PC画面異常発生(2)
- 2016/09/26
- 00:00
出張に出るときは、キャリングケースを持っていく。
コロコロというやつだ。
キャリングケースは、手で引っ張るときは、本体から金具を引っ張り出すことになる。
鞄を持っているときは、鞄をその金具にひっかけると一体となって便利である。
鞄には、キャリングケースにひっかけるための帯がついている。
そのときも、いつも仕事に持っていく鞄をキャリングケースにひっかけて、移動していた。
宮城県美術館のエントランスに向かって、歩きながら、僕の好きな構図なので、写真を撮ろうと思った。
キャリングケースに鞄をひっかけ、立てた状態で、僕は両手でカメラを持ち、シャッターを押していた。
そのときだ。
僕の後ろでがたっと大きな音がした。
自立していると思っていた鞄と一体となっていたキャリングケースが倒れたのだ。
キャリングケースのなかには、着替えの下着と洗面具、すこしばかりの書類が入っているだけで、中身の重量が軽い。それに比べ、鞄はぎっしりとものが詰まっている。
トップヘビーという状態である。
重心が上のほうにあり、不安定な状態になっていた。
ほんの少し力がかかると、ひっくり返るような状態になっていたのだ。
一瞬は自立していてキャリングケースだが、なにかの力がかかったのだろう。
風か、あるいは地面の揺れか。
僕のキャリングケースは鞄をひっかけたまま90度回転してしまった。
鞄は、エントランスのコンクリート部分にガツンと打ちつけられた。
運悪く、僕の鞄のなかのノートPCは、打ちつけられた側に入っていたのである。
僕の鞄の中は、3つに仕切られているが、ノートPCは、打ちつけられた側の仕切り部分に収まっていたのだ。
ノートPCは、裸ではなく、持ち運び用の袋に入っていた。
そのとき、これくらいでノートPCは壊れることはないと思っていた。
ノートPCの設計時には、衝撃試験や解析計算をしていると聞いていた。
ひっくり返ったキャリングケースを持ち上げて、僕はそのまま宮城県美術館に入り、1時間以上かけて中をゆっくりと回った。
そのときに特別展示されていた東山魁夷の作品や、その作品ごとに書かれている説明を読みながら、また東山魁夷の年表を見ながら、普段はあまり関心をもつことがない、日本画の著名な作家のことに思いをはせていた。
いい時間を過ごしたと思った。
それから余裕を持って、仙台空港に向かったのである。
ラウンジに行き、ノートPCを開いたときの状態は、ブログに書いたとおりだ。
それからは、ノートPCを鞄に収める場所は、キャリングケースの帯がある側に変えた。
ここに入れておけば、万が一鞄をひっかけたままキャリングケースが転倒しても、ノートPCがこのときのような直接地面に打ちつけられることはない。
打ちつけられた鞄の側面からは、2つの仕切りがあり、そのなかの書類やケーブル類がクッションになって、ノートPCへの衝撃はかなり少なくなるはずだ。
実際、その時以来同じような障害はノートPCには発生していない。
画面異常が発生したノートPCであるが、関西に戻ってから、修理をしてもらい、すぐに元通りに復旧した。幸い、オンサイトでの修理契約に入っていたので、技術員が指定した日にオフィスに来て、1時間程度で修理は完了した。
やはりThinkPadは、こういうところもしっかりしている。
ところで、そのときに撮影した写真であるが、なぜかすべて消えてしまった。
これはキャリングケースの転倒が原因ではなく、単に誤って削除してしまったようである。
ごく一部の写真をWEBに保存していた。
それがブログにも貼った鳴子の写真だ。
このようなことはたまにあるのだが、そういう写真ほど、後になって見たくなってくる。
今度、仙台に行く機会があれば、再度あの宮城県美術館を訪ね、あのエントランスに並ぶ柱の列を、しっかりと撮影してこよう。
鞄の帯の部分

同じように好きな構図。これは秋田だけど。

コロコロというやつだ。
キャリングケースは、手で引っ張るときは、本体から金具を引っ張り出すことになる。
鞄を持っているときは、鞄をその金具にひっかけると一体となって便利である。
鞄には、キャリングケースにひっかけるための帯がついている。
そのときも、いつも仕事に持っていく鞄をキャリングケースにひっかけて、移動していた。
宮城県美術館のエントランスに向かって、歩きながら、僕の好きな構図なので、写真を撮ろうと思った。
キャリングケースに鞄をひっかけ、立てた状態で、僕は両手でカメラを持ち、シャッターを押していた。
そのときだ。
僕の後ろでがたっと大きな音がした。
自立していると思っていた鞄と一体となっていたキャリングケースが倒れたのだ。
キャリングケースのなかには、着替えの下着と洗面具、すこしばかりの書類が入っているだけで、中身の重量が軽い。それに比べ、鞄はぎっしりとものが詰まっている。
トップヘビーという状態である。
重心が上のほうにあり、不安定な状態になっていた。
ほんの少し力がかかると、ひっくり返るような状態になっていたのだ。
一瞬は自立していてキャリングケースだが、なにかの力がかかったのだろう。
風か、あるいは地面の揺れか。
僕のキャリングケースは鞄をひっかけたまま90度回転してしまった。
鞄は、エントランスのコンクリート部分にガツンと打ちつけられた。
運悪く、僕の鞄のなかのノートPCは、打ちつけられた側に入っていたのである。
僕の鞄の中は、3つに仕切られているが、ノートPCは、打ちつけられた側の仕切り部分に収まっていたのだ。
ノートPCは、裸ではなく、持ち運び用の袋に入っていた。
そのとき、これくらいでノートPCは壊れることはないと思っていた。
ノートPCの設計時には、衝撃試験や解析計算をしていると聞いていた。
ひっくり返ったキャリングケースを持ち上げて、僕はそのまま宮城県美術館に入り、1時間以上かけて中をゆっくりと回った。
そのときに特別展示されていた東山魁夷の作品や、その作品ごとに書かれている説明を読みながら、また東山魁夷の年表を見ながら、普段はあまり関心をもつことがない、日本画の著名な作家のことに思いをはせていた。
いい時間を過ごしたと思った。
それから余裕を持って、仙台空港に向かったのである。
ラウンジに行き、ノートPCを開いたときの状態は、ブログに書いたとおりだ。
それからは、ノートPCを鞄に収める場所は、キャリングケースの帯がある側に変えた。
ここに入れておけば、万が一鞄をひっかけたままキャリングケースが転倒しても、ノートPCがこのときのような直接地面に打ちつけられることはない。
打ちつけられた鞄の側面からは、2つの仕切りがあり、そのなかの書類やケーブル類がクッションになって、ノートPCへの衝撃はかなり少なくなるはずだ。
実際、その時以来同じような障害はノートPCには発生していない。
画面異常が発生したノートPCであるが、関西に戻ってから、修理をしてもらい、すぐに元通りに復旧した。幸い、オンサイトでの修理契約に入っていたので、技術員が指定した日にオフィスに来て、1時間程度で修理は完了した。
やはりThinkPadは、こういうところもしっかりしている。
ところで、そのときに撮影した写真であるが、なぜかすべて消えてしまった。
これはキャリングケースの転倒が原因ではなく、単に誤って削除してしまったようである。
ごく一部の写真をWEBに保存していた。
それがブログにも貼った鳴子の写真だ。
このようなことはたまにあるのだが、そういう写真ほど、後になって見たくなってくる。
今度、仙台に行く機会があれば、再度あの宮城県美術館を訪ね、あのエントランスに並ぶ柱の列を、しっかりと撮影してこよう。
鞄の帯の部分

同じように好きな構図。これは秋田だけど。
