セミの声
- 2016/08/27
- 00:00
7月の中頃からしばらくは、朝、表にでると、すさまじいセミの声のシャワーを浴びることになる。
最近聞こえてくるのはクマゼミである。
僕がセミ取りをしていた頃は、クマゼミは珍しかった。
鳴いている声を聞いて、注意深く木の幹を探しても、いつもクマゼミは網の届かない高い場所にいた。
たまに虫取り網で竿の部分を延長できるものを使えるときには、ぎりぎりで届く高さにいることもあった。
クマゼミは、羽が透き通り、おなかにもきれいな模様があり、きれいなセミだった。
当時は、めったに捕まえることができないのがクマゼミ。
いつも簡単に捕まえることができるのがアブラゼミだ。
たまにニイニイゼミもいたけど、こちらは体も小さく、見た目もきれいではないので、子供の間では人気がなかった。
ところが、最近はもっぱらクマゼミだ。
しかも木の幹の下の方にいることが多い。
苦労せずに簡単に見つけられる。
セミの体力が落ちているのだろうか。
地中から這い出して、きっとセミは、懸命に木の上のほうに上っていくはずなのに、いまでは、まるで気力も体力もないようだ。
今年目に付いたのは、路上にいるセミだ。
それも死んでいるセミではなく、生きていながら、地上を這っている。
セミの本分を忘れてしまっているのでないか。
自然環境が破壊されている影響が、セミの行動にも出ているのではないかと考えてしまう。
もっとも僕が目にするセミは、都会のセミである。
田舎の自然の豊かな場所にいけば、昔のセミが見られるのだろうか。

最近聞こえてくるのはクマゼミである。
僕がセミ取りをしていた頃は、クマゼミは珍しかった。
鳴いている声を聞いて、注意深く木の幹を探しても、いつもクマゼミは網の届かない高い場所にいた。
たまに虫取り網で竿の部分を延長できるものを使えるときには、ぎりぎりで届く高さにいることもあった。
クマゼミは、羽が透き通り、おなかにもきれいな模様があり、きれいなセミだった。
当時は、めったに捕まえることができないのがクマゼミ。
いつも簡単に捕まえることができるのがアブラゼミだ。
たまにニイニイゼミもいたけど、こちらは体も小さく、見た目もきれいではないので、子供の間では人気がなかった。
ところが、最近はもっぱらクマゼミだ。
しかも木の幹の下の方にいることが多い。
苦労せずに簡単に見つけられる。
セミの体力が落ちているのだろうか。
地中から這い出して、きっとセミは、懸命に木の上のほうに上っていくはずなのに、いまでは、まるで気力も体力もないようだ。
今年目に付いたのは、路上にいるセミだ。
それも死んでいるセミではなく、生きていながら、地上を這っている。
セミの本分を忘れてしまっているのでないか。
自然環境が破壊されている影響が、セミの行動にも出ているのではないかと考えてしまう。
もっとも僕が目にするセミは、都会のセミである。
田舎の自然の豊かな場所にいけば、昔のセミが見られるのだろうか。
