絵本作家、長谷川義史さん
- 2016/12/22
- 00:00
久しぶりに昼間のテレビで長谷川 義史さんを見た。
長谷川 義史さんは絵本作家である。以前このブログでも書いている。
そのときは長谷川さんが富士山の見える町に行き、いろいろな場所から富士山の絵を書きながら、その土地の人たちとのふれあいを伝える、という流れだった。
今回は、場所は姫路城である。
姫路城は、遠足で行ったことがあるはずだ。小学校ではないだろうから、中学のときだと思う。古いアルバムをみれば、写真が残っているかもしれない。
ただ僕の頭の中には殆ど記憶がない。
遠足と言えば、奈良とか京都、飛鳥路くらいが浮かんでくるが、姫路城は出てこない。
テレビではいつものパターンだが、姫路城の正面から始めて、ぐるりとまわりを回る。
姫路城のなかに入ることはない。
こういう歩き方もあるのかと思った。
姫路城に行ったならば、城内に入って、天守閣に登って、街を見る、というのが典型的なコースである。確かに、僕も最近行った城、弘前城では、そのようなまわり方をした。
城の中にはいってしまうと、そこで出会う人たちは、いわゆる観光客が定番である。
それでは、番組としては味が出ないのだろう。
城のまわりをめぐりながら、地元の人たちと会話をかわす。
それがいい。
ただ、長谷川さんが一番お気に入りだったのは、姫路城に観光で来ていたスウェーデンの女性だったに違いない。
城を見つめる女性に対して、長谷川さんはちょうど城を背中にして立っている。
彼女のスケッチを始める。
彼女は、状況を理解して、そこにある石の柱のようなところにちょこんと腰かけて、どうぞ書いてくださいという、態勢に入る。
確かに美人だ。
眼鏡をかけていて知性的な感じがする。
長谷川さんのスケッチのペースが上がってきて、気持ちがどんどん入っていくのが分かる。と、そこに明らかに彼女の連れである背の高い外国人男性が戻ってくる。
長谷川さんはがっかりするが、気持ちをとりなおして、姫路城を背景に、二人の写真を撮ってあげる。
少年のような心のときめきが伝わってきて、ほのぼのするシーンだった。
長谷川さんは番組の撮影中に何枚も絵を描きあげるが、一旦戻ってから、その日のことを思い出して、大き目の絵を仕上げるのが通例だ。
今回もお城を背景に、お濠やら街の姿を入れた絵を描いているが、真ん中にはきちんと、あの女性を描きこんでいるのだ。
やはり、相当気にいっていたのだね。
今回の番組では、途中に挿入歌がいくつも流れた。
挿入歌を聴きながら、僕は、選曲をした番組の担当者の感性を嗅ぎわける。
今日の一番初めに流れた歌は、はっぴいえんどの「風をあつめて」だ。
僕の好きな歌。
こんな歌が流れてしまうと、もうだめだね。
番組のなかに引きずり込まれていく。
今度は、姫路城に行って、長谷川義史さんスケッチを描いたところから、写真を撮ってみたいなぁ。

長谷川 義史さんは絵本作家である。以前このブログでも書いている。
そのときは長谷川さんが富士山の見える町に行き、いろいろな場所から富士山の絵を書きながら、その土地の人たちとのふれあいを伝える、という流れだった。
今回は、場所は姫路城である。
姫路城は、遠足で行ったことがあるはずだ。小学校ではないだろうから、中学のときだと思う。古いアルバムをみれば、写真が残っているかもしれない。
ただ僕の頭の中には殆ど記憶がない。
遠足と言えば、奈良とか京都、飛鳥路くらいが浮かんでくるが、姫路城は出てこない。
テレビではいつものパターンだが、姫路城の正面から始めて、ぐるりとまわりを回る。
姫路城のなかに入ることはない。
こういう歩き方もあるのかと思った。
姫路城に行ったならば、城内に入って、天守閣に登って、街を見る、というのが典型的なコースである。確かに、僕も最近行った城、弘前城では、そのようなまわり方をした。
城の中にはいってしまうと、そこで出会う人たちは、いわゆる観光客が定番である。
それでは、番組としては味が出ないのだろう。
城のまわりをめぐりながら、地元の人たちと会話をかわす。
それがいい。
ただ、長谷川さんが一番お気に入りだったのは、姫路城に観光で来ていたスウェーデンの女性だったに違いない。
城を見つめる女性に対して、長谷川さんはちょうど城を背中にして立っている。
彼女のスケッチを始める。
彼女は、状況を理解して、そこにある石の柱のようなところにちょこんと腰かけて、どうぞ書いてくださいという、態勢に入る。
確かに美人だ。
眼鏡をかけていて知性的な感じがする。
長谷川さんのスケッチのペースが上がってきて、気持ちがどんどん入っていくのが分かる。と、そこに明らかに彼女の連れである背の高い外国人男性が戻ってくる。
長谷川さんはがっかりするが、気持ちをとりなおして、姫路城を背景に、二人の写真を撮ってあげる。
少年のような心のときめきが伝わってきて、ほのぼのするシーンだった。
長谷川さんは番組の撮影中に何枚も絵を描きあげるが、一旦戻ってから、その日のことを思い出して、大き目の絵を仕上げるのが通例だ。
今回もお城を背景に、お濠やら街の姿を入れた絵を描いているが、真ん中にはきちんと、あの女性を描きこんでいるのだ。
やはり、相当気にいっていたのだね。
今回の番組では、途中に挿入歌がいくつも流れた。
挿入歌を聴きながら、僕は、選曲をした番組の担当者の感性を嗅ぎわける。
今日の一番初めに流れた歌は、はっぴいえんどの「風をあつめて」だ。
僕の好きな歌。
こんな歌が流れてしまうと、もうだめだね。
番組のなかに引きずり込まれていく。
今度は、姫路城に行って、長谷川義史さんスケッチを描いたところから、写真を撮ってみたいなぁ。
