刑事の本懐
- 2017/01/05
- 00:00
録画していたテレビドラマのサスペンス物を見る。
「検事の本懐」というタイトルだ。主演は、上川隆也。シリーズものでこれがテレビでは三作目である。上川隆也が演じるのは、さかた検事である。坂田と思っていたら、佐方と書く。
シリーズ1作目は、2015年1月に、2作目が2016年1月に、そして3作目が2016年12月の放映である。
1作目と2作目も見ていたはずであるが、あまり記憶に残っていない。テレビのサスペンスドラマは、習慣で予約録画して、後で見るということを繰り返しているが、しっかり覚えているものは限られている。
今回のものは、なかなか面白い。
上川隆也主演のドラマには、はずれが少ない。僕はサスペンス物であれば、刑事や探偵がきっちりと真実を明らかにするために、汗をかいて走り回る、論理的に犯人を追い詰めていく、そのなかに主人公の人間性が出てくるものが好きだ。
原作者は、柚月 裕子(ゆづきゆうこ)という48歳の女流作家である。
初めて聞く名前なのだが、WEBを調べると、概略どういう作家であるかが、すぐに分かる。
写真もいろいろ出てくる。
岩手県在住。主婦業をやりながら小説を書いて、10年前に山形新聞の文学賞を受賞している。少女時代からシャーロック・ホームズが好きだったというから、このような小説を書く素地はあったのだろう。
まだ読んだことないので、読んでみようと思う。
WEBを読む限りでは、「刑事の本懐」は、いくつかの作品をひとつのテレビドラマに仕上げられているという。
佐方シリーズとなっているが、テレビで初めて登場したときは、主人公の佐方は弁護士である。いわゆるヤメ検という元検事である。
佐方シリーズの一作目は、すでに弁護士で、二作目と三作目が検事であるので、時系列に並べると、二作目、三作目、一作目という順番になる。
一作目と二作目をテレビで見ていたとしても、それほど深い印象が残っていない。
今回見た三作目は妙に深く残っている。
なにがこれほど深い印象を僕に残したのだろう。
それは、佐方本人ではなく、その父親の潔さ、信念の強さを感じたからかもしれない。
佐方の父親役は、中原丈雄である。
昨年の大河ドラマでは、真田信繁に最後まで一緒にいた真田家の武将、高梨内記を演じている。長澤まさみが演じた“きり”の父親役である。中原丈雄は、最近とみに重みがでてきて、登場するだけでもその場をしめることが出来る役者さんになってきている。
佐方の父親は、企業の弁護士でありながら、横領の罪で、懲役の刑に服する。そして獄中で病死をする。父親は、真相は決して明かすことはなかった。それはかつて窮地を救ってくれた社長への義を通したためであり、弁護士の知識を使えば、懲役の刑を避ける手立てはあったのであるが、それも使わない。
横領したと問われた罪は、すでに死んでいた社長の頼みを守るためであった。残された現金は、自分が死んだ後、息子である佐竹が、まだ高校生だったと思うが、社長の願いとおり、ある女性に渡すのである。
親子とも、真面目な人である、
そんな奴はおらんやろうと、おもわずつっこみたくなる、二人であるが、まだまだそういう人もいるのだ。そういう思いで原作は書かれているのではないかと、勝手に推測している。
柚月裕子の本を読んで、確かめて見よう。
佐方は広島県の出身。

「検事の本懐」というタイトルだ。主演は、上川隆也。シリーズものでこれがテレビでは三作目である。上川隆也が演じるのは、さかた検事である。坂田と思っていたら、佐方と書く。
シリーズ1作目は、2015年1月に、2作目が2016年1月に、そして3作目が2016年12月の放映である。
1作目と2作目も見ていたはずであるが、あまり記憶に残っていない。テレビのサスペンスドラマは、習慣で予約録画して、後で見るということを繰り返しているが、しっかり覚えているものは限られている。
今回のものは、なかなか面白い。
上川隆也主演のドラマには、はずれが少ない。僕はサスペンス物であれば、刑事や探偵がきっちりと真実を明らかにするために、汗をかいて走り回る、論理的に犯人を追い詰めていく、そのなかに主人公の人間性が出てくるものが好きだ。
原作者は、柚月 裕子(ゆづきゆうこ)という48歳の女流作家である。
初めて聞く名前なのだが、WEBを調べると、概略どういう作家であるかが、すぐに分かる。
写真もいろいろ出てくる。
岩手県在住。主婦業をやりながら小説を書いて、10年前に山形新聞の文学賞を受賞している。少女時代からシャーロック・ホームズが好きだったというから、このような小説を書く素地はあったのだろう。
まだ読んだことないので、読んでみようと思う。
WEBを読む限りでは、「刑事の本懐」は、いくつかの作品をひとつのテレビドラマに仕上げられているという。
佐方シリーズとなっているが、テレビで初めて登場したときは、主人公の佐方は弁護士である。いわゆるヤメ検という元検事である。
佐方シリーズの一作目は、すでに弁護士で、二作目と三作目が検事であるので、時系列に並べると、二作目、三作目、一作目という順番になる。
一作目と二作目をテレビで見ていたとしても、それほど深い印象が残っていない。
今回見た三作目は妙に深く残っている。
なにがこれほど深い印象を僕に残したのだろう。
それは、佐方本人ではなく、その父親の潔さ、信念の強さを感じたからかもしれない。
佐方の父親役は、中原丈雄である。
昨年の大河ドラマでは、真田信繁に最後まで一緒にいた真田家の武将、高梨内記を演じている。長澤まさみが演じた“きり”の父親役である。中原丈雄は、最近とみに重みがでてきて、登場するだけでもその場をしめることが出来る役者さんになってきている。
佐方の父親は、企業の弁護士でありながら、横領の罪で、懲役の刑に服する。そして獄中で病死をする。父親は、真相は決して明かすことはなかった。それはかつて窮地を救ってくれた社長への義を通したためであり、弁護士の知識を使えば、懲役の刑を避ける手立てはあったのであるが、それも使わない。
横領したと問われた罪は、すでに死んでいた社長の頼みを守るためであった。残された現金は、自分が死んだ後、息子である佐竹が、まだ高校生だったと思うが、社長の願いとおり、ある女性に渡すのである。
親子とも、真面目な人である、
そんな奴はおらんやろうと、おもわずつっこみたくなる、二人であるが、まだまだそういう人もいるのだ。そういう思いで原作は書かれているのではないかと、勝手に推測している。
柚月裕子の本を読んで、確かめて見よう。
佐方は広島県の出身。
