに飛び降りようとした。
カラスが羽を広げた状態から、足を電信柱の着地する場所をつかもうとしたときに、僕の車が、その下を通り過ぎた。
カラスを真下から、覗き込んだ状態である。
しかもカラスが羽をたたむ瞬間で、まだ着地場所にしっかりと降りていない不安定な状態だった。
それを車のフロントウィンドウ越しに見てしまった。
珍しい位置関係でカラスを見たのである。
まるで、スカートをはいている女性が、一瞬だけ下着が見える状態があって、それを見てしまったという感じだ。
カラスと女性では全然違うわけで、女性のスカートの中が偶然見えたときは、もうけたなという感じがあるが、カラスが油断している状態を真下から見ても、何の得もないのだが、妙な感覚があったのは確かだ。
その場はそのまま車を走らせて、通り過ぎた。
妙なものを見てしまったという感覚だけが残った。
車をいつもの道を走らせて自宅に向かった。
家の前に車を停めて、車庫入れをしようとしたときだ。
車から降りた。
なんということだ。
車のリアウィンドウと車の屋根の部分に、白い筋状のものがつけられている。
鳥の糞だ。
これは、カラスの仕業に違いない。
きっと僕が下からのぞきこんだカラスが、お前、見たなとばかりに、後ろから追いかけてきて、僕の車めがけて糞をしたのだ。
カラスにとっては、見られてはいけないところを人に見られたと思ったのだろう。
きっとあれはメスのカラスなのだろう。
ところで、カラスのオスとメスはどうやって見分けるのだろうか。
まぁ、これはまた調べて見よう。
