トンボ
- 2016/09/24
- 00:00
天声人語をほぼ毎日読んでいる。
深山茜(みやまあかね)というトンボのことが書いてあった。
“みやまあかね“という名前が、いかにも日本らしい響きで心惹かれる。
場所は長崎県佐世保市である。
その“みやまあかね”が絶滅危惧種に指定されているという。“みやまあかね”を守るために、佐世保市の環境団体「ふるさと自然の会」がいろいろな取り組みをされているという紹介がある。
トンボがいなくなっているという話を聞いて、思い出したのが、毎度出てくるのだが、岡林信康さんの「つばめ」という歌だ。
「つばめ」の2番で、トンボのことが歌われている。
もう随分長い間 見ることもないが
遠い日のぼくの夏には トンボがうかぶ
気づかないようなふりをして ぼくをからかった
瞳の中に顔があるような あのトンボ
トンボもいなくなった この町で
なにも変わってないように 夏を迎えたんだ
「ふるさと自然の会」の会長である川内野善治(かわちのよしはる)さんは、市役所での仕事をしながら、地元の希少な動植物を調べられた。トンボを育てるために棚田を借りたり、トンバの羽に白い印をつけて数えたりと、まさに使命感をもって取り組まれてきたそうだ。それでも、4年前に1622匹のトンボが734匹に減っているという。
半分以下である。
自然環境の変化は、人に起因するものがほとんどであり、絶滅危惧種を守っていこうという取り組みがあっても、いまのままだといずれ絶滅していくのかもしれない。
こうやって、人は自然を壊していく。
そのしっぺ返しが、あるとき、大きな力で人に返ってくる。
そんな気がする。

深山茜(みやまあかね)というトンボのことが書いてあった。
“みやまあかね“という名前が、いかにも日本らしい響きで心惹かれる。
場所は長崎県佐世保市である。
その“みやまあかね”が絶滅危惧種に指定されているという。“みやまあかね”を守るために、佐世保市の環境団体「ふるさと自然の会」がいろいろな取り組みをされているという紹介がある。
トンボがいなくなっているという話を聞いて、思い出したのが、毎度出てくるのだが、岡林信康さんの「つばめ」という歌だ。
「つばめ」の2番で、トンボのことが歌われている。
もう随分長い間 見ることもないが
遠い日のぼくの夏には トンボがうかぶ
気づかないようなふりをして ぼくをからかった
瞳の中に顔があるような あのトンボ
トンボもいなくなった この町で
なにも変わってないように 夏を迎えたんだ
「ふるさと自然の会」の会長である川内野善治(かわちのよしはる)さんは、市役所での仕事をしながら、地元の希少な動植物を調べられた。トンボを育てるために棚田を借りたり、トンバの羽に白い印をつけて数えたりと、まさに使命感をもって取り組まれてきたそうだ。それでも、4年前に1622匹のトンボが734匹に減っているという。
半分以下である。
自然環境の変化は、人に起因するものがほとんどであり、絶滅危惧種を守っていこうという取り組みがあっても、いまのままだといずれ絶滅していくのかもしれない。
こうやって、人は自然を壊していく。
そのしっぺ返しが、あるとき、大きな力で人に返ってくる。
そんな気がする。
