渋滞だ(1)
- 2016/10/02
- 00:00
車に乗っているときには事故には遭いたくない。
自分自身が事故には、もちろん遭いたくないが、事故を見るのも気分がいいものではない。
20年以上前の話だが、車で滋賀県に行くことがあった。
電車のほうが早いのではと思うが、確かに駅までであれば、JRの新快速で行けば、早く着くことができる。ところが、僕が訪問しようとしていたお客様は、駅から車で20分くらい走ったところにある。タクシーに乗ると、結構な料金である。
田舎道の20分で走る距離は、都会とは比べ物にならない。
行きはまだよいのだが、帰りの時間を考えると、車と電車ではかなりの差がでる。
車だと仕事が終われば、そのまま車に乗って高速道路に入れば、そのままただ走るだけだ。
電車の場合は、仕事が終われば、それからタクシーを呼ぶ。
すぐにタクシーが来るわけではない。最寄駅の近くにタクシー会社がある。そこから来るので、ある程度の待ち時間がある。
タクシーに乗って、最寄駅に着くと、帰りの時間帯の電車は、タイミングが悪いと、駅での待ち時間が長い。平気で20分くらい待つこともある。
こうなると仕事が終わって、電車に乗るまでに1時間くらいかかることもあり得るのだ。
こういうこともあって、滋賀県内の駅から遠いお客様には、車で出かけることが多くなった。ただ、車の場合は、帰りはあまり気にしなくてよいが、行きは、時間をかなり余分にみておかないといけない。
渋滞があるかもしれない。
名神高速道路は、西宮から京都まで行くときに、渋滞の原因を解消させるために天王山トンネルのあたりで新しい道が追加され、右ルートと左ルートというのが今は用意されていて、これでかなり渋滞が解消されている。
当時は、まだそういうルートがなかった。
滋賀県まで行くには、名神を通らないといけないので、かなり余裕を持って出発した。
ところが途中で大渋滞につかまってしまった。
急に前に進まなくなる。
これは余程大きな事故がこの先にあるのだろうと思った。
30分くらいとろとろ渋滞が続く。
ようやく渋滞の先頭に近づいてきた。
すると、どうだろう。
事故が発生したのは、この車線ではない。
下り側車線の方である。
事故現場に近づくと、事故に遭った車が2台見えてくる。
確かに車が異様にへこんでいる。
事故処理をしている警察やら関係者が対向車線にいる。
かなり前に起きた事故のようだ。
そこを過ぎると、こちら側の車線は、なんの問題もなく、通常の高速道路を走るスピードを出して走り出す。
これは脇見渋滞というやつだ。
なんてことだ。
そりゃ、横に大きな事故を起こしている車があれば、気になって徐行をするだろう。
通常のスピードで走り過ぎればいいではないか、と言っても、それは無理な話だ。
すこしでも徐行すれば、それが後続の車にどんどん連鎖していく。
そうやって、僕は予定よりも40分近く遅れたわけだ。
幸い、余裕を持って出発していたので、ぎりぎり約束の時間には間に合ったのだが、えらい目にあった。
いままで事故渋滞に巻き込まれたことは、それほどない。
これが一回目の大きな事故渋滞の経験である。

自分自身が事故には、もちろん遭いたくないが、事故を見るのも気分がいいものではない。
20年以上前の話だが、車で滋賀県に行くことがあった。
電車のほうが早いのではと思うが、確かに駅までであれば、JRの新快速で行けば、早く着くことができる。ところが、僕が訪問しようとしていたお客様は、駅から車で20分くらい走ったところにある。タクシーに乗ると、結構な料金である。
田舎道の20分で走る距離は、都会とは比べ物にならない。
行きはまだよいのだが、帰りの時間を考えると、車と電車ではかなりの差がでる。
車だと仕事が終われば、そのまま車に乗って高速道路に入れば、そのままただ走るだけだ。
電車の場合は、仕事が終われば、それからタクシーを呼ぶ。
すぐにタクシーが来るわけではない。最寄駅の近くにタクシー会社がある。そこから来るので、ある程度の待ち時間がある。
タクシーに乗って、最寄駅に着くと、帰りの時間帯の電車は、タイミングが悪いと、駅での待ち時間が長い。平気で20分くらい待つこともある。
こうなると仕事が終わって、電車に乗るまでに1時間くらいかかることもあり得るのだ。
こういうこともあって、滋賀県内の駅から遠いお客様には、車で出かけることが多くなった。ただ、車の場合は、帰りはあまり気にしなくてよいが、行きは、時間をかなり余分にみておかないといけない。
渋滞があるかもしれない。
名神高速道路は、西宮から京都まで行くときに、渋滞の原因を解消させるために天王山トンネルのあたりで新しい道が追加され、右ルートと左ルートというのが今は用意されていて、これでかなり渋滞が解消されている。
当時は、まだそういうルートがなかった。
滋賀県まで行くには、名神を通らないといけないので、かなり余裕を持って出発した。
ところが途中で大渋滞につかまってしまった。
急に前に進まなくなる。
これは余程大きな事故がこの先にあるのだろうと思った。
30分くらいとろとろ渋滞が続く。
ようやく渋滞の先頭に近づいてきた。
すると、どうだろう。
事故が発生したのは、この車線ではない。
下り側車線の方である。
事故現場に近づくと、事故に遭った車が2台見えてくる。
確かに車が異様にへこんでいる。
事故処理をしている警察やら関係者が対向車線にいる。
かなり前に起きた事故のようだ。
そこを過ぎると、こちら側の車線は、なんの問題もなく、通常の高速道路を走るスピードを出して走り出す。
これは脇見渋滞というやつだ。
なんてことだ。
そりゃ、横に大きな事故を起こしている車があれば、気になって徐行をするだろう。
通常のスピードで走り過ぎればいいではないか、と言っても、それは無理な話だ。
すこしでも徐行すれば、それが後続の車にどんどん連鎖していく。
そうやって、僕は予定よりも40分近く遅れたわけだ。
幸い、余裕を持って出発していたので、ぎりぎり約束の時間には間に合ったのだが、えらい目にあった。
いままで事故渋滞に巻き込まれたことは、それほどない。
これが一回目の大きな事故渋滞の経験である。
