インタビュー(1)
- 2017/02/11
- 00:00
年に2回、会誌を作成している。僕自身が編集をしているのだが、いつも締切時期の間際になって、あわててやっているので、予定していた記事が抜けてしまったりする。
抜けてしまっても、穴があいたようには見えない。ないならないで仕上げるからだ。
前回は、ほぼ毎号掲載しているインタビュー記事が飛んでしまった。
インタビュー記事は掲載するときは、会誌のトップ記事になるので、抜けると大きな穴があいてしまうのだが、ところがそれを埋め合わせるように、前々回から依頼していた巻頭言に相当する記事をもらっていたので、十二分に穴を埋めることができた。
巻頭言に相当する原稿は、北陸地区をまとめている人に書いてもらったのであるが、思いがこもったいい内容だった。会誌の校正原稿が出来上がったときに、改めて読み直して、正直感動した。
原稿を送ってもらったときのワードファイルをPCで読んでいたが、校正原稿の形でPDFファイルを入手して読むと、同じ内容であるが、印象が異なるのが不思議である。
本の原稿も元原稿で読むよりも、本の体裁になると、なぜか重みが違うということがあるが、それと同じだ。
次号はインタビュー記事を必ず載せるということで、インタビューを担当しているHさんと滋賀の草津にでかけた。
ちょうどいい天気で、寒くもなく、気分がいい。
久しぶりにHさんにJR草津駅で会う。Hさんは、食にうるさい。
一食を決して無駄にしない。僕とはえらい違いである。
昼の一食くらいなしでも構わないというのが、長年営業の仕事をやってきたなかで、僕の中には染みついている。
ところが、Hさんはそうはいかない。
ほんのすこし時間をかけて、あるいはもう少し歩いて、いいものを食べるという考え方である。
Hさんと一緒のときは、僕はその考え方に従って、いい食事にありつくことができた。
一回分としてはたいしたことではないのだが、これが積み重なると大きい。
このようなことはなにごとにも当てはまることだ。
小学生が勉強をしている。もう15分、いや10分頑張れば、新しいところをやりおえるのだけど、いまやめてしまうとそこにはたどり着かない。それを毎日繰り返していると、1ヶ月、半年、1年では大きな差になる。結局小学校のときの勉強のでき具合は、そのようなものの積み重ねのような気がする。
この日も、僕は昼抜きで新快速に乗って、草津駅まで行く。Hさんは1時間くらい早く着いて、きちんと昼飯を食べている。
Hさんに会うと、いつもなにかお土産をいただく。それはHさんの地元である三重県のおいしいお菓子だったり、珍しい食べ物である。味がはずれることはない。
三重県というと、伊勢の赤福が定番であるが、赤福以外にもおいしい名産品が数多くあることを、Hさんのお陰で知ることができた。
草津駅で合流して、インタビューの場所へタクシーで移動する。
(つづく)
この日はいい天気だ。

抜けてしまっても、穴があいたようには見えない。ないならないで仕上げるからだ。
前回は、ほぼ毎号掲載しているインタビュー記事が飛んでしまった。
インタビュー記事は掲載するときは、会誌のトップ記事になるので、抜けると大きな穴があいてしまうのだが、ところがそれを埋め合わせるように、前々回から依頼していた巻頭言に相当する記事をもらっていたので、十二分に穴を埋めることができた。
巻頭言に相当する原稿は、北陸地区をまとめている人に書いてもらったのであるが、思いがこもったいい内容だった。会誌の校正原稿が出来上がったときに、改めて読み直して、正直感動した。
原稿を送ってもらったときのワードファイルをPCで読んでいたが、校正原稿の形でPDFファイルを入手して読むと、同じ内容であるが、印象が異なるのが不思議である。
本の原稿も元原稿で読むよりも、本の体裁になると、なぜか重みが違うということがあるが、それと同じだ。
次号はインタビュー記事を必ず載せるということで、インタビューを担当しているHさんと滋賀の草津にでかけた。
ちょうどいい天気で、寒くもなく、気分がいい。
久しぶりにHさんにJR草津駅で会う。Hさんは、食にうるさい。
一食を決して無駄にしない。僕とはえらい違いである。
昼の一食くらいなしでも構わないというのが、長年営業の仕事をやってきたなかで、僕の中には染みついている。
ところが、Hさんはそうはいかない。
ほんのすこし時間をかけて、あるいはもう少し歩いて、いいものを食べるという考え方である。
Hさんと一緒のときは、僕はその考え方に従って、いい食事にありつくことができた。
一回分としてはたいしたことではないのだが、これが積み重なると大きい。
このようなことはなにごとにも当てはまることだ。
小学生が勉強をしている。もう15分、いや10分頑張れば、新しいところをやりおえるのだけど、いまやめてしまうとそこにはたどり着かない。それを毎日繰り返していると、1ヶ月、半年、1年では大きな差になる。結局小学校のときの勉強のでき具合は、そのようなものの積み重ねのような気がする。
この日も、僕は昼抜きで新快速に乗って、草津駅まで行く。Hさんは1時間くらい早く着いて、きちんと昼飯を食べている。
Hさんに会うと、いつもなにかお土産をいただく。それはHさんの地元である三重県のおいしいお菓子だったり、珍しい食べ物である。味がはずれることはない。
三重県というと、伊勢の赤福が定番であるが、赤福以外にもおいしい名産品が数多くあることを、Hさんのお陰で知ることができた。
草津駅で合流して、インタビューの場所へタクシーで移動する。
(つづく)
この日はいい天気だ。
