尺八を聴く
- 2017/02/04
- 00:00
1月の関東の講演会で尺八を聴いた。
講演会の中心は技術講演であるが、最後のセッションがナイトセッションと呼ばれているが、本職ではないが、その分野ではそれなりのことをやっておられる方の話を聴く。
いわば趣味の世界の話であるが、それが趣味のレベルではない、というものだ。
今回は、大学の先生であるが、今は退官されていて、いわゆる名誉教授というタイトルになる。在籍中から長い期間、尺八をやっておられた。
尺八の歴史や特徴という話、座学の部分が30分くらいあり、最後の5分間が演奏である。
大学の教室の中での演奏であり、音楽を演奏するのに相応しい場所ではないのだが、尺八の音をこういうところで聴いていると、妙に心の中に沁み込んでくる。
以前、テレビで藤原道山という演奏家の方のドキュメント番組があり、そのなかで尺八をいろいろなところで演奏したり、また劇のなかで使うための作曲をしたりという話を見た。
それを見て、それまで持っていた尺八の印象が随分変わったのである。
その後、藤原道山の演奏を聴きに行ったこともある。だが、それは一回こっきりだった。
まだまだ尺八は遠い存在だった。
そういうときに今回のプロの演奏家ではない方の話と演奏を聴き、また尺八が近づいてきたような気がした。
もちろん、プロの演奏家とのレベルの差というのは当然あるのだが、尺八に対する思い入れ、惹かれているところというのは、同じなのかもしれない。むしろ、それを仕事としているのではないということで、かえって、純粋な心を感じるのかもしれない。
昔からの雅楽のような演奏もよいのだが、僕の好きな歌を尺八で聴いてみたいと思う。
尺八の音が流れたキャンパス。

講演会の中心は技術講演であるが、最後のセッションがナイトセッションと呼ばれているが、本職ではないが、その分野ではそれなりのことをやっておられる方の話を聴く。
いわば趣味の世界の話であるが、それが趣味のレベルではない、というものだ。
今回は、大学の先生であるが、今は退官されていて、いわゆる名誉教授というタイトルになる。在籍中から長い期間、尺八をやっておられた。
尺八の歴史や特徴という話、座学の部分が30分くらいあり、最後の5分間が演奏である。
大学の教室の中での演奏であり、音楽を演奏するのに相応しい場所ではないのだが、尺八の音をこういうところで聴いていると、妙に心の中に沁み込んでくる。
以前、テレビで藤原道山という演奏家の方のドキュメント番組があり、そのなかで尺八をいろいろなところで演奏したり、また劇のなかで使うための作曲をしたりという話を見た。
それを見て、それまで持っていた尺八の印象が随分変わったのである。
その後、藤原道山の演奏を聴きに行ったこともある。だが、それは一回こっきりだった。
まだまだ尺八は遠い存在だった。
そういうときに今回のプロの演奏家ではない方の話と演奏を聴き、また尺八が近づいてきたような気がした。
もちろん、プロの演奏家とのレベルの差というのは当然あるのだが、尺八に対する思い入れ、惹かれているところというのは、同じなのかもしれない。むしろ、それを仕事としているのではないということで、かえって、純粋な心を感じるのかもしれない。
昔からの雅楽のような演奏もよいのだが、僕の好きな歌を尺八で聴いてみたいと思う。
尺八の音が流れたキャンパス。
