JRの乗り継ぎ(1)
- 2016/09/18
- 00:00
九州からの帰りの新幹線は、途中で集中豪雨があり、新山口と徳山の間が上下線とも運転停止ということで予定よりも遅れてしまった。
博多で乗ったのは、17時43分発の「さくら」で、新神戸に着いたのは、21時くらいだったから、予定より30分以上遅れたことになる。
新下関駅でしばらく停車していたときは、これは相当遅れるのではないかと、下手をすると新幹線のなかで泊まりかと心配したのだけど、それは杞憂だった。
きっとJRは安全を期するために、豪雨があると線路の安全を確かめてから新幹線を走らせるかどうかを決めるのだろう。
走らせるとしても、どの程度で走行すればよいか、徐行すればよいかという基準を持っているに違いない。
それだけのことをやっているから、乗客も安心して乗ることができるのだ。
列車が遅れると次の予定がない人には、それほど問題とならない場合もあるが、乗り継ぎの列車がある人は大変である。
「さくら」は、新大阪が終点になるのだけど、姫路に着く前あたりから、なんどか乗り継ぎの連絡放送が流れた。
乗り継ぎのケースは2つあり、それぞれについて、丁寧な説明が流れる。
ひとつは、新大阪からさらに東に行く人で、「のぞみ」に乗り換える人向けのものだ。
「さくら」に乗って、新大阪まで行き、新大阪で「のぞみ」に乗り換える人がいる。
本来の予定では、新大阪で乗り換える時間があるのだが、今日は途中で新幹線が停まり、列車の遅れ具合は、列車ごとにばらばらである。すべての列車が同じ時間の遅れということではない。
「さくら」の遅れが「のぞみ」の遅れよりも長い時間だったのだろう。
元の予定では、新大阪で乗り換える時間が十分あったのだが、列車が遅れたことで、新大阪での乗り換えの時間が厳しいということが分かったのだ。
このときの放送は、新大阪まで行かずに新神戸で乗り換えてくださいというものだった。
新神戸であれば、いくら乗り換え時間が少なくても、同じプラットフォームで待っていれば、後ろを走っている「のぞみ」が同じ番線に入ってくる。
その間隔がたとえ1分であっても、問題なく乗り込める。
車内放送では、新神戸で降りて、後にくる「のぞみ」に乗り換えてくださいという案内が流された。
もうひとつは、新大阪から東に行く人で、「ひかり」に乗る人への案内だった。
元の予定であれば、新大阪で「ひかり」に乗り換えるところを、それでは間に合わないので、一旦、新神戸で「のぞみ」に乗り換えて、名古屋(だったと思うが)で「ひかり」に乗換るような案内が流れた。
ここまで丁寧なガイドが流れるところはさすがにJRである。
だが、これは列車が予定とおりに運行できなくなったときに、すべてのケースを想定して、用意された放送であろうか。
本当はそうではないと思う。
考えられる乗り換えのパターンをすべて想定して、それに対する対応策を考えるということは、実際は時間も限られているので不可能に近い。
それならば、放送はなぜ流されたのだろうか。
僕が実際に体験したことから考えると、こうなる。
きっと乗客のなかに乗り換えをする予定の人がいたのだ。
そういう人たちから質問がくる。
それにその場ですぐに回答することはできないだろうから、質問を受けて、指令室に回答を用意してもらうのだ。
こう考えたのは、僕が実際に同じようなことを体験したからだ。
(つづく)

博多で乗ったのは、17時43分発の「さくら」で、新神戸に着いたのは、21時くらいだったから、予定より30分以上遅れたことになる。
新下関駅でしばらく停車していたときは、これは相当遅れるのではないかと、下手をすると新幹線のなかで泊まりかと心配したのだけど、それは杞憂だった。
きっとJRは安全を期するために、豪雨があると線路の安全を確かめてから新幹線を走らせるかどうかを決めるのだろう。
走らせるとしても、どの程度で走行すればよいか、徐行すればよいかという基準を持っているに違いない。
それだけのことをやっているから、乗客も安心して乗ることができるのだ。
列車が遅れると次の予定がない人には、それほど問題とならない場合もあるが、乗り継ぎの列車がある人は大変である。
「さくら」は、新大阪が終点になるのだけど、姫路に着く前あたりから、なんどか乗り継ぎの連絡放送が流れた。
乗り継ぎのケースは2つあり、それぞれについて、丁寧な説明が流れる。
ひとつは、新大阪からさらに東に行く人で、「のぞみ」に乗り換える人向けのものだ。
「さくら」に乗って、新大阪まで行き、新大阪で「のぞみ」に乗り換える人がいる。
本来の予定では、新大阪で乗り換える時間があるのだが、今日は途中で新幹線が停まり、列車の遅れ具合は、列車ごとにばらばらである。すべての列車が同じ時間の遅れということではない。
「さくら」の遅れが「のぞみ」の遅れよりも長い時間だったのだろう。
元の予定では、新大阪で乗り換える時間が十分あったのだが、列車が遅れたことで、新大阪での乗り換えの時間が厳しいということが分かったのだ。
このときの放送は、新大阪まで行かずに新神戸で乗り換えてくださいというものだった。
新神戸であれば、いくら乗り換え時間が少なくても、同じプラットフォームで待っていれば、後ろを走っている「のぞみ」が同じ番線に入ってくる。
その間隔がたとえ1分であっても、問題なく乗り込める。
車内放送では、新神戸で降りて、後にくる「のぞみ」に乗り換えてくださいという案内が流された。
もうひとつは、新大阪から東に行く人で、「ひかり」に乗る人への案内だった。
元の予定であれば、新大阪で「ひかり」に乗り換えるところを、それでは間に合わないので、一旦、新神戸で「のぞみ」に乗り換えて、名古屋(だったと思うが)で「ひかり」に乗換るような案内が流れた。
ここまで丁寧なガイドが流れるところはさすがにJRである。
だが、これは列車が予定とおりに運行できなくなったときに、すべてのケースを想定して、用意された放送であろうか。
本当はそうではないと思う。
考えられる乗り換えのパターンをすべて想定して、それに対する対応策を考えるということは、実際は時間も限られているので不可能に近い。
それならば、放送はなぜ流されたのだろうか。
僕が実際に体験したことから考えると、こうなる。
きっと乗客のなかに乗り換えをする予定の人がいたのだ。
そういう人たちから質問がくる。
それにその場ですぐに回答することはできないだろうから、質問を受けて、指令室に回答を用意してもらうのだ。
こう考えたのは、僕が実際に同じようなことを体験したからだ。
(つづく)
