カラオケパワー
- 2016/12/15
- 00:00
IT系の会社で仕事をしていたときのことである。
1月から12月までが1年間である。
当時は、四半期ごとの目標もあったが、やはり1年間合計の目標を達成できるかどうかが最も重要だった。
給料がコミッション制で、目標を達成できれば給料が増えるということもあるが、営業としては、目標を達成することが、当然のことながら大きな意味があった。
目標を達成できれば、その1年間は結果としては丸なのである。
12月に入る前に結果が見えていることもあるが、最後の最後まで数字を追いかける年もあった。
早く結果が出ているとき、もちろん目標達成がみえているときはよいが、その反対の場合も当然ある。
今年はこれ以上頑張ってもあかん。来年頑張らなければということもある。
そういうときには、チーム全員でカラオケに行っていた。
全員と言っても参加できないメンバーも出てくるが、10人くらいは集まってくる。
時間は4時間と決めている。
これは来年は達成するぞという、年末の決起大会なのである。
4時間というのは、1年間には、四半期が4回あるので、その4にあわせている。
4時間で100曲を歌うという目標を作る。
ビジネスの世界では、四半期ごとに年間目標の25%を達成することを目指す。
それを4回繰り返せば、合計100%である
カラオケの場合は、1時間に25曲を目標とする。
それを4時間繰り返せば100曲達成である。
フリップチャートの大きな紙とマジック、セロテープを持っていく。
部屋に入ると、まず4枚のフリップチャートを、壁にセロテープで貼りつける。
1曲歌うたびに、曲名をフリップチャートに書いていく。
最近の歌は、長い歌が多い。4分とか5分は平気で使ってしまう。
このペースだと、1時間に15曲もいけばいいほうということになり、4時間で100曲は無理だ。
そこで、1曲全部を歌うのは、初めからあきらめる。
短い場合は初めの4フレーズくらいで終わることもある。
せいぜい歌っても1番だけになる。
効率がよいのは、メドレーである。
カラオケの場合、メドレーというのがある。
当時良く歌ったのは、グループサウンズメドレーだ。
これだと多少長くなるが、5分で11曲も入っている。
誰かがこのメドレーを入れると、いつもこれを一緒に歌っている二人がマイクを握る。
ブルーシャトウ
花の首飾り
君だけに愛を
スワンの涙
夕陽が泣いている
長い髪の少女
エメラルドの伝説
想い出の渚
真冬の帰り道
バラ色の雲
君に会いたい
ビジネスでいうところの大型案件、バルクオーダーというやつになる。
年末カラオケ大会は、今年はだめだった、あかんわという、愚痴や不満をぶつけるというガス抜き大会ではない。
今年はあかんけど、来年は絶対にやるのだという決起大会になる。
3時間を越えるころには、どのくらい歌えるかが見えてくる。
途中で100曲を越えても、そこでやめることはない。
4時間きっちりとやる。
多いときは120曲になることもある。
これをやると不思議なことに翌年は、必ず100%を達成していた。
しかも120曲歌えたときは、それとほぼ同じ数値ができた。
120%となると、当然コミッションも多くなる。
ますますやる気が出てくる。
こういう良い循環が生まれるのである。
これは偶然ではないと思っている。
仕事以外の部分でメンバー全員が集まり、ひとつの目標に向かって進んで行く。
チームワークを強くする。相互のコミュニケーションを良くするという効果があったのだろう。
それがビジネスの成果に結びついていったのだ。
4時間で100曲。なにを馬鹿なことをと、今なら言われるだろうが、あの頃は、遊び心を持ちながら、大きな目標に向かって、チャレンジして行ったのだ。

1月から12月までが1年間である。
当時は、四半期ごとの目標もあったが、やはり1年間合計の目標を達成できるかどうかが最も重要だった。
給料がコミッション制で、目標を達成できれば給料が増えるということもあるが、営業としては、目標を達成することが、当然のことながら大きな意味があった。
目標を達成できれば、その1年間は結果としては丸なのである。
12月に入る前に結果が見えていることもあるが、最後の最後まで数字を追いかける年もあった。
早く結果が出ているとき、もちろん目標達成がみえているときはよいが、その反対の場合も当然ある。
今年はこれ以上頑張ってもあかん。来年頑張らなければということもある。
そういうときには、チーム全員でカラオケに行っていた。
全員と言っても参加できないメンバーも出てくるが、10人くらいは集まってくる。
時間は4時間と決めている。
これは来年は達成するぞという、年末の決起大会なのである。
4時間というのは、1年間には、四半期が4回あるので、その4にあわせている。
4時間で100曲を歌うという目標を作る。
ビジネスの世界では、四半期ごとに年間目標の25%を達成することを目指す。
それを4回繰り返せば、合計100%である
カラオケの場合は、1時間に25曲を目標とする。
それを4時間繰り返せば100曲達成である。
フリップチャートの大きな紙とマジック、セロテープを持っていく。
部屋に入ると、まず4枚のフリップチャートを、壁にセロテープで貼りつける。
1曲歌うたびに、曲名をフリップチャートに書いていく。
最近の歌は、長い歌が多い。4分とか5分は平気で使ってしまう。
このペースだと、1時間に15曲もいけばいいほうということになり、4時間で100曲は無理だ。
そこで、1曲全部を歌うのは、初めからあきらめる。
短い場合は初めの4フレーズくらいで終わることもある。
せいぜい歌っても1番だけになる。
効率がよいのは、メドレーである。
カラオケの場合、メドレーというのがある。
当時良く歌ったのは、グループサウンズメドレーだ。
これだと多少長くなるが、5分で11曲も入っている。
誰かがこのメドレーを入れると、いつもこれを一緒に歌っている二人がマイクを握る。
ブルーシャトウ
花の首飾り
君だけに愛を
スワンの涙
夕陽が泣いている
長い髪の少女
エメラルドの伝説
想い出の渚
真冬の帰り道
バラ色の雲
君に会いたい
ビジネスでいうところの大型案件、バルクオーダーというやつになる。
年末カラオケ大会は、今年はだめだった、あかんわという、愚痴や不満をぶつけるというガス抜き大会ではない。
今年はあかんけど、来年は絶対にやるのだという決起大会になる。
3時間を越えるころには、どのくらい歌えるかが見えてくる。
途中で100曲を越えても、そこでやめることはない。
4時間きっちりとやる。
多いときは120曲になることもある。
これをやると不思議なことに翌年は、必ず100%を達成していた。
しかも120曲歌えたときは、それとほぼ同じ数値ができた。
120%となると、当然コミッションも多くなる。
ますますやる気が出てくる。
こういう良い循環が生まれるのである。
これは偶然ではないと思っている。
仕事以外の部分でメンバー全員が集まり、ひとつの目標に向かって進んで行く。
チームワークを強くする。相互のコミュニケーションを良くするという効果があったのだろう。
それがビジネスの成果に結びついていったのだ。
4時間で100曲。なにを馬鹿なことをと、今なら言われるだろうが、あの頃は、遊び心を持ちながら、大きな目標に向かって、チャレンジして行ったのだ。
