カラスの逆襲(2)
- 2016/08/24
- 00:00
カラスの糞を車に落とされたことをオフィスで同僚の女性に話した。
すると、それは下から見られたからではないと言う。
きっとその近くに、カラスの巣があって、雛を育てていたのだろう。
僕の車が巣を攻撃する動きをしたのではないか、というわけだ。
カラスの防衛本能というか、防巣本能で攻撃するということは、よくあることらしい。
しかも、カラスは賢いので、攻撃する相手を選ぶ。
男は襲わない。
もっぱら女性や子供を襲う。
そういう自分よりも弱いと判断した敵が、巣の近くのゾーンに入って来ると攻撃してくる。
それがカラスの行動を日常的によく見ている彼女の説だ。
ということは車に糞をかけたというのは、攻撃というよりも嫌がらせのようなもので、雛がいる巣の近くには来るな、ということを言いたかったのか。
カラスにとっては、威嚇のようなものなのだろうか。
カラスが人を攻撃するときに、黒い髪の毛の女性、しかも長い髪の女性は要注意だという。
そのような女性を見つけると、カラスは低空を飛んできて、頭を後ろから殴って飛び去る。
殴ると言っても、カラスは体のどの部分を使って、どうやって殴るのかな。
いくら飛びながら上から殴ると言っても簡単なことではないでしょう。
カラスには腕がないのだから、と聞いてみる。
それは、飛びながら接近してきて、勢いをつけて、脚で頭を掴むように形でなぐりつけて、飛び去るそうだ。
彼女自身が被害にあったこともあるので、作り話ではないのだ。
彼女の髪はもちろん黒髪で、確かに長い。
また、他の女性が同じようにカラスに襲われているのを見たことも何度かあるという。
昔、ヒチコックの「鳥」という映画があった。
主人公の美しい女性が、たくさんの鳥に襲われているシーンを思い出した。
その映画では、一羽や二羽が襲うのではなく、大量の鳥が飛んできて人を襲っていた。
まるでイナゴの大群が空を飛んで農作物に群がるようなイメージだった。
でも、あのときの女性は、確か金髪だった。
黒い色を襲うということは、T先輩から聞いたことがある。
T先輩は、畑を借りていて、畑に行って種を植えたり、雑草を刈ったりしていた。
あるとき、久しぶりにT先輩に会った。
いつも鼻の下に見事なひげをたくわえておられたのだが、きれいさっぱりとひげがない。
どうしたのですか、と尋ねると、蜂が原因だった。
蜂は黒い物を攻撃対象とするらしい。
T先輩の見事なひげにむかって攻撃してきたのである。
しかもスズメバチだったので、身の危険を感じ、畑仕事を続けるためにひげをそりおとしたという。
カラスと蜂では、かなりかけ離れているが、攻撃するということは、彼らにとって危険なものという判断があるのだろう。
それが共通ということだ。
攻撃と防御というのは、通じるところがある。
人間との共存が段々厳しくなってくるので、このような現象が増えてくるのだろう。
気をつけないといけないね。

すると、それは下から見られたからではないと言う。
きっとその近くに、カラスの巣があって、雛を育てていたのだろう。
僕の車が巣を攻撃する動きをしたのではないか、というわけだ。
カラスの防衛本能というか、防巣本能で攻撃するということは、よくあることらしい。
しかも、カラスは賢いので、攻撃する相手を選ぶ。
男は襲わない。
もっぱら女性や子供を襲う。
そういう自分よりも弱いと判断した敵が、巣の近くのゾーンに入って来ると攻撃してくる。
それがカラスの行動を日常的によく見ている彼女の説だ。
ということは車に糞をかけたというのは、攻撃というよりも嫌がらせのようなもので、雛がいる巣の近くには来るな、ということを言いたかったのか。
カラスにとっては、威嚇のようなものなのだろうか。
カラスが人を攻撃するときに、黒い髪の毛の女性、しかも長い髪の女性は要注意だという。
そのような女性を見つけると、カラスは低空を飛んできて、頭を後ろから殴って飛び去る。
殴ると言っても、カラスは体のどの部分を使って、どうやって殴るのかな。
いくら飛びながら上から殴ると言っても簡単なことではないでしょう。
カラスには腕がないのだから、と聞いてみる。
それは、飛びながら接近してきて、勢いをつけて、脚で頭を掴むように形でなぐりつけて、飛び去るそうだ。
彼女自身が被害にあったこともあるので、作り話ではないのだ。
彼女の髪はもちろん黒髪で、確かに長い。
また、他の女性が同じようにカラスに襲われているのを見たことも何度かあるという。
昔、ヒチコックの「鳥」という映画があった。
主人公の美しい女性が、たくさんの鳥に襲われているシーンを思い出した。
その映画では、一羽や二羽が襲うのではなく、大量の鳥が飛んできて人を襲っていた。
まるでイナゴの大群が空を飛んで農作物に群がるようなイメージだった。
でも、あのときの女性は、確か金髪だった。
黒い色を襲うということは、T先輩から聞いたことがある。
T先輩は、畑を借りていて、畑に行って種を植えたり、雑草を刈ったりしていた。
あるとき、久しぶりにT先輩に会った。
いつも鼻の下に見事なひげをたくわえておられたのだが、きれいさっぱりとひげがない。
どうしたのですか、と尋ねると、蜂が原因だった。
蜂は黒い物を攻撃対象とするらしい。
T先輩の見事なひげにむかって攻撃してきたのである。
しかもスズメバチだったので、身の危険を感じ、畑仕事を続けるためにひげをそりおとしたという。
カラスと蜂では、かなりかけ離れているが、攻撃するということは、彼らにとって危険なものという判断があるのだろう。
それが共通ということだ。
攻撃と防御というのは、通じるところがある。
人間との共存が段々厳しくなってくるので、このような現象が増えてくるのだろう。
気をつけないといけないね。
